162345
書く書くと言って全然書いてない・・・、
今日の題目は競艇の進入スタイルについて。
多くの人が一番多い並びは「123456」の枠なりと答える。事実、枠なりが圧倒的に多くなる。では、2番目に多い並びは?と言われると結構悩むはずだ。
その中で、ここ最近、特に大きなレースでよく見かけるのが6号艇が2コースに入り162345という並びになることだ。
<6コースが遠い>
まず、この進入の意図としては
1)艇番通り6コースだとなかなか勝てない。
2)しかし1コースまで回り込むと深くなってしまいやはり苦しい
3)そこで、1号艇に1コースを譲り、自らは2コースから捌いていく方が勝ちやすい
というものだ。手順としては
1)6号艇がやんわりと(ここが重要)前付けにいく。あくまで浅い2コース狙いなので無理に1コースを取ることはしない
2)1号艇より先に舳先をスリット側に向ける。但し、1号艇が入れるように空間を空ける。
3)現行ルールだと6号艇が150m見透かし線=2マーク横を通り過ぎるまでに1号艇は舳先を向けないと待機行動違反を取られるので1号艇は6号艇が2マーク横を通り過ぎる直前に舳先をスタートに向ける。
となる。強引な前付けではなく、やんわりとコースを取りに行くことがミソ。無理矢理取りにかかると自滅するのを避けるのがこの手だ。
先日のグランドチャンピオン決定戦(戸田)の場合、4号艇で動いたのは上瀧選手だけだった。しかし6号艇で動いたのは準優の松井選手など8人。
で、今やっている周年との関係は?と言うと
江戸川:ローカルルールを考えると全レース枠なり
丸亀:西島も上瀧もいるが、阿波もいる。
ま、江戸川は枠なり3対3になってしまう。しかし今回の丸亀の場合、前付けしそうな人間もいるが、阿波がいる。しかもチルト3度OK。チルト3度がいなければ常に162345の目はある。しかしチルト3度がいるときつい前付けはまずない。そういう面で、チルト3度のいないときに6号艇は動くかは注意すべきだ。
しかし、5号艇はあっさり6コースを許容するのも変だよな・・・。
「立候補しない」を選べない共産党
今日「出直し」千葉市長選が行われ、民主党ほか推薦で前市議の熊谷俊人氏(31)が自民・公明推薦で元副市長の林孝二郎氏(63)、共産公認で党県委員の結城房江氏(65)の2人を破って勝利した。これで民主党は名古屋市、さいたま市に続いて政令市3連勝。都議選、総選挙に弾みをつける結果になった。
これだけ見るとよくある自公VS民主VS共産の構図だが、この構図になるまでの過程が問題。特に、なぜ共産党が結城氏を擁立したか?が議論の対象になる。
<出直しだが予定通り>
まず、今回の選挙は前の鶴岡市長が不祥事で辞任したので「出直し」ではある。しかし、日程面ではもとから6月14日で確定していた。その中で自公は副市長の林氏と決めた。さらに、民主党に社民党、共産党ほかが一致団結して熊谷氏を擁立し、2人による勝負となる手筈だった。告示5日前までは。
<結城氏はもう出る気なしだったのに>
この空気が突如おかしくなったのが告示5日前・5月26日。共産党が「公認で」結城氏を擁立すると決めた。ではこの結城氏、どんな経歴なのかを調べてみると
1975年~2003年:千葉市議
2003年:県議選(千葉市美浜区選挙区)に鞍替えするも落選
2005年:市長選に共産党「推薦」で立候補するも落選
2007年:県議選(同選挙区)落選
28年の長期にわたり千葉市議を勤めていたが、何らかの指示で03年に県議選への鞍替えを指示された。しかしこの選挙区は2人区。しかも自民・民主で分け合う空気。駄目押しに地域政党の候補もいるという最悪の選挙区だ。これでは勝てない。この後も市長選、県議選と勝ち目の極めて薄い選挙で負けている。
さて、ここで05年と今回の違いは何か?「推薦」と「公認」だ。05年「推薦」だったのが今回「公認」。共産党・首長選で推薦と公認は全然違う。「推薦」の場合は曲がりなりにも支持団体の支援を受けて立候補する場合に用いる。対して、公認の場合支持団体の支援はなく、口悪く書くと「本部指示」で立候補した場合に用いているように思える。必然的に、公認の方が「当て馬」の側面が強くなる。
<政治FC・日本共産党>
なぜ「公認」かは前述の「熊谷氏を推薦する方向で決めた」から明らかだろう。今回の場合、千葉市の幹部は熊谷氏で勝ちに行くべきと言う思想だった。しかし、本部が何らかの圧力をかけ、強引に立てさせた。結城氏も本部指示となると逆らえない。かくして、結城氏は立候補せざるを得ない状況に追い込まれた。
この現象をどう表現するか。私は「日本共産党=政治フランチャイズ」と揶揄したくなる。地域性無視して1つの政策をどの地域でも訴える、中央の指示は絶対に逆らえない。ある意味フランチャイズよりもえぐい指示を何食わぬ顔で言う組織なのである。
今回の選挙でも、民主党色が強すぎている点だけで立候補指示。これが次の総選挙に本当にプラスの効果を与えるのか?
