こんにちは、青だんごむしです。

いつも当ブログを読んでいただき、ありがとうございます。

 

 

本日は加湿器について書いていきます。

当家では、1年前くらいに超音波式加湿器を購入し使用していましたが、つい先日2月26日に故障してしまったため、それに変わる加湿器を購入することになりました。

 

 

  前回購入した超音波加湿器の性能

 

前回購入した超音波式加湿器のレビュー記事は、以下に書いていますが、正直いってオーバースペックでした。

 

2023年2月の記事

 

前回の加湿器は、加湿量が1000ml/h、1200ml/h、1500ml/hの3段階があり、タンクが20Lの大容量なので1日に何度も水の継ぎ足しが不要な機種でした。

 

しかし、この製品を使ってみて分かった問題点もあって、加湿量を1500mlにすると床がビショ濡れになってしまうこと、最低の1000mlにしても部屋の広さに対して湿度の調整が難しいこと等がありました。

 

この機種の場合、超音波を発生する装置が4つ付いているんですけど、半年経った頃に4つあるうちの2つをテープで塞いで、残りの2つだけを使用するようにしました。そうすることで、1000mlを500ml/hの加湿量に成功しました。

 

大体の加湿器には湿度を調整する機能がありますが、このタイプは湿度計の誤差が大きくてアテにならない状況で、本来は適正湿度になったあと稼動が停止して湿度が下がってきたら再稼動してくれるんですけど、これは湿度が10度下がっても再稼動してくれない致命的な問題がありました。

 

 

それでもなんやかんやと使っていましたが、先月26日に稼働中に急に電源が切れてしまい、その後は何度コンセントを抜き差ししても電源が入ることはありませんでした。。。つまり故障というわけ。

 

 

  次に選んだ超音波加湿器

 

やっぱり1日に何度も給水する機種は選びたくないものです。

 

最近アマゾンで販売されている大型の超音波式加湿器は、水を入れるタンクと超音波を発生させる機器が分離しているため、メンテナンスがしやすい機種が多く、当家でも超音波式を採用しています。

(当家では他にハイブリッド式や、スチーム式加湿器[レビュー記事]も所持しています)

 

加湿量については、最大で1000ml/hもあれば十分なので、それに加え大きいタンク容量のものを選びました。

 

それで選定した加湿器が、KEECOONのKC-MH-J008という機種です。

 

加湿量が最大1000ml/hで、タンク容量が17Lの加湿器です。

価格は17,980円ですが、4,000円OFFのクーポンを使って実際は13,980円で2月28日に購入しました。

 

 

 

2月29日に商品が届いたのでレビューします。

しかし今回は色々と訳ありです。

 

 

  超音波式加湿器の開封レビュー

 

今回購入した製品は、KEECOONという中国メーカーの「KC-MH-J008」という機種です。

 

Amazonで購入しましたので、出荷元はAmazonですが、販売元が「毎日Design家電」という中国企業になっています。

販売元を事前に調べていますが、初期不良時の対応時には何だか不安だ・・・

 

まずはパッケージをご覧ください。

 

 

この商品は日本向けに製造された製品なので、梱包しているダンボールがしっかりしていました。

 

側面には製品仕様書が印字しているのですが、加湿量が800ml !?

あれれ?1000mlではないのか?? 急に不安に・・・

 

 

 

でも中身は違うかもしれないので、開封してみました。

しっかり梱包材で保護されています。

 

 

 

本体と付属品です。すべて分解した状態です。

 

 

 

超音波を発生させるユニット部分は、吸盤みたいなものなのですが、これは2つ付いてました。前回購入したタイプは4つでした。

 

今回はアルミのものが使われているので、品質は高そうな感じです。

 

 

 

電源コードの下に飛び出しているものが、温度湿度計のセンサーです。

前回の加湿器は本体の内部にあったので、湿度の数値が高く計測される弱点がありました。今回は大丈夫そうです。

 

 

 

こちらはタンクの中に入れる給水ポンプですが、底に固定できるよう吸盤がついています。

前回の機種には無かったなぁ。

 

 

 

前回の加湿器と並べてみました。デザインはちょっと似ている感じですね。

左側が前回の加湿器で、右側が今回購入した加湿器です。

 

 

 

ダンボールパッケージの仕様書で、加湿量が800ml/hだったので取り扱い説明書の仕様書を見てスペックの確認をしました。

 

取り扱い説明書の表紙です。やたらサポートは、Eメールでお願いします的な推しが強い感じがします。

 

 

聞いたことのない中国メーカーだと、大体の取り扱い説明書は雑な作りだったりしますが、このメーカーの説明書は、製品設置場所の○×や、組み立て方法が分かりやすく載っているので良心的です。

 

 

それで、説明書の仕様書を確認してみると。。。

最大加湿容量が800ml/h !? あれれ・・・

 

 

Amazonの商品説明欄には、最大1000ml/hと書かれていますが、届いた商品は800ml/hと記載されているので、もしかして偽物商品が届いてしまったのか?? っと、もう不安になってしまいました。

 

加湿量の問題の他にも、UVライト除菌機能や消費電力量が違う問題など、おかしい部分がたくさん見受けられたのでメーカーのサポートに連絡してみることにしました。

 

  加湿器の疑問をメーカーに問い合わせ

 

最初に言っておきますが、仕様書の違いについて問い合わせる購入者は、ほとんど居ないのではないかと思います。

 

私がこの加湿器を購入する条件になった、一番の魅力は加湿量です。最大1000ml/hだから購入したのですが、実際は800mlでした。

 

その他におかしいと思った事を書きますと、

・消費電力が違う(商品紹介では50Wだけど届いたものは56W)

・UVライト除菌がついている(商品紹介ではUV除菌の記載なし、届いた物は機能が搭載されている)

・梱包ダンボールに正規品ラベルが貼られていない(2019年以降の製品には正規品ラベルが貼られている)

 

正規品ラベルについては、公式サイトをみて分かったのですが、2019年11月以降に販売されたモデルはダンボールに正規品ラベルシールが貼られているそうです。でも今回送られてきたものには貼られていない。。。もしかして偽物??

