私と音楽と歌について書いております。
今回は高校編その2です。
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高校入学式当日に担任の先生から
志望大学のアンケートをもらい
唯一知っている地元の短大を記入し提出した私。
その後、歌の師匠である杪谷恵子(ほえたにけいこ)先生に
「急に大学のことを言われても
全く分からないので、短大って書いて提出しました」
とのんきに報告したところ・・・
「この先、歌を、音楽を続けようと思っているなら
絶対東京に行きなさい」と熱く言われました。
後々分かるのですが、
杪谷先生自身、東京の大学に行きたかったそうですが
色々な条件が合わず地元の短大に進学したそうです。
歌を続けたいなら東京かぁ~
そういうものなのかぁ~と
素直に聞き入れた私は
両親にその旨を報告しました。
それを聞いた父は
「え?短大でいいんじゃない?福井県から出ないように」
と言われ
私は親が言うならそうなのかな~と思い
後日また杪谷先生に報告したところ
作戦会議が始まりました。
「いきなり東京の大学と言っても
お父さんは想像がつかないと思うから
まずは福井で行っている声楽の演奏会に
なるべくお父さんと一緒に行きなさい。
回数重ねれば
また意見は変わってくると思うから。
長期戦になるけど、頑張りなさい」
ということで
またまた素直な私は
言われた通りに行動することに。
音楽科に在籍していれば
コンサート情報は楽に入手出来るので
父に時間を作ってもらって
可能な限り一緒に演奏会に行きました。
田舎なので、そう頻繁に演奏会が
行われているわけでは無いですが
歌やピアノ、その他楽器の演奏会に
色々行きました。
最初の頃は全く分からないと言っていた父も
聴く回数が増えると
「あの人の演奏良かった」とか感想を言うようになっていました。
最終的には
「上手いなと思う人は大体、東京の大学出てるなぁ~
おまえも上手になるには東京行かないとかぁ・・・」と
意見が変わり
東京の大学受験の許可が下りました。
しまいには、お隣石川県まで
中丸三千繪さんの歌を聴きに父と一緒に行って
父は非常に感激していたので
杪谷先生の作戦は大当たりでしたね。
ちなみに母は
父の説得は自分でしなさい的スタンスで
見守り体制でした。
二人して東京行くの反対!とかやられずにすんだので
そこは感謝ですね。
高校編~その3~に続く