自分が後天的にうまく頭を使えるようになった経緯を書いておく。
普通アホはアホのまま、賢い人は賢い人のままである。
自分みたいなアホからある程度頭を使えるようになった人は何万人に1人レベルだろう。
もちろん当人比であるので、ナチュラルに賢い人にははるかに及ばないが…
その上、その覚えた頭の使い方は現状それほど役にはたっていない。
何万人に1人レベルで足の小指が長いとか、そんな感じとあまりかわらない(笑)
とはいえ恐らくものすごく希少なケースであるので記しておきたい。
まぁ大体自分語りだし長いし他人が参考になる話かもわからないのであまり
期待はしないで欲しいが。
頭がよくなるといっても直線的に「勉強ができるようになった」みたいなも
のでもないないので…
~~~
〇賢くなる段階
まず、自分の場合、賢くなる段階がいくつかあった。
最初をレベル0とする。
これはパッパラパーである(笑)
次にレベル1。
これは2回目の大学の受験勉強をした時。
今までの勉強と違い「初めて勉強という物をした」と感じた。
次にレベル2。
大学で質の高い教授達に「物事の調べ方」というのを初めて教わった時。
次にレベル3。
イベントを全て自分の力ですることによって初めて「考えるということは何か」
を知った。
まぁ簡単には分類できないけど、大まかにいうとそんな感じであった。
【レベル0】
自分のデフォの賢さレベルである。
賢いかアホかと言えば完全にアホ側の人間であった。
普通の人生を送ればアホのままで終わっただろう。
まともな親で好き勝手に生きれれば勉強せず大学には行けなかったかもしれない。
その分人生ははるかに楽しかっただろう。
まず自分には
「何の才能もなかった」
パワー、運動能力、運動神経、手先の器用さ、その他何もかも平均を下回った。
その上根気もなかった。
子供の頃は「ゲームにハマっていたな」と自分は思っていた。
ただ、親いわく、ゲームやってても呼ぶとすぐ来たらしい。
そういやゲームのやりすぎで親に怒られた覚えが一つもない。
好きなことでさえ長時間やるほどの根気がない性格であった。
唯一他人より上回っていたのが
「IQが高いこと」
であった。
といっても天才レベルで飛びぬけて高いわけじゃなかったが。
ただ、唯一の得意分野であったので、そこで勝負するしかないと思い込んでいた。
ただし、実は
「IQと賢さはそこまで大きくは関係しない」
というのが実際である。
そんなに甘くない。
でもまあなんとかIQのある程度の恩恵と、嫌々ながらちょっとは勉強していたので、
中学校では「勉強ができるグループ」に入っていた。
ただし、グループでの序列は最下位である。
中学生の時の全国テストの偏差値はなぜか覚えていて57であった。
57なんて良い高校行った人から見れば噴飯レベルのクソザコである。
そのままのレベルならFランかそれ一歩手前の大学にしか行けない成績である。
とてもそっち方面で戦えるレベルではなかった。
一番まだできる分野でその程度であった。
そして高校受験。
田舎特有の進学校で、例えば
「偏差値60以上はどれだけできても全員その高校」
みたいな高校だった。
その1つしかないまともな進学校へなんとか受かった。
ただ、受けた人のなかで点数が恐らく最下位であった。
合格発表を同じ中学の受験生同士で一緒に見に行くんだけど、その途中でみんな
自己採点を言い合う。
そこはよく覚えている。
自分が最低で92点(125点満点)、次が98点、他は全員100点以上。
110点代の人も結構いた。
「あ、落ちたな」と思ったけどなんとか受かっていた。
後で高校の友達に聞くと80点代もいたようである。
ただ、合格者450人中、下50番には入っていただろう。
ちなみに中学模試で地区1位をとった人や県1位をとった人もその高校に来ていた。
ちなみに後年、名古屋の知り合いに聞いた所、偏差値2ごとに高校があるとのこと。
もし都会にいたらろくな進学校いけなかっただろう。
〇アホのトロコン
自分の頭脳系に対する基本性能がどれだけアホなのか。
そうそうたる経歴を披露しよう(笑)
・忘れ物が多い
以前も言ったが、忘れ物の多さは群を抜いていた。
小学校の時はよく家に忘れ物を取りに帰っていた。
まぁ「授業受けなくてよくてラッキー」くらいに思ってたが(笑)
昔は「なんで自分は人と比べ物にならないくら忘れ物が多いのか」と
思っていたが、多分ADHDちょっと入ってるな、と後で思った。
普通に人ができるのに自分にできないことが、この忘れ物みたいに
ちょくちょくある。
たとえば、高校の初登校日もプリントで連絡を貰っていたのに直前に
なって気づいて朝から写真屋を叩き起こして証明写真をとってもらった(笑)
宿題もあんまりしなかった。
夏休みの宿題を完遂したことはない。
今はタイマーとか色々対策して大丈夫になってるが、重要でないことは
やはりよく忘れる。注意欠陥という奴だろう。
・高校で赤点を3つ取り独走
高校の成績は10段階なんだけど、1は単位不認定。
だから実質2が最低なんだけど、2は赤点で、ほぼ取る人はいない。
そして2をとると親に注意を促す封書が送られる。
そして自分は封書を3つ貰った。
ちなみに自分以外は1つ貰った人が最高で、2つ貰った人もいない。
学年450人の中で完全に独走状態であった(笑)
以前にも書いたが英語で学年最下位をとったこともある。
しかもこれ、全く勉強を放棄していたわけではなく、ある程度していて
このていたらくである。
この時は勉強のやり方、というのが全くわかってなかった。
・文字情報が覚えられない
