育毛と運動
育毛と運動は関係が無いように見えますが、
身体全体の健康が頭皮・毛髪にも良い影響を与えるのです。
運動による血行促進
育毛剤やマッサージで育毛に励んでも、
運動不足による血行不良を改善しない限り、
部分的・一時的な育毛に過ぎないのです。
血行が悪くなると栄養素が毛根に行き届かなくなり、
毛細胞の増殖に悪影響があります。
この結果、抜けやすい毛が生えたり、そもそも毛自体が生えなかったり、
さまざまな頭髪トラブルを招いてしまうのです。
普段の育毛に対する努力を無駄にしないために、
身体全体の健康にも気を使いましょう。
ストレスの発散
ストレスは現代人に付き物ですが、
それを飲酒や喫煙で発散しようとすると育毛に悪影響があります。
適度な運動はストレスの発散に有効ですから、
健康のためにも心のためにも心掛けたい事項です。
育毛と飲酒・喫煙
飲酒・喫煙は健康に悪影響を及ぼす事で知られますが、
実は育毛にも影響を与えているのです。
育毛と飲酒
飲酒は必ずしも悪影響を及ぼすとは限りません。
アルコールは血流を良くしますし、
お酒が好きならストレス発散にもなります。
しかし、深酒は育毛に悪影響を及ぼします。
髪の毛はアミノ酸で生成されるのですが、
アルコールの解毒作用に必要なのも、やはりアミノ酸なのです。
よって、大量にアルコールを体内に取り入れると、
その解毒にアミノ酸が使われてしまい、
髪の毛にアミノ酸が使われなくなってしまうのです。
髪の毛は生命維持に関係が無いとされているため優先順位が低く、
栄養が少なくなると影響を受けやすいのです。
健康のためにも、もちろん育毛のためにも、
過度な飲酒はやめましょう。
育毛と喫煙
影響があるかは程度によるお酒とは異なり、
喫煙は育毛にとって天敵とも言える存在です。
喫煙が悪影響となる理由にニコチンが挙げられます。
ニコチンは血管の収縮作用があり、血流量が低下します。
この結果、毛髪の生成を行う細胞に血液が行き届かなくなり、
発毛力が落ち、抜け毛が増え、最終的には発毛が行われなくなります。
また、最近の研究で喫煙が男性ホルモンを増加させる事が分かっています。
男性ホルモンの一種「ジヒドロテストステロン(DHT)」は、
男性型脱毛症の最大要因と言われるホルモンで、
DHTを阻害する育毛剤が数多く売られているほどです。
喫煙は二つのリスクを同時に背負う行為であり、
育毛の天敵と書いたのもうなずける事でしょう。
育毛と食生活
薄毛・抜け毛の最も多い原因とされているのは、
実は私たちが普段から行っている生活習慣と食生活です。
髪の健康は身体の健康なくしてはあり得ません。
普段からバランスの良い食事をとり、
その上で育毛に必要な栄養素の摂取を心がけましょう。
また、普段の食事では摂取できないようなものや、
どうしても摂取しづらい栄養などはサプリメントなどで補うことも方法の1つです。
育毛の必須栄養素 亜鉛
毛髪を形成するケラチンは、体内で合成出来ます。
その際に必要なのがビタミン 、そしてミネラルです。
特に亜鉛はケラチンの合成に深い関わりがあり、
亜鉛が不足するとケラチンの合成に不都合が生じ、頭髪トラブルが起きます。
ビタミンB6を多く含んだ食品は、
牡蠣やレバー、そして牛肉、小麦、チーズなどがあります。
しかし、亜鉛は過剰摂取すると鉄や銅の欠乏を招きます。
摂取出来る上限量は一日30ミリグラム。
一日の必要量は、男性で8ミリグラム、女性で6ミリグラムとなっています。
育毛の必須栄養素 ビタミンB6
毛髪を形成するケラチンは、
アミノ酸「メチオニン」によって体内で合成出来ます。
育毛の必須栄養素 アミノ酸
ケラチンを体内で合成するにはビタミンB群の働きが必要で、
中でもビタミンB6がケラチン合成の補酵素となっています。
ビタミンB6が不足すると、枝毛・抜け毛の原因となります。
更に、ビタミンB6は脂質の発生を抑制する働きがあり、
皮脂の分泌が過剰な方には、頭皮の環境を整える効果もあります。
ビタミンB6を多く含んだ食品は、
レバーやメキャベツ、鮭、卵黄などがあります。