 

公式サイトの正規品ラベルの解説

 

 

問い合わせは、梱包ダンボールや取り扱い説明書に印字されているEメール宛に連絡をしました。

3月1日の午前中に、supportアットマークkeecoonドットcom宛にメールを送りました。

 

そしたらなんと、2時間後には企業から連絡がありました。なんと早い返信なのでしょう!

KEECOONという中国企業さんは、日本のサポート業務代理の専門企業に委託されているようでした。

 

委託企業の社名は「○○○オフ株式会社」

※○○は伏字にしておきます。

 

その後3回ほどやりとりをさせてもらいましたが、1日半の時間で問題が解決できましたので、簡潔に内容をご報告します。

 

まず今回届いた商品が偽物ではないかという点

⇒取り扱い説明書に記載されたLINEのQRコードを読み取り、サポート会社のアカウント「○○○オフ家電」が表示されたら正規品です。

 

偽物でも同じ説明書が作れるんじゃないかと思うところですけどね。

 

加湿量が800mlと1000mlの違い

⇒初期ロット品は800ml/hで、最新の2023年度版は1000ml/hです。

 

初期ロットかどうかは、アマゾンの注文番号をメーカーに知らせると調べてくれます。

 

推測ですが、初期ロット品は800mlなので消費電力が50W、最新は1000mlだから56Wと加湿量が多くなったので消費電力も高くなったものと思われます。

 

正規品ラベルが貼られていない点

⇒メーカーの単なる貼り忘れ(弊社のミスなので指摘してくれた事を感謝されました)

 

初期ロット品と新型ロット品の加湿量

⇒初期ロット品:低250ml/h、中500ml/h、高800ml/h

⇒最新ロット品:低300ml/h、中600ml/h、高1000ml/h

 

初期ロット品が、いつ製造されたものか分かりませんが、これだけの違いがあることが判明しました。

販売サイトによっても、説明イメージ図がバラバラなので、どれが本当のスペックか分からないですね。

 

商品説明も、初期モデルと最新モデルがごちゃ混ぜになっているようです。

 

  自分で加湿量を調査

 

納得できたようで出来ていないのが本音です。

なので、自分で加湿量を測ってみました。最後の悪あがきです。

 

加湿器の内部に水が溜まっていない状態で、1000mlの水を入れて最大加湿量で1時間稼動して停止後に残水量を確認することに。

 

500mlの水を2杯入れました。

 

 

 

水は、上のカバー蓋を開いて投入です。

前回の加湿器は自分でカバーに穴を開けて、上から水を入れられるようにしていましたが、今回はもう大丈夫です。

 

 

 

最大加湿の3番を選択します、UV除菌スイッチは常にONです。

 

 

 

加湿中の霧は、こんな感じです。

 

 

15秒の動画もあります。



1時間タイマーで停止後の水残量は、タンクの中はほぼ空っぽでしたが、超音波を発生させるユニット内(水受け部分)には大分残っていましたので、計量器に移し替えました。

 

写真はちょっと水が見えにくいですけど。

 

 

 

残量は400mlほど残っていましたので、1時間で加湿できた量は600ml/hとなります。

1000mlどころか、800mlも加湿されていませんでした。

 

 

 

消費電力も確認してみました。

低⇒44W、中⇒54W、高⇒63W

 

 

仕様では消費電力が56Wと表記されていますが、実際は全然違いますね!

 

600ml/hで63Wか・・・

どおりで半日で減っている水量が前回の加湿器と比べて少ないわけだ。

 

 

  結果的に・・・

 

先日購入した商品が、Amazonの商品説明に載っていた仕様と実際に届いた仕様が違う問題ですが、メーカー側で確認してもらうと正規品ではありましたが、自分で色々調査してみると、実際の仕様と異なる事がたくさん発覚してしまいました。

 

いくらサポート体制は万全であっても、色々な箇所に表記の間違いがあることについては、いかがなものかと思ってしまいました。

これが中国クオリティというやつでしょうか。

 

 

今回購入した製品も、価格が14000円近くしている事を考えると、すぐに買い換えることもできず今から返品することも面倒なので、迅速なサポート体制に免じてこのまま使っていこうと思います。

 

加湿量は、自分が希望していたものとだいぶ違いますが、加湿センサーは上手に感知しているようで、設定した湿度になったら停止、5度くらい下がったら自動的に稼動はきちんと行われているので、そこだけは評価できます。

 

 

これからこの加湿器を購入検討されている方のお役に立てられたら幸いです。

あと近日中に、今回の件について注意喚起としてAmazon評価レビューに書き込みたいと思います。

 

最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。