DNS(Domain Name System)とは簡単に言うと自身の端末のIPアドレスを数字の羅列から人間にもわかりやすいドメイン名というものに変換する仕組みの事。
詳細説明は省くが、インターネット上の電話帳のようなものと考えてもらえれば良い。
通常は契約しているプロバイダから自動的に割り当てられるが、住んでいる場所などの環境にも左右され、応答速度が遅い場合がある。
この設定を変えることによってネットの表示速度が劇的に改善する可能性があるという話。
プロバイダが経営しているDNSサービスは当然品質などにも気を配っているが、さほどコストがかけられていないのが現実。
世界一応答速度が速いのがcloudflareというサービス。次点がGoogle。
DNSの設定をこの2つのうちどちらかにすることでネットの応答速度が改善する可能性がある。
今回は世界最速であるcloudflareの設定方法。
まずはWindowsの設定方法。
コントロールパネルを開き、ネットワークとインターネットを選択。
次にネットワークの状態とタスクの表示。
そして今繋がっているネット回線のIDをクリック。
今回はIPv4の設定。ダブルクリック。IPv6は入力する値が違うので注意。
通常は自動取得になっている部分に指定を加える。
cloudflareを使う場合は以下のように入力。
優先 1.1.1.1
代替 1.0.0.1
IPv6には
優先 2606:4700:4700::1111
代替 2606:4700:4700::1001
と入力。
以上の設定を行い、okを押す。これだけ。
ではiphoneは?
設定からWi-Fiを選択し、接続しているWi-Fiの右端、iマークをタップ。画面下の方に移動してDNSを構成に入る。自動から手動に切りかえ、DNSサーバーの設定を削除する。その後サーバーの追加をタップし、1.1.1.1を追加。もうひとつサーバーを追加し、1.0.0.1を入力。そして右上の保存をタップする。
元に戻したい場合は自動に戻して保存ボタンを押すだけ。
Androidは少しやり方が違う。
設定からネットワークとインターネットに入り、プライベートDNSをタップする。
プライベートDNSのホスト名に切り替え、DNSプロバイダのホスト名を入力の欄に
1dot1dot1dot1.cloudflare-dns.com
と入力して保存。
タブレットなどでも有効なので試してみると良い。
最後に、これは必ず応答速度が上がるというものでは無く、ネットの回線速度が上がるものでも無い。
あくまでもWebページの表示速度が上がるかもしれない設定ということを理解して実行して欲しい。
変更は簡単に出来るし簡単に戻せるので、自身の環境で体感速度を比較してみると良い。