©池田の行きつけ -2ページ目

©池田の行きつけ

池田のキーマンが語る!
”行きつけ”のストーリーを通して池田の名店、モノ、コト、人を紹介します!



今月の紹介者は池田育ちで実家が上池田で喫茶店を営んでいるデザイナーの山中史郎氏の行きつけ情報。

幼なじみとの再会エピソードからの行きつけ情報です!

Q:いきつけのお店を教えてください。

さつき保育園からの同級生で中学校まで一緒。それから32歳の時に再開した幼なじみの「ふくちん(あだな)」のお店です。

本格中華をカジュアルに食べれるお店。「CHAMONIX(シャモニ)」



Q:なぜイキツケになったんですか?

幼なじみとはいえ、実は小学校も中学校も同じクラスになったことはなく。。

ただ、気になる存在がフクチンで、偶然にも32歳時に、たまたま共通の友人を通じて

カジュアルな中華、飲茶を始めたと聞いて、何のきなしに行ったのが初め。

中華料理屋で、ダクトが汚い、床がぬるぬるしているのが多いので

凄くきれいなお店で細部にまで行き届いたのが凄く関心しました。

本当は凄く汚れる業態なので、努力してるんやなと。

僕も掃除とお酒が趣味なので、その清潔感、努力にとても感心した。

しかも1人で切り盛りしてるのが余計、感心!!

もちろん料理も。

焼きそばが最初、好きでしたね。

僕は無類の焼きそば好きなんですね。

平麺で中華風で、オイスターソースで作っているのにしびれました。

あと、小皿料理のニラ饅頭。

こだわりにしびれましたね!

で、親店舗の立ち上げのデザインやHPの作成をするなど仕事でも絡む様になり

頻繁にお店に通ているわけではないけど、不思議な存在というか気になる存在。

あと、僕はメインで食べにいくというより

小皿料理とお酒を一杯、2杯飲む感じが多いですね。

小皿料理で長居せずにサクッと立ち寄ってもらうのも、いいですよ!

昔は、色々と電話やメールで同じ事業者として、お馴染みとして相談が多かったんですが

このごろは連絡もなくて。。。

「あまから手帖」にでたり、ふくちん、色々と露出も増えて忙しいみたいで

相談連絡ないので、寂しい限りですよ~(笑)

ふくちん、連絡待ってます。


【今回のイキツケのメニュー】
•四川麻婆豆腐セット800円(税別)





【マスターへ突撃インタビュー】

「CHAMONIX(シャモニ)」:福中 宏明 (フクナカ ヒアロキさん) ニックネーム:ふくちん。

Q:お店を初めたキッカケ?

やーちゃん(紹介者:山中史郎のあだな)の実家の喫茶店「珈廊(カロー)」の内装がよくて

そんなイメージでつくってほしいと大工のおじさんに依頼。

40年前に喫茶「CHAMONIX(シャモニ)」をお父さんが創業して、

12年前に30歳の時に自分で中華業態として再スタートしたのが始まりです!

高校時代にファミレスでアルバイト経験をして、飲食業に興味がわいて

初めはイタリアンを目指して、辻調理士専門学校へ。

「大衆中華」しかまだ知られてなかったころ、「本格中華」という存在を辻調で初めて知りました。

「本格中華」をカジュアルに提供して食べてもらいたい。

という、夢を抱く様になりました。

本場の中国へ視察旅行にいってホテルに就職。

ホテルの広東料理のお店で8年程修行。

最初の1年~2年目は包丁も触らせてもらえない中、ほんまに大変(汗)

なんとかふんばって、休みも、食事も満足にとれないなか。

当時は「本格中華」をカジュアルに提供したい夢をモチベーションだけで何とかがんばってきましたね。

料理は目で見て、盗むのが基本。

四川は、海がないので、川魚をつかったり、薬味を多様。

広東は、西洋料理をのフュージョンのイメージで、

上海は、海産物、濃いめの味付けでフカヒレ等を多様。

北京:北方なのでちょっと塩があって、宮廷料理のイメージかな。

その中で、僕は広東料理の特徴である、蒸篭で蒸した点心系、飲茶は得意かな。

広東エリアは、

アフターヌーンティーの西洋の文化が色濃いエリアなので

お茶を飲みながら、ゆっくり小皿料理を食べる習慣があったので

飲茶が盛り上がってきた。だから主菜はない、食べながら、飲みながらみたいな。

それがオモシロいなって。

Q:起業前とこれから

学校卒業してから、コックしかしていない。

料理の接客、経営の勉強はしてなかったので、そこは学びたいなと。

勉強もしたくて、川西のモザイクボックスにあるカフェレストラン「corin コリン」のレストランの立ち上げから、一切を任して貰った。そこで3年やりきらせて貰って独立。