<捨てる度胸を>
今の共産党の能力だと自公VS民主VS共産の1着勝負は基本的にやらない方が望ましい状況になっている。もちろん、自公民VS共産の構図なら勝敗は別にして戦う余地はあるだろうが。その中で本来戦える多人区で取りこぼしを起こしているというのであればそれはなくすべき行為である。今の空気は決して共産党に悪い空気ではない。むしろいい空気。それを勝てない選挙に出ることで壊しているとすれば非常に勿体ないことだ。
糞求人
しかし、ほったらかしだ。まずい。
さてと。今日は駄目な求人の話。
まずはA社のバイト。場所は名古屋中心部、繊維、それも下着を扱う問屋で創業30年以上の会社が職安に出していた。しかし、4月に出したのに6月になっても残っている。何故か?
理由は単純。給料が安すぎる点と仕事の内容として書いていることと実際にやって欲しいことが余りに相違するのだ。
まずは給料。時給750~1000円。普通下の数字がデフォと思う筈。名古屋市内の場合、コンビニでも750では多分来ないだろう。まあ800、常識的には850だろう。
次に業務内容。値札を付けるなどでぱっと見は女性が欲しいように思える。しかし実際は20kg以上の荷物を運んで欲しい!そんなこと、どこにも書いていない!しかも要普免だから配送を示唆している。もし配送もとなれば前述のレートは1000円以上でないと来る訳がない。
次のB社。名古屋市郊外、検査会社、分析補助で時給800円。「分析経験者歓迎」と書いている。これも給料が安すぎる。主婦をターゲットにするなら「未経験歓迎」と書くべきだし、逆に「残業できる人希望」からある程度長時間働ける人が欲しいなら800円ではまず来ない。常識的には1000円は必要だ。
そして、このB社、もっと悲惨なのは人事が機能していない点だ。実際に人事の人間と話してわかったのだが、人事がどのようなフィルターをかけるべきか把握していないのだ。ただ現場が「こういう人が欲しいので求人出してくれ」とだけ書いて人事は何も考えずに求人を出す、価格感覚がないからデタラメな価格付けで誰も来ない。こんな企業に仕事を頼めるか?
今の不況で人が欲しい会社は絶好のチャンスではある。だからこそパートでも正でも仕様書、相場をしっかり作り込んで求人誌や職安に出して欲しい。B社の場合、所轄の職安に行けば見やすい位置に貼っている。それでも寄らない意味をよく考えて欲しい。
しかし、民間も民間でタクシー会社の求人にフィルターかけられないのか?誰がどう見てもタクシー会社は求人出してはならないでしょ。求人出すせいで辞めていく気がする。
菊池騎手引退・・・。
JRAのHPを見ていると「菊池憲太騎手引退」とあった。今日の2つめはここから。
2ちゃんねるの「現在連敗中の騎手を見守るスレ」を見ていると最後の勝利が2002年(!)、141連敗中(ともにJRAの成績のみ)。干され出すととことん騎乗がなくなり、負け続ける・・・。その中で引退を余儀なくされる。菊池に限ったことではないが、特にJRAの場合騎手が多い分駄目ならポイ捨てに出来るのだろう。逆に地方だと騎手が少ないし、騎乗制限があるので下手な騎手でも騎乗機会はそれなりに得られる。
さて、今日終了現在の連敗ランキングは(これもJRAの成績のみ)
順位 氏名 _連敗数 前回勝利 今年騎乗(5/31まで)
1位 高橋智大 181連敗 07.05.05 30
2位 荻野 要 130連敗 05.10.29 17
3位 鈴来直人 121連敗 07.12.01 12
4位 西原玲奈 119連敗 04.01.17 0
5位 田中 健 109連敗 09.02.08 156(4勝)
6位 大江原圭 104連敗 **未勝利 17
7位 千葉直人 102連敗 08.12.28 98
8位 宇田登志夫 100連敗 05.01.30 5
9位 増沢由貴子 *96連敗 04.06.20 8
10位 大下 智 *96連敗 08.08.30 52
まあこの中で田中健と千葉はじきに抜けるとして、残りの8人が勝てるのか?特に西原は昨年9月の札幌以来JRAで乗っていない。(LJSで地方では金沢、高知、荒尾の3箇所で乗ってはいるが昨年の話)所属厩舎がない状態で騎乗機会があるのか?これではいつ辞めるのか?と勘ぐらざるを得ない。
