真実の瞳 ~Eyes Of Truth~ 9
甘い香りに誘われた
大きく広い庭園に真紅の薔薇に囲まれた
広い綺麗な風景
それはとてもとても素敵な世界だった
心が暖まる
ここで戯れると本当に心が表れるようだった
何かに気持ちを捧げる
そんな不思議な世界に
溶け込まれるように時は過ぎ去って行った
瞳から零れる一つの涙
あの日の悲しみを描いている世界
それはとても残酷に映った
映し出される幻影を
見つめることが出来なくて
心に深い棘を突き刺していた
あの日・・・
すぐに戻っていれば・・・
あの日・・・
ここから逃げ出さなければ・・・
きっと今ここに
優しい面影残っていたのにと
悲しみは雨のように流れた・・・
美しい薔薇を見つめることは
出来ない
美しい景色を眺めることは
出来ない
この丘でただあの思い出を
振り返るだけで
滅びる街を誰もが止められなかった
滅びた街を悲しみで見つめるしか
出来なかった・・・
空しい時が刻まれる
ただ愛で拭うしかない
あの苦しみを越えて
もう一度・・・
現実に生きるしかないと決めた
目覚めの朝 深く呼吸している
時間は優しく流れて
研ぎ澄まされた空が心に残されていた
想い出の欠片を
今も胸に抱いて生きる
あの頃の悲しみも
今の悲しみも
愛を持って償わなければならない
それは人が犯して来た結果・・・
人がこの世に生まれたことの意味
この空に問いかけていた
愛に抱かれて 恋に包まれて
二人の絆が重なって
生まれた生命に描かれた
純なままの心を
そのままで行って欲しい
命に刻まれた
無数の傷跡を隠すようにしては
まるで月のように
太陽に光によって形を変えた
命に刻まれた
無数の傷跡を磨いてみては
まるで太陽のように
明るく輝いていられた
人は強い愛で結ばれている
それは果てしなく続く
地平線よりも長く遠い
見えない絆によって繋がっている
この世に生まれて
果てしない旅をしている
様々なことが交差して
あるがままの心で
生きて行くことが大切だった
曇ったガラス窓のように
何度も磨いては
綺麗にすることの繰り返し
やがて誰が見ても
誇れる自分になりたい
どんな道でもいい
どんな距離でもいい
道の途中に
それを止めてしまっては
未来が閉ざされてしまう
暗闇の中に閉じこもって
明日を見つめていても
何も見えない
心に届かない
それに気づかずに生きていれば
どんな未来も描けずにいるだけで
切なさが止まらなかった
人は愛されて生まれ来る
だから人を愛することを覚えた
人に優しく 人に厳しく
いつも冷静で愛を描き
誰にも注げる
そんな人であって欲しいと望まれている
裕福な人 貧困の人
人はそれぞれだけど
嘆いていては始まらない
どんな道でもいい
いつかはたどり着けるはずと
決めた心は誰よりも強い
いつまでも降り止まない
雨の中を歩く心はどしゃ降りのままで
誰も光りを注いではくれない
自らの手で歩み進み
希望を持って生きる
瞳に映る真実が全てではないけれど
心に映った真実は全てだと伝えてくれた
そこに愛がある限り・・・
悲しみの中の映像でも
笑顔が絶えない世界でも
何も見えない明日でも
希望の持てない未来も
投げ出した夢も希望も
地の底から見た天も
狂ったような幻影からも
執着する世界でも
壊れそうな心でも
抜け出せない苦しみも
忘れられない過去も
消えない傷跡も拭い切れない涙も
失った愛も過去の過ちも未来への不安も
あらゆる全ての物も・・・
人がそこに想いを込めれば
苦しみも悲しみも慈しみも
痛みも憎しみも何もかも・・・
やがて光に変わる
だから心を開いて視て欲しい
本当の愛を・・・
そしていつの日か迎える
素晴らしい記念日に最高の夢と希望を託す
それを望んで来たのだから
いつまでも忘れない・・・
誰もが今
生まれてきた感動を・・・
誰もが今
生まれる前の感動を・・・
誰もが今
死んで逝った感動を・・・
誰もが今
また愛を知る
その時まで心を磨きそこに全てを捧げる
「心からありがとう・・・」