の続き。

賢さ「レベル0」からどうやって「レベル1」になったか、という話。

 


【レベル1】

そして1ランク賢さがUPしたのは、最初の大学辞めて次の大学受験をした時。
まず最初の大学は理系だった。
しかし理系の大学の講義というのは

「後の仕事に全く役に立たないものばかり」

であった。
正直理系の大学の9割はこの世に不要だと思う。
全部潰して理系の仕事に直結する専門学校にするべきだろう。

ちなみに自分の周りの理系は全員大学の勉強が仕事に役に立ってない。
数えてみると…少なくともどんな仕事についたか知ってる5人は大学の勉強
とは全く関係ない仕事をやっている。
むしろ役に立ててる人いるんだろうか…

もちろん理系も色々あるので直接的に役に立つような学科もある。
そこらへんはまた「理系大学は不要」という話を別にしようと思う。

ともかく、あまりにも役に立たない勉強ばかりだったのでやる気が全く出なかった。
でも今考えると恐らく単純に、

「理系の教科が嫌い」

だったんだろう。
だからせめて「先々役に立つ」というモチベが必要であった。

今考えると、普通に卒業した他の友達があんな意味のない勉強を普通にやってたのは
自分と違って理系教科がそれなりに好きだったんだろうな、と思う。
まぁ理系大学来てるんだからあたりまえかもしれないが…

というわけで、二回目の大学受験を目指した。
今回は大学に入ったら何を勉強するかも大体決めてたし、適性はともかく嗜好性として

文系の方が向いていたからモチベーションもあった。

んで、二回目なんだから

「何で前の大学やめて受験したの?」

と聞かれることの無いよう、はるかに上の大学を目指すことにした。
逆に1回受けてダメならもう実家に帰って普通に働こうと。



〇感覚から理屈へ

そしてたくさん勉強するうちに、

「適当じゃなくちゃんと理屈で問題を解く」

ということを覚えた。
これが「レベル1」である。

頭いい系の人からしたら

「こいつ何当たり前のこと言ってんの?」

と思うだろう。
しかし感性の人間は普通に生きているとそれが中々できないのである。

まだ感性で問題と解いていた高校生のころを思い出してどんな感じだった
か書きだしてみると、

・数学で適当に解答欄を埋める。
なんかよくわからん問題がでてきたら、なんか意味はよくわからんけど
覚えてる公式に数字を適当にブチ込んで何がしかの解答を出す。
ただ、それが何をやってるのかよくわからない。
でも解答欄は全部埋まるので満足する。
もちろんそんなんで解けるわけもなく、返って来たテストは50点とか。
それでも平均点よりとれていたけど。

・解答欄を知ってる語でとにかく埋める。
記憶問題で解答がわからなくっても、そのあたりで出て来たおぼろげに
覚えている単語でうめる。
とりあえず全部の解答欄に「マンモス」と書いておく。

・長文問題
全く思い浮かばなくても冗長な言葉を使ってで指定文字数分埋めておく。

こんな感じ。
そう、おわかりだろう。

「問題を全然理屈で解いていない」

のである。
問題と答えの因果関係とかあんまり考えてない。
とりあえずそれっぽい解答で欄を埋める。
100%間違いだろうな、と思ってもとにかく埋める。
これが感性系の解き方?である。

例えば日本史とかでも単語を暗記するだけである。
個々の意味は考えてない。
本当は例えば、

奈良時代に中国から仏教が入ってきて仏教文化となる。
中国の唐が衰えると遣唐使を廃止し、日本で独自路線の国風文化となった。
平安末期には下級貴族から武士が台頭して力を持ち、貴族を抑え武士が支配
階級となった鎌倉時代がはじまった。
(適当なんで間違ってたらスマソ)

みたいな因果関係の流れで覚えるべきところであるが、そういうのは
全く理解していなかった。

高校の問題は当たり前だが答えが決まっている。
したがってすべては理屈でとける問題である。
なぜそういう答えになったのか、必ず説明できる。
感性みたいな個々の人間に左右されるような適当さが入り込む余地はない。

そういうのがやっとわかったのがこの二回目の受験であった。
以後はある程度「理屈」を頭で使えるようになった。

こうして頭良い系の人は誰でも当たり前にやっていること、がやっとできる
ようになった。

これが「レベル1」である。



〇余談:勉強嫌いを自覚した事柄。

まず勉強嫌いな人は知識問題をどうするか。
勉強好きな人は普通に勉強すればいい。
しかし勉強嫌いは見てるVtuberの名前は憶えても歴史上の出来事は全く
頭に入ってこない。
ということで、

「知識問題は大体ダジャレで覚える」

のである。
「なくようぐいす平安京」みたいなもともとあるやつはそれで覚える。
無いの場合は自分でダジャレを作って覚える。
そしてそれは、

「大体エロネタである」(笑)

興味無いことはインパクトで覚えていくw

あと前回言ったけど、

「文字情報が覚えられない」

ってのがある。
逆に人に聞いた話は覚えてる。
といっても嫌々聞いている学校の授業はおぼえられないんだけど、人と雑談してる時の
話はよく覚えてるし、言葉も結構覚えているのである。