大変だったけど、ここでの経験はかなり活きてます。

2016年中は、いまの飲茶バイキング、中華レストラン業態はやめて

2017年から「茶藝館」をしようと思っています。

3~4年前から、台湾によく行く様になり、ゆったりした時間の使い方や料理をつくるのも良いなと。

一つ一つを丁寧にゆっくりお客さんに提供しながら、じっくりお茶を楽しんでもらえる様な「茶藝館」にしたい。


『CHAMONIX(シャモニ)』

〒563-0055 大阪府池田市菅原町11-8

阪急宝塚本線池田駅 徒歩1分

▽電話:072-751-9200


公式フェースブックページ

公式ブログ

公式タンブラー

公式サイト
『池田の行きつけ』復活第一弾は、発起人の田村さん(田村商会)の行きつけ情報になります!これまでと違ってQ&A方式でインタビューし、行きつけのお店に突撃インタビューしてきました。

Q:いきつけのお店を教えてください。

満寿美町にある洋食『ランタン』



日替わり3つから選ぶんですが、初めは知り合いに連れってもらいました。

線路沿いを歩いて、阪急池田駅から10分。僕の会社からはまぁまぁ歩くので、頻度は多くないけど、もうかれこれ5年は通っているかな。



普段は市役所、税務署、郵便局の方々が多くてランチ時はいつも満席ですね。

たまに早い時間帯や土、日曜日などで少しお店が落ち着いた時間帯はマスターの村田さんが厨房からわざわざ来られて話しかけてくる様な関係になりました。

Q:なぜイキツケになったんですか?

何回か通っているうちに、会社の田村商会のチラシを見てなのか、どこかで僕の顔を知っていてくれていたのか、声をかけてくれたんですよ。



「いま不動産ってどうなんですか?」「駅前の通りはどんな感じですか?」みたな感じで、街の事を聞いてくれるようになって、僕から話しかけることはまず無いんですが、そういったお声掛けは嬉しいですよね。

たまたま僕の娘のPTA繋がりで知り合いだった方が、ここでパートで働かれたり、

そのパートさんとマスターとマスターの奥様で運営しているアットホームな感じに親近感がわいてきましてね。



Q:イキツケのメニュー教えてください

日替わりで提供されているサービスメニューの三品定食ですね。

売り切れ必至ですよ。



あとは、ポークカツ、チキンカーツ、ハンバーグ、三品料理で魚のフライ、エビフライなど、

たまに洋食と関係なく、焼きそば定食もありますよ。

あっ、ご飯は、大盛り無料なんですよ!

週に頻繁に通ってはないので、これぐらいのラインナップがちょうどいいかな。

洋食、食べたくなったらいきますね。



これっ!と思う印象に残るエピソードで

メンチカツをオーダーした時に、たまたま火が通ってなかった時があったんですよ。

マスターもお忙しい感じだったので、その時は声をかけずに残していったんです。

そのあと3週後ぐらいに来店したら、「この前はすいません!」と開口一番。

よく覚えてはるなーと感嘆しました。

僕にとっては、「変わらない味を守り続ける」が一番。

なんとなく、僕の中にある洋食屋さんのイメージ、そのまんまなんです。

ランタンさんは!

変に今風の変わった感じではなく、純粋に洋食を食べたいなと

「それ何なん?」という変化球メニューはでてこないので、オーソドックスなモノが好きな僕には最高です。

ちょっと薄暗くて、むかしの喫茶店ぽいのがより嬉しいですしね。

ちょっと昭和っぽいのが。

僕はいつも、定食の大盛りのオーダーするので

「定食の●●●をお願いします」と言うと

「大盛りでね」とパートさんが覚えてくれてるのも、ホッとする感じですね。

絶妙な距離感でのコミュニケーションが嬉しいですね。

会話を、ガツガツされるとちょっと困るので。。

その間合いがありますよね。イキツケになる理由って。

やから、常連さんが多いと思いますよ。



年に何回か、もしくは何周年記念だったのか、創立記念日的な日があったんですよね。

創業当時の値段で提供する日があったんですよ。

これは、ぜひお店にいって確認してほしいですね!

