こんばんは、ご無沙汰していたのいです♪

 

 

 

先日、Twitterで、ある「話題のウイスキー」が当たるキャンペーンなるものをやっていたので応募したところ、

当選発表日が僕の誕生日だったこともあり、見事に当選しました(笑)

 

わかりにくいかもしれませんが、松井酒造のウイスキー三種です。

左から、「ブレンデッドウイスキー鳥取」「ピュアモルトウイスキー倉吉8年」「シングルモルトウイスキー松井サクラカスク」です。

松井酒造さんに関しては、以前こちらの記事で取り上げましたが、

「とても気にはなるけど、まだ買う気にはなれない」という書き方をしたと思います。

その中でも気になる自社蒸留のウイスキー「松井」シリーズの中でも、

特に気になっている「サクラカスク」があったので、応募しました。

 

まあ、何だかんだ書くのもアレなので、早速「松井」の感想です(笑)

 

 

 

 

熟成期間は最長で1年半程度のものなので、色は薄いです。

香りもそれほどなく、わずかにレーズンのような香りがある程度。

味は、少しスパイシーな刺激があり、若干レモンと、はちみつをかけたリンゴを薄めた風味を感じました。

僕の実験で、木片を浸けたウオッカと似た、紙っぽさというか、段ボール感も後味に残ったので、

やはりこれが未成熟の味なのかなー、と思いました。

 

少し加水しても、香りの広がりはあまりなく、アルコールの刺激が強くなった印象です。

味は、水を足した方が広がったかなーという感じではありますが、

その分、後味の段ボール感も強くなりました。

 

実験で桜の木片を浸けたウオッカと飲み比べてみました。

現状で4ヶ月半程浸けたものです。

(写真左が松井、右が木片ウオッカ)

色も全然違いますね。

比べて、ですが、実験したものは、バニラや口にしたことのないハーブやスパイスのような味も出ていて、非常に個性的。

奥にまだ段ボール感もあるので、まだまだピークに来てないのではないかと思います。

どちらが美味しいか、と聞かれたら、松井の方が美味しいと思いますが、

個性の強さと言う点では、桜ウオッカの方が個性的です。

 

シングルモルト松井に関しては、「将来性は感じる」という前評判もあったので、少し期待していました。

確かに、独特な風味はあり、熟成の深度という面ではより進んでいる桜ウオッカの個性を考えると、

これから期待できる部分は大いにあります。

味と値段のバランスを考えると、「うーん…」となりますが、

たとえば、これをもうあと3年か5年くらい桜の樽で熟成させたものが今と同じ値段なら、

買ってみる価値があるものになりそうな予感はします。

 

 

 

以下、ちょっとネガティブな感想。

正直、今このタイミングで出す必要があったのかな、と思います。

上に書いた通り、もう少し熟成させたものなら、期待値は高かったと思いますが、

この味で4500円なら、富士山麓を3本買った方が…という感じです。

悪くはないけど、高すぎるかなぁ、と。

「松井酒造のウイスキー」の方向性を示すものなら、ニューポット記載で発売した方が「そういうもの」と理解できますし、

これが「熟成のひとつのピーク」と考えて出しているとしたら、それはブレンダーとしての腕を疑うことになります。

おそらく、「これからのジャパニーズウイスキー」流行になるであろう「桜樽熟成」をどこよりも早く出した、

という実績がほしかったんじゃないかな、と推測しています。

 

 

 

作っているものを否定するわけではないです。

これはこれで、5年くらい熟成したら面白そうだと思いますし、

今後は、倉吉産の大麦でのウイスキー作りも始めるそうなので、その辺りにも期待したと思ってます。

良くも悪くも、気になる蒸留所ですね(笑)