最後に、菊池は調教助手などでJRAに残らないようだ。競馬を嫌になったのか?28歳でどうするのだろう。
日本ダービー-2分33秒7
最近更新がいい加減になっているが、体調のせいか怠けのせいか。
さて、今日日本ダービーが行われた。結果は周知の通り
1着:ロジユニバース(横山)
2着:リーチザクラウン(武豊)
3着:アントニオバローズ(角田)
となったのだが、勝ちタイムに注目。2分33秒7。昨年が2分26秒7だから7秒遅い。2分30秒を越えたのは85年のシリウスシンボリ(2分31秒0)以来、今年より遅かったのはなんと1969年のダイシンボルガード(2分35秒1)まで遡るという40年ぶりの超スロー決着となった。
なぜ超スロー決着になったのか?理由は単純。極端に重い不良馬場になったのだ。今日の天気をみながらどう攻めるべきかを考える。
そもそも、4Rの段階では天気:曇、馬場は稍重だった。
今日東京で行われた芝のレース7レースの勝ちタイムを並べてみる。
4R 3歳未勝利 1400m芝 1分23秒5(稍重)
5R 3歳500万 2000m芝 2分02秒0(稍重)
ここまでは芝:稍重、ダート:重。この条件なら勝ちタイムは2分27秒前後だったはずだ。しかし、ここから天気は急変し、一気に馬場は重くなる。
7R 古馬500万 1600m芝 1分38秒0(稍重)
8R 古馬1000万 2400m芝 2分35秒7(重)
9R 古馬1600万 1800m芝 1分52秒4(不良)
8Rの2分35秒7でわかるように、コンディションは一気に最悪の状態までなってしまった。雨は降り続き、どう見ても極端なパワー馬場になることが確定した。
10R ダービー 2400m芝 2分33秒7(不良)
結局、ダービーは雨こそ上がったがコースコンディションは最悪。これではパワー勝負になって仕方ない。
12R 目黒記念 2500m芝 2分39秒0(不良)
最終の目黒記念もコンディションは回復せず、2分39秒0というこれも酷い決着になった。
では、昨年はどうだったか?昨年は前日に不良までコンディションが悪化したが、当日晴れたことでダービーの時間には良馬場まで回復した。ただパンパンではないので固くない良馬場である。
3R 3歳未勝利 1600m芝 1分36秒2(重)
4R 3歳未勝利 1800m芝 1分48秒8(重)
6R 3歳500万 2000m芝 2分02秒1(稍重)
今年の5Rとほとんど変わらない時計。
8R 古馬1000万 2400m芝 2分26秒3(稍重)
今年のタイムは昨年より9秒4悪い!
9R 古馬1600万 1800m芝 1分47秒7(良)
10R ダービー 2400m芝 2分26秒7(良)
12R 目黒記念 2500m芝 2分31秒9(良)
前日の段階でここまで酷いコンディションを予想できただろうか?多分ここまで一気に酷くならないという前提で買った人も多いと思う。それが8R、9Rと見ていくと明らかにとんでもなく重い馬場だと気づき、唖然とした人も多いのではないか。
さらにタイムを並べるといかに極端なパワー勝負かがわかる。ハロンタイムは
12.8 - 11.0 - 11.8 - 12.1 - 12.2 - 12.4 - 13.2 - 13.8 - 14.7 - 13.2 - 12.9 - 13.6
ジョーカプチーノが交わされたのは残り600m弱。つまり残り600までのタイムはジョーカプチーノのタイム。そこからの叩き合いだが、テレビで見た感じではどの馬もヘトヘトな状態。坂を登った後のラスト200mは13.6秒。平均時速52.9km/hだ。それでも前残りだったのはそれだけ他の馬はよりパワーを使わされたということだろう。
パワーとなると馬体重もだ。結果論としては3着まで馬体重が全て500kgを越えている。12着に沈んだアンライバルド(岩田)が472kgだからやはりこの極端なパワー&スタミナ馬場では大きい馬の方が有利ということなんでしょう。
JRAも馬場整備の技術が高まり、あまり馬場の差を議論する機会は少なくなったが、このような天気の急変になると一瞬で空気が変わる。芝はダートみたいに見た目が大きく変わらないから余計難しい。