杪谷恵子先生 メモリアルコンサートvol.2

2023年8月11日(金)祝

福井県立音楽堂 ハーモニーホールふくい小ホール

開場 13:00  開演 13:30

一般1000円 小中高障500円

問い合わせ ikue.yoshimura.soprano★gmail.com

         (★は@に変えてくださいね♪)

〈出演者〉

ソプラノ 伊藤靖子・小川杏佳・柴田夏希

常田靖子・吉村育恵

メッゾ・ソプラノ 菅谷枝舞・山﨑和華

バリトン 和田拓実

アンサンブル 小川杏佳・黒宮咲・柴田夏希

特別出演 曽我淑人

友情出演 福井市少年少女合唱団

ハープ 白﨑ひとみ

ピアノ 中村はるな・中村領子・三崎素美

  

私と音楽と歌について書いております。

今回は高校編その1です。

 

~幼・小学編~はこちら

~中学編その1~はこちら

~中学編その2~はこちら

~中学編その3~はこちら

 

音楽科の高校

未知の世界の方もいらっしゃると思うので

説明しますね~

福井県で唯一の音楽科がある高校でしたが

現在、音楽科は残念ながら廃止されています。

 

授業は普通に5教科7科目+体育がありました。

選択授業(音楽・美術・書道)はなく

その変わりに

音楽理論とソルフェージュ(聴音・新曲視唱)

個人レッスン(専攻・副専攻・副楽器)

がありました。

私の場合は専攻が声楽です。

他の専攻としては

ピアノ・オルガン・ヴァイオリン・フルート・クラリネット

ハープ・チェンバロがあったのは記憶しています。

ハープは地元福井の企業が生産台数日本一(世界2位)だったりします。

クラスメイトで多かったのはピアノですね。

あとはオルガン、ヴァイオリンと続いていきますが

同級生でハープやチェンバロ専攻の人は居ませんでした。

先輩にハープ専攻の方が居て

かっこいいなぁ~と密かに思っていました。

 

副専は声楽専攻の人はピアノでした。

ピアノ専攻の人は声楽を学びます。

他は・・・鍵盤楽器の人は声楽を

そうじゃない人はピアノを・・・

といった感じだったような。

残念ながら記憶は曖昧です 笑

 

副楽器は本人の希望楽器が学べました。

第3希望ぐらいまで提出したような気がしますが

楽器は

ヴァイオリン・フルート・クラリネット・ハープ(ノンペダル)

は購入しないとダメだったので

私立の高校入学で既に親に負担をかけていると思った私は

買えと言われないだろうチェンバロを選択しました。

 

中学の時に吹奏楽部顧問から

「音楽をやるなら音楽科のある学校に行きなさい」

言われた意味は大学受験準備の段階で

ようやく理解しました。

音楽科では大学受験に必要な音楽科目が

普通に授業に組み込まれているので

特に苦労することなく大学受験準備が可能でした。

専門性のある科の利点でしたね。

各音大の試験傾向なども先生方は熟知しておられたので

バックアップ体制はしっかりしていたと思います。

 

ただ5教科+7科目のほうは

かなりゆる~い授業内容だったので

センター試験を受ける人達は

自分でより勉強をしないといけないような感じだったので

選ぶ大学によっては大変だったもよう・・・

 

そんなことを何も知らずに高校入学した私は

入学式当日、担任の先生から

「今から志望大学のアンケートを取ります」

と言われ焦ることになりました。

 

高校入学出来た~♪わぁ~い♪友達沢山出来るかな♪

と思っていたので

志望大学???????

そもそも音大って知らないよ?となり

唯一知っている地元の短大を記入することに。

 

このやり取りを後ろから見ていた母は帰宅後に

「大変なところに入ったわね・・・」と言い

「ほんとにね・・・」と返したのは

今でも強く覚えています。

 

「高校入学早々に志望大学を聞かれ

分からないから短大を書きました」

とのんきに杪谷先生に報告したことで

私の進路が決まっていきます。

そんな話の続きはまた次回。