いま、750円がたぶんめっちゃ安いんだと思うんですよ。

長くやっている、お商売できている共通点、ありますね。

安心感、安定感。親近感。

そして、コストパフォーマンス的に凄く良いお店です。

【今回のイキツケのメニュー】

サービスメニュー 日替わり三品定食:750円




【マスターへ突撃インタビュー】

ランタン 主人:村田 均 (むらた ひとし)さん



27歳で創業。今年で創業39周年。

元は、5年間技術系のサラリーマン。脱サラ後、見習いで入った洋食グリル屋さんのチーフと縁あって一緒に立ち上げたのが『ランタン』

自分が代表でチーフが従業員ではあるが、チーフに修行として教えてもらいながらやっていいました。

「子供の頃からモノや料理を作るのは好きやったけど、とりあえず会社を辞めて飲食店を始めようと。

自分の実家が川西やったから近い所がいいやろと10分でこれるし、宝塚沿線で探してて」

「ほんま何も考えんとはじめたんやわ」とマスター、村田さん。

凄くファンキーです。



30年、35周年とかのタイミングで

10月31日にひっそりと創業祭を開催。

750円のランチが創業当時の300円になる。来年40周年。

「来年まで体力もつかなー?(笑)」

「コーヒーが一杯、200円かな。

当時は、1ドル360円の時代やからなー。」



「何がこだわりがあるかとよく聞かれるんやけど、全部といえば、全部ですよ!

お客さんによって好みが違うからな~、全ての方に喜んでもらえる様にこだわっているかな」

『カフェアントレ•ランタン』

▽池田市満寿美町4-12(ダイエー池田店東高架ゾイ)

▽電話:072-753-2997


公式フェースブックページ

公式ブログ

公式タンブラー

公式サイト

池田市の新町商店街、午後8時を回ると鉄板に火が入り、
お好み焼きの香りを漂わせる古い店がある。
前池田市長、倉田薫さんの行きつけ「大勝」だ。

 付き合いは約35年前、倉田さんが市議会議員だったころからだ。
「味はともかく、マスターの人となりがよくてね」と倉田さん。
最近、大病を患って1カ月半の入院生活から復帰したばかりのマスター・中江文昭さんとは、
まるで夫婦漫才のような、丁々発止のやり取りを見せる。

「市長になる前も、なった後も、辞めた後も、まったく変わらない。
マスターだけでなく、ここでできた友だちは、みんなそうなる」と、ビールジョッキを傾ける。
「料理がおいしすぎたら、そっちが主役になる。
ここは話をするのにちょうどいい」と、マスターと一緒に笑った。
 店の看板メニュー「薫風焼き」は、ハンバーグ好きな倉田さんにちなんだもので、お好み焼きの生地にミンチ肉と玉ネギを混ぜて焼き上げる。
「ミンチ肉だから、箸だけでも分けやすい」と、それをうまそうにほお張った。
(マチゴト記者 礒野健一)

【大勝】
池田市新町1-6
▽072-751-7024
▽20時~24時ごろ
▽土日定休


「市長になる直前に9時間飲み明かした」と思い出を語る中江さん(左)を、「男2人でね。人生で1番暗い夜だったよ」と倉田さんが茶化した

公式フェースブックページ

池田の行きつけ連載企画:『マチゴト豊中•池田版』

公式ブログ

公式タンブラー
逸翁美術館の伊井館長(左)と、店主の中森さん
 池田市役所から逸翁美術館へと向かう道の途中に、ニンジンののれんを掲げた店がある。店名はそのまま「にんじん」。
行きつけとしているのは、逸翁美術館館長の伊井春樹さんだ。

 初めて訪れたのは約3年前。伊井さんが館長に就任して間もなくのころだった。
名物という「チキン南蛮定食」を頼んだところ、大きな皿に唐揚げとキャベツが山盛りで出てきた。
「食べるだけで必死。なんとか残さず食べましたが、次からは半分にしてもらってます」という。

 店主の中森秀俊さんは、神戸、石橋、宝塚と移りながら店を経営し、6年前に今の店を出した。
「にんじん」の名前は「人がたくさん参るように」という思いから。
チキン南蛮定食はその量にも驚くが、よくあるタルタルソースではなく、自家製のあっさりとしたドレッシングを使っているのも特徴だ。
「これなら意外と食べられる。もし残っても、持ち帰って後で食べてほしいな。キャベツも、お好み焼きの材料にしてくれたらええ」と話す。

 営業時間が短めだが、それは40年以上連れ添った中森さんの奥さんが入院中だからだ。「ずっと共働きで苦労かけてきたから、恩返ししたいねん」。ぶっきらぼうに誠実に、そうつぶやいた。
(マチゴト記者 礒野健一)

