ASUS Eee PC 1225B の改造 | モノづくりの日々

モノづくりの日々

何か作ったり直したり思いつきを形にしたりしています。
ココナラでも活動しています。【デカブツ】で検索を。

手持ちのPCで最弱の名を欲しいままにしているASUS Eee PC 1225B。

搭載されたCPUはAMD C-60。64bit cpuではあるがpassmarkスコアは284。

ちなみにどうやってもWindows11に出来ない32bit版のDynabook tabのatom Z3735Fのスコアは531。

現状はLinuxディストリビューションのQ4OSを入れて何とか使っている。


動画を再生すると5秒に1回程度瞬停するのでなかなか見づらい。ネットワーク速度を測定すると5~10Mbpsしかないのでコレが原因かと思い、何とか改善できないか調べ出す。

手持ちパーツをガサガサしていると、以前改造失敗して余っているwifiモジュールがあった。


今ついているwifiモジュールは規格が古いので、これに変えたら速度上がるかもという淡い期待を持って交換作業。




・・・通信速度が50Mbps程度にアップ!成功だ!!





早速Youtubeを開いて動画を見てみる。

・・・瞬停は30秒に1回程度には減ったがまだ見づらい。メモリ使用量を見てもまだ少しだけ余裕がある。

これはCPU内蔵グラフィックの処理能力の問題だ。

まだストリーミングによる動画再生が一般的では無い時代のネットブックなので当然なのだが、何とかできないかまた調べ出す。

もしかしたらオーバークロック出来たりしないか?と考えて調べていると、何とオーバークロック可能との文言を見つけた。

しかしながらネットブックに搭載されたBIOSにそんな設定項目があるのか?

あればラッキー程度でBIOSに入る。


ん?オーバークロック設定はないが、CPU Configurationの中に熱暴走を避けるために能力制限をかけている設定を発見。




『C6モード』で調べると、AMDのBIOS設定項目の説明ページを見つけ、この設定がクロックが上がらない原因だと知る。


両方ともdisabledにして再起動。パフォーマンスモニターでCPU温度とクロックを見つつ、再度Youtube再生にチャレンジ。
何と瞬停がおさまった。


普通に使えるPCに進化させることが出来た。

小さくて可愛らしい筐体なので娘にあげておこう。