
MAPLUS マプラスの 『リキッドパラフィンワックス』・『スーパーグライドクリームワックス』を取り扱うことになりました。
※ ワックス・チューンナップに関しての考え・知識・作業工程などは様々あります。
ブログ主の個人的な主観となりますので、暖かい目でご覧ください。
今回紹介するMAPLUS マプラスの リキッドワックスは、
従来のアイロンで行う「固形のパラフィンワックス」と、ほとんど同成分の液体にしたものです。
◆アイロンで「ホットワックス」をするというのは、
固形のワックスは熱して液体にしないと滑走面に浸透しませんので、
アイロンで熱して「固形」→「ドロドロの液体」→「シャバシャバの液体」にして、
滑走面・内部芯材・接着剤などに過度な熱でダメージを与えないように
温度調整・アイロンの移動スピードを調整してワックスを浸透させていく作業です。
初心者には加減がわからず、正解もわからずなかなかハードルの高い作業です。
また作業後 冷えたワックスは
滑走面の中に浸透して固形化したもの(必要なもの)と
滑走面上に染み込まなかった固形化したワックス(不要なもの)
ですので、不要なワックスは スクレイパーで削ったり、ブラシで擦ったりして
ピカピカになるよう綺麗にしていきます。
細かいワックスの削りかすが、いっぱい出るので、
ワックスをする場所が確保できない方にはハードルがさらに上がるのです。
◆ MAPLUS マプラスの リキッドワックスは、
『固形ワックスと ほぼ同成分のパラフィンを液体化したの状態』で容器に入っていますで、
アイロンで熱をかけてシャバシャバに溶かすまでの工程が不要になります。
アイロンで滑走面に熱をかける回数が減るため板への負担が減ることも優位な点です。
よく降ってから、ワクシングパッドにワックスを適量取り
滑走面に均一に塗り伸ばします。
約10分でワックスが固まりますので、
馬毛ブラシかナイロンブラシでブラッシングするだけです。
シャバシャバの液体ですので、「 薄く・広く・深く滑走面に浸透」
しますから、スクレイパーは不要でブラッシングだけで滑走することができます。
滑走性は1日持続し、ホットワックスと同等に近い効果を発揮してくれます。
マプラスリキッドワックスは、時間と手間が省ける新時代のスキーワックスです。
ホットワックスで面倒な場所の確保、ワックスかすなどのゴミ問題、作業にかかる時間の軽減
容器のサイズもコンパクト(75ml=高さ15.5cm × 直径4cm)なので、携帯も容易です。
朝リフトに乗る前10分~15分の時間があれば作業が完了しますので、
慌ただしい日帰りでも、連休で滑りに行っても 快適にワックスされたボードで滑走できます。
最近のスキー・スノーボードレースのワックスサービスマンの世界ではリキッドワックスは常識となっているようです。
リキッドワックスの登場で作業時間が短縮し前夜にビールを飲む時間ができたとか・・・
継続性の無い液体ワックス・時間をかけたホットワックスの常識を超越した高性能なリキッドワックスが注目されています。
◆ アイロンでワックスができる方は・・・
リキッドワックスのパフォーマンスを最高の状態で発揮するには、
滑走面をクリーニング後、アイロンでホットワックスしてベースを作った上に、
リキッドワックスを施行した方が、ワックスの滑走性&持続性が上がるようです。
また、グラファイトが入ったワックスを入れたり、硬いワックスを入れすなど
ワックスの組み合わせの手札が増やすことが可能です。
【日本特有なWAX事情】
日本は世界でも珍しい雪質で、長野オリンピックで各国のレーシングワックスマンが非常に苦労したそうです。
水分が多い・海から塩分・中国大陸からの黄砂・PM2.5・リフトからの油・花粉などの汚れ
などが混ざった雪が降ったり、降雪後の表面に覆ったり 欧米とは条件が違うようです。
寒い時は硬いワックス・暖かくなれば軟らかいワックスを選ぶ。
湿度が上がれば、フッ素の含有量が高いものが良く滑る というのが基本ですが、
日本では 春になると雪が汚れ 湿度が高いので、通常なら軟らかいフッ素入りワックスを選択しますが、
軟らかいワックスではなく硬いワックスでプロテクトして
フッ素で 汚れが滑走面に付着しないようにするのが日本向きなのではと思います。
※ワックスについての考え方は色々あると思います。
【MAPLUS】
マプラスは、イタリアのMAFLON社の1事業部です。
MAFLON社はフルオロケミカル(フッ素)の原材料を世界中に販売している会社です。
フッ素をSWIX、TOKO、HOLMEKOLなどに販売しています。
各国のナショナルチームサービスマンが愛用している信頼のブランドです。
【リキッドワックス使い方・使用上の注意】
① リキッドワックスの性能を最大限発揮するために滑走面をクリーニング、ホットワックスでベースを作った後に使うことをお勧めします。
② リキッドパラフィンは、よく振ってからお使いください。
③ 蓋がSafe topタイプになってますので上から押しながら回転させて開けます。
④ ワクシングパッドにリキッドワックスを少量とり、薄く塗り込みます。
⑤ 10~15分 乾かします。(ホットワックスを終えて、スクレイパー後ぐらいの状態)
⑥ 馬毛・柔らかいナイロンブラシなどでブラッシングして完成です。