興味のあるおもしろい事柄は覚えられるのはもちろんだけど、どうもインタラクティブな

会話の方がさらによく覚えているようである。


だから本を読むよりYoutubeのおもしろ知識動画とかを見る方が良い。

でも本当は知識ある人に知りたいことを会話して聞きまくるのが本当は一番良いんだろう。
逆に勉強できるタイプは文字を読む方が覚えられるらしい。

あと性格的に受験には向いてないと思ったのは

「一つのことに集中したい」

というのがある。
特に嫌なことをやってる時は1つのことに集中したい。
しかし全教科必要だったので「私立は少数に集中できていいなー」と思っていた。
ただ、後で友達に聞くと「教科が多い方が気分転換になっていい。一つのことばかり
やってるのはしんどい」的なことを言っていた。
そこらへん人によって違うのかもしれない。
まぁ友達は勉強が好きなタイプってのも関係してくるかもしれんが。

あと、自分の行動を分析してみると、

「嫌いなことほど緻密に計画をたてる」

ということがわかった。
でないと嫌いな事をやらないからである。
逆に好きなことは放っといてもやるのでそんなに細かく計画はたてない。
勉強は「毎日何問、1か月でこの問題集を終わらせ、あの問題集をやる」など、
完全に計画をたてやった。

そしてこれは以前にも言ったけど、

「計画はゆるくする」

のがコツであった。
毎日8時間勉強するなら7時間ぐらいで済むスケジュールにしておく。
余った時間は勉強をもっと進めてもいいし、違う勉強にあててもいい。
これは、

「勉強が嫌いな人が計画をたてるためのコツ」

である。
勉強が嫌いな人はスケジュールが遅れて来ると、先々でその埋めあわせをしなけれ

ばいけないことを思ってうんざりし、ものすごくやる気がなくなる。

ただし合格体験記なんかを読んでると「計画は多めがいい」みたいな事が書いてある。
こういうのは勉強が好きな人がやることである。嫌いな人が参考にしてはいけない。
勉強が嫌いじゃない人にとっては積みゲーを消費するような感覚なんだろう。



〇受験必勝法(笑)

正直勉強できないアホが勉強できるようになるのは限界があった。
鬼門なのは、

「英語」「数学」

この二教科である。この2つはできるようになるのに時間がかかる。
河井塾の有名な先生も「勉強してるやつは英語ができることが多い」と言ってた。
まぁその先生は生徒への暴力行為で辞めさせられていたが(笑)
数学に関しては好きな人は遊び感覚で勉強できちゃうのかもしれないが、勉強嫌い
はそうはいかない。

そして自分は「英語」というものが何となくわかって来たのが高2の半ばであった。
最初からわかってた人より4、5年は遅れている。
もう遅れの取り戻すのは無理と思い込んでしまった。
そこで、現役の時は「英語をあきらめた」のであった。

それが2回目の受験で大きく響いた。
英語の成績が全然上がらない。そこで、

「2回目の受験も英語をあきらめた」

のであった。
とは言ってもこつこつ英語の勉強はしていく。しかしそれでは間に合わない。
そこで、英単語を頭にめちゃくちゃ詰め込んだ。
そうして、

「英語長文の内容は、知っている単語から類推する」

ということを行った。
英語力より国語力とメタ読みである(笑)
自分はメタ読み力だけはあったので(笑)この方法でいけた。
間に合わない人はやってみるといいかもしれない。
ただしリスニングには全く通用しないが…

そして次に数学。これは正直失敗した。
センター(今は共通テスト)数学の対策を全くしなかったのである。
勉強は各大学の最も高難易度な問題を集めた問題集のみを勉強した。

「最難関の問題が解ければセンターも解けるやろ」

という甘い考え。
一人暮らしの部屋で何の情報も得ずに一人で勉強をしていた弊害である。
この勉強が失敗と成功の両方を引き起こした。

そしてセンター試験本番。
そんな甘っちょろい勉強でどうにかなるはずもなく、失敗した。

判定的にはD判定であった。
しかも悪いことに、センターで悪い点をとった教科が二次試験で配点が
高く、逆に良い点をとった教科は配点が低かった。
実質E判定ぐらいだろう。

二次試験前日。ホテルに泊まった。
この時点でほとんどあきらめていた。

「しょせん自分ごときが一流大学なんて受かるわけがない」

そう考えながら、アパートを引き払って実家に帰ることを考えていた。
もうホテルでは勉強もしなかった。
20歳越えていたので、ビールを飲んで酔っ払って寝た(笑)

んで試験を終えて帰宅し、合格発表。
なんと合格していた。

これはどうも超難問ばかり解いていた数学の勉強が功を奏したらしい。
二次試験の数学は普通に解けた。
むしろ超難問ばかり解いていた自分にとっては所詮文系の数学である。

「こんなに簡単な問題で大丈夫なんだろうか。皆解けて差がつかないんじゃ。」

と試験中に思った。
試験時間は2時間だったが、5問ある内4問を見直しも含めて1時間で解いた。
しかし残りの1問が残りの1時間を全部使っても解けなかった。

結局この数学が決め手となってギリ合格となったようである。

教訓。
二次試験とは別にセンター試験(共通テスト)の対策はきっちりしよう(笑)



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以上。
レベル1であった。
長々と長々と長々と書いたが、要するにレベル1は

「理屈で物事を考えることを覚えた」

というだけである。