【にんじん】
池田市大和町4-19
▽072-752-7738
▽11時~13時半、17時~20時半
▽水曜、第4週木曜定休


逸翁美術館の伊井館長(左)と、店主の中森さん

公式フェースブックページ

池田の行きつけ連載企画:『マチゴト豊中•池田版』

公式ブログ

公式タンブラー
 栄本町に「みやざき地頭鶏」と書かれたのぼりを掲げる
居酒屋「KIKAN- TARO」池田本店が、今回の行きつけだ。

紹介するのは五月山動物園副園長などを務める瀬島幸三さん。
最近はアフロヘアーのかつらをかぶり、アルパカとともに市内各所を練り歩くなど、
楽しい企画を次々に行っている。

 初めて店を訪ねたのは約2年前。
「こぢんまりとした雰囲気が気に入った。
料理のおすすめは、すごく新鮮でおいしい生の鶏」と話す。
鶏の刺身盛り合わせや、鶏刺しのにぎり、ゆで落花生など、頼むものは毎回ほぼ同じという。
「あとは、バイトの子が食べてたまかないを見て、
『あれ何? おいしそう』と作ってもらったりね」。

 オーナーの川田悟嗣さんは宮崎県出身。
「子どものころから、鶏を育てて食べていた。
今でも宮崎の鶏は本当にうまいと思うからこそ、大阪の人にもそれを知ってもらいたい」と話す。
瀬島さんは、「いつもくだらない話ばかりしてます。
忙しそうにしてても、ちゃんと話に乗ってくれるところが、いいんですよ」と笑い、
ビールジョッキを傾けた。
(マチゴト記者 礒野健一)

【KIKAN-TARO池田本店】
池田市栄本町6-26
▽072-754-5197
▽17時半~翌6時、日祝17時半~翌4時(ラストオーダーは閉店1時間前)





公式フェースブックページ

池田の行きつけ連載企画:『マチゴト豊中•池田版』

公式ブログ

公式タンブラー
五月山と猪名川の間を通る国道173号沿いに、「創業大正12年」と記されたのれんを掲げた店がある。戦前戦後の池田を見つめてきた、うどん屋「丸福」だ。

 行きつけにしているのは、池田の街の活性化事業を担う「いけだ3C」の吉岡博充さんだ。
「子どものころから店の前は通ってたんですが、のれんをくぐったのは会社に入ってから。
とにかくダシがうまいんです」とほれ込む。

 店は福原末子さんが1人で切り盛りする。
3代目だった夫が12年前に亡くなった後も、手間を惜しまず創業当時から変わらぬ作り方で、ダシの味を守ってきた。
カツオ、メジカ、サバを使い、最後に花カツオで風味を出す。
「誰でも安心して味わってもらえる」と自信を見せる。客はなじみが多く、「みんな『いつもの』ばかりだから、お品書きは雑誌の下にある」と笑う。
吉岡さんも「カツとじ定食」が「いつもの」だ。衣に薄切りのロース肉が包まれ、甘く卵でとじられている。

 「あと10年で創業100年。それまで続けられるといいけど」と福原さん。
その笑顔と味を、10年後も変わらず楽しみたいと願う人は多い。(マチゴト記者 礒野健一)

【丸福】池田市新町8-7
▽072-751-3759
▽11時~15時、17時~20時半
▽日曜定休


吉岡さん(左)と福原さん。「私が嫁に来たころは、新町もたくさんの店が並んでいたんだけどね」と懐かしむ

公式フェースブックページ

池田の行きつけ連載企画:『マチゴト豊中•池田版』

公式ブログ

公式タンブラー
阪急池田駅に隣接するステーションNビルの
路地にある炭火焼き鳥「喜のかこい」池田駅前店を、
行きつけと紹介してくれたのは、NPO法人いけだエコスタッフの庄田佳保里さんだ。

4年半前にオープンしたサカエマチ商店街のエコミュージアムの運営に携わり、
「喜のかこい」には、そのころから通っている。
店を経営する藤原弘司さんとは、池田商工会議所青年部の仲間でもあり、飲み友達だ。

おすすめは、ねぎまなど串ものと、
「いつも必ず食べる」という「鶏のサクサク串カツ」(3本420円)だ。

「食感とソースが絶品」と、舌鼓を打つ。
藤原さんは「冷えてもサクサクなのは秘密があります。
ソースのレシピも、よく聞かれますね」とニヤリ。

企業秘密ということなので、どうしても知りたい人はカウンター越しに尋ねてみよう。

居酒屋ながら、ご飯を食べに来る家族連れも多い。
「子どもが食べても大丈夫なものを考えている」と藤原さん。
店には元気と優しさがあふれる。(マチゴト記者 礒野健一)