小説とかアニメとかゲームとか、視聴しても全く内容を覚えていない。
これは現在もそうである。
例えばFF6なんてある程度期間をおいて3回以上クリアしたのに
ストーリーを全く覚えてない。
それどころか登場人物の名前すら1人も覚えてない。
よくゲームで「記憶消してもう一回やりたい」とかいうけど、ナチュラル
にそれがやれてしまう(笑)
基本的に理屈の人間ではなく感性の人間なので、音楽とか映像とかはよく
覚えてるんだけど、文字情報を全然覚えてないのである。
これは勉強ができない人の特徴で、勉強で勝負するには結構致命的である。
ここらへんは自分の仕様なので仕方がない。
ただ、友達付き合いは結構ある意味で悲しい状態であった。
なぜなら友達の賢いグループはほとんど理屈で語る人ばかりである。
趣味も理屈のおもしろさ重視であり、感性重視の自分とは異なっていた。
だから、
「ほんとうに自分が好きな方面の話題で友達と語り合ったことがほぼない」
のであった。
友達にあわせて自分がおもしろいと思う一軍的な話題では無く二軍的な話題
でしか会話できなかった。
オタク的な話をできる友達も1人もいなかった。
現在進行形で、例えばVtuberの話とかできる知り合いは皆無である。
仮に勧めたとしても、それらをおもしろいと思うタイプの友達はほぼいない。
〇高校の成績と最初の大学受験
高校の成績は1年の時は惨憺たる結果だった。
ただ、2年の頃から上がり始めた。
自分もすっごい嫌々ながらちょっとは勉強してたってのはあるけど、どっち
かと言えば自分が上がったと言うより周りの成績が落ちていった感じだった。
どうも中学と高校の勉強の質は違うようで。
中学時代に良い成績をとっていた子がなぜかどんどん下がっていく。
やはりそこらへんも勉強の才能みたいなのがあるんだろうか。
自分にはわからないが。
中学と高校の勉強の質の違いは一流大学に行った人の間でも見られた。
受かった人はほぼ全員が住んでいた場所でトップの進学校出身なのは共通する。
ただ、現役で受かった人と1浪2浪の人がいる。
現役と1浪の人は同じタイプ。1浪の人は現役時代たまたま落ちたか少し学力
が足りなかったかという違い。
しかし2浪の人は「高校の勉強に適応するのが遅れた」タイプが結構いる。
自分には全くわからない世界だが、偏差値70とかの進学校に行くような奴らは
中学時代はほぼ勉強しなくても上位数%の成績が取れるらしい。
もしくは勉強してる意識がないか。
ともかく自然体でそのくらいの成績がとれる。
ただ、そういう人も高校になると「意識して勉強」しないと良い成績がとれなくなる。
んで、高校にうまく適応できた器用なタイプが現役で受かり、適応できなかった不器用
なタイプが高校で成績が落ち込み、遅掛けながらようやく高校の勉強に適用し、だいぶ
回り道して2浪して受かる。
そのように中学と高校の勉強はやはり性質が違うようである。
ちなみに現役生の方が完全に優秀だ、というわけでもなく、2浪の不器用タイプは
コツコツと勉強していく研究者とかには向いている人も多い。
自分の話にもどると、高3の時には学年450人中、上100番以内に入るくらいには
なっていた。
といっても所詮田舎の進学校。毎年上2人は東大レベルだが、100番の自分は偏差値50
ちょいぐらいの大学へ行った。ちな第一志望落ちて第二志望だった。
〇余談:勉強の才能
学歴の高い人間は、基本的に「勉強が好き」である。
こう書くと「好きじゃない」という人もいるかもしれないが、それは比較的な話である。
少なくとも勉強が本当に嫌いな人間よりははるかに好きである。
一番勉強に向いている人は、勉強が好きな上に自分で勉強してもやってけるタイプ。
こういうタイプはほっといても勉強ができる。現役合格タイプである。
塾とかも何も必要ない。特別なことをしなくても勝手に勉強ができる。
次に勉強に向いているタイプは、勉強が好きであるが、不器用で勉強の仕方がわからないタイプ。
その人に合ったよい先生やよい学習塾にめぐりあえばぐっと成績が伸びる。二浪タイプ。
学校でも好きな先生なら成績が伸びる。ただし合わない先生だと成績が落ちる。
そして自分みたいに勉強が嫌いなタイプ。これは何をどうしても勉強が嫌いである。
だから世界で最も優秀な教師を連れてきても特に成績は変わらない。自分がそうだった。
今まで教師の良し悪しで成績が変わったことはない。
教師が良かったところで勉強に興味を持つことは全く無い。
小学校~高校の勉強がおもしろいと思ったことも今までに1度も無い。
結局全て自分の努力次第で決まる。
とどのつまり才能で全部決まると言ってもいい。
自分は特殊な環境におかれて勉強がある程度できるようになったが、本当に極々稀なタイプである。
以後の話は、嫌いなことを半生しつづけてきた世にも稀な自分の話となる。
個人的に「努力が足りない」とかほざくやつは自分が才能に恵まれていることに気づいてないやつである。
自分の素養のある方面で努力するのは簡単であり、素養の無い方面で努力するのはめちゃくちゃ苦痛である。
そんなことを言ってる奴は全身の骨を折って川に流してやればよい(笑)
~~~
以上。
ここまでが自分がレベル0だった時の話。
その頃は勉強大嫌い&勉強の仕方がわからなかったが、これでもがんばって勉強したと思う。
レベル0のままならこの最初の大学レベルあたりが上限だっただろう。
自分と全く同じ能力の人が100人いて、それぞれ別の環境で育ったら、自分の学歴はそのうちの
上位20人には入っているんじゃないかと思う。
そんだけ勉強には適正はなかった。
続き