【喜のかこい池田駅前店】
池田市菅原町2-11
▽072-751-7200
▽17時~午前1時
▽不定休

©池田の行きつけ
庄田さん(手前左)と藤原さん(手前右)の後ろで肩を組む池田商工会議所青年部の皆さん



公式フェースブックページ

池田の行きつけ連載企画:『マチゴト豊中•池田版』

公式ブログ

公式タンブラー
池田のサカエマチ商店街、その一番街と二番街を分ける通りに、喫茶「どんぐり」はある。

 開店した約15年前から行きつけにしているのが、池田栄本町郵便局の遠山経教局長だ。「コストパフォーマンス、クオリティ、コミュニティ、どれも素晴らしい」と絶賛する。

おすすめは「どんぐりセット」だ。コーヒーか紅茶に、カツサンド、サラダなどが付いたメニューで、揚げたてで肉厚のカツが食欲をそそる。
「女性だと、1人で食べきるのが大変なくらい。でも、残しても容器に詰めてくれるので安心」という。

 店は谷口きよ子さんが1人で切り盛りする。料理は全て手作りで、ケーキも自分で焼く。
盆も正月も通常営業、定休日も仕込みで出てくるので1年間休みなしだが、「お客さんの顔を見たら元気になるよ」と、多くの常連客が虜になってきた笑顔を向けた。

 遠山さんによると、「大事な商談は、ここで話すとまとまりやすい」という。柔らかな雰囲気の中、おいしいものを前にすれば、さもありなんだ。(マチゴト記者 礒野健一)

【どんぐり】池田市栄本町3-5
▽072-752-0707
▽7時~19時、第1・3火曜は17時まで
▽第2・4火曜定休

©池田の行きつけ
谷口さん(右)と談笑する遠山さん





公式フェースブックページ

池田の行きつけ連載企画:『マチゴト豊中•池田版』

公式ブログ

公式タンブラー
阪急石橋駅西口を出てまっすぐ歩き、突き当たる手前、

右へ斜めに入る路地に店を構えるのが創業38年の老舗そば屋「権八」だ。

看板に「手打一筋」と記す。

池田市広報広聴課課長の武田克彦さんは、権八を30年以上行きつけにしている。

「初めて食べたのは高校2年生の時かな」と話すと、「武田くん、もっと前から来てるで」とツッコミが入った。

みっちゃんこと、女将さんの岡本俊美さんだ。実家が石橋でたこ焼き屋を営む武田さんとは家族ぐるみの付き合いがあり、

家が一時期は隣同士でもあった。武田さんのおすすめは「天ざる」。そばは大盛りで頼む。

「エビ天が2つなのは変わらず、ほかは季節ごと違うものが出てくる。

そば湯も絶品で、最後の方のドロッとしたところは、いつも家族で取り合いになる」という。

「鳥なんばとか鍋焼きとか、ほかにもおすすめはたくさんあるけど、1番はみっちゃんとの会話かな」と笑った。

【権八】池田市石橋1-8-15

▽072-762-3585

▽11時~19時半

▽水曜定休

©池田の行きつけ
右から店主の岡本啓義さん、俊美さん、武田さん。
「新そばが出るのは9月から。今からが1番おいしい季節」


公式フェースブックページ

池田の行きつけ連載企画:『マチゴト豊中•池田版』

公式ブログ

公式タンブラー
石橋商店街のタローパンは、創業80年を超す老舗パン屋で、親の代から行きつけにする人も多い。
その3代目店主の堤洋一さんが行きつけ、というよりも入り浸っているのが、クルル石橋だ。

クルルは店ではない。4年ほど前、空き店舗を改装してできた、地域コミュニティ活動スペースだ。
商店街のセール「おはこ市」の福引き会場になるほか、学生が中心となり、
サイエンスカフェやカレースタンド、映画の上映会など、さまざまなイベントが行われている。

「大人同士やったら、酒の席で言うたことは『できたらええなあ』で、お茶を濁せるけど、学生は次の日には企画書を持ってくる。
『マジか!』と驚いても後の祭り」と堤さん。

今は売れ残ったパンを差し入れに「お前ら、またわけわからんこと考えとるんか。俺も混ぜろや」と、お目付け役ではなく、仲間としてクルルを訪ね、石橋を盛り上げている。

2012年秋には、ハロウィンにちなんでクルルの外観を西洋お化け屋敷風にし、記念撮影のスポットにもなった。
クルルが石橋商店街を、皆の行きつけにする日が来るかもしれない。(マチゴト記者 礒野健一)

【クルル石橋】
池田市石橋1丁目13 (石橋商店街内)
▽不定休

©池田の行きつけ
クルル石橋で学生と談笑する堤さん(左)



公式フェースブックページ

池田の行きつけ連載企画:『マチゴト豊中•池田版』

公式ブログ

公式タンブラー