◆ 【BP1】 リキッドベースパラフィン 税込¥2,640 / 75ml
リキッドワックス入門に最適な、リキッドベースパラフィン BP1 は、ベースワックスとして最適です。
滑走ワックスとしても使えます。(乾いた雪ほどよく滑ります。) リキッド(液体)パラフィンワックスです。
75ml / 約20本分使用可能で、税込¥2,640 / 1本 = ¥132の計算です。
適正温度の商品を選んで、作業するだけです。
【BP1】 リキッドベースパラフィン 税込¥2,640 / 75ml
*ホット 軟らかいパラフィンワックス
雪温 ー3℃~ 0℃ 湿度 40%以下
[ブログ主 適正エリア イメージ ] 汚れの無い春雪 !?
固形の柔らかいパラフィンワックスは、クリーニングワックスとして使うことはありますが、
『春雪+汚れ』に対応するには 硬めのワックス(コールド)で汚れをプロテクトし
【フッ素・グラファイト】などの成分が必要だと思いますので
リキッドワックスのフッ素無しのホットは必要ないと思います。
*ミッド
雪温 ー9℃~ー2℃ 湿度 40%以下
[ブログ主 適正エリア イメージ ] ハイシーズンの関西・岐阜・長野など
*コールド 硬いパラフィンワックス
雪温 ー22℃ ~ ー8℃ 湿度 40%以下
[ブログ主 適正エリア イメージ ] 志賀高原・菅平エリア・白樺湖エリアなどの寒いタイミング。 人工雪や急な積雪

【LP2】リキッド Low フッ素パラフィン 税込¥4,070 / 75ml
湿度の多い日本の雪質にマッチし、滑走ワックスとして最適な
ローフッ素配合のリキッド(液体)パラフィンワックスです。
75ml / 約20本分使用可能で、税込¥4,070 / 1本 = ¥204の計算です。
適正温度の商品を選んで、作業するだけです。
*ホット 軟らかい ローフッ素 パラフィンワックス
雪温 ー3℃~ 0℃ 湿度 30%~60%
[ブログ主 適正エリア イメージ ] 汚れの無い春雪 !?
『春雪+汚れ』に対応するには 硬めのワックス(コールド)で汚れをプロテクトし
【フッ素・グラファイト】などの成分が必要だと思いますので
リキッドワックスのフッ素無しのホットは必要ないと思います。
*ミッド
雪温 ー9℃ ~ ー2℃ 湿度 30%~60%
[ブログ主 適正エリア イメージ ] ハイシーズンの関西・岐阜・長野など
*コールド
雪温 ー22℃ ~ ー8℃ 湿度 30%~60%
[ブログ主 適正エリア イメージ ] 志賀高原・菅平エリア・白樺湖エリアなどの寒いタイミング。 人工雪や急な積雪

【スーパーグライドクリーム】 税込¥4,290 / 250ml (ワクシングパット入り)
対応温度が幅広くフッ素入りで、大容量の250ml ワクシングパットまで付属しいて、
カタログには、2〜3日滑走性が持続とあり コストパフォーマンス最強!?の逸品。
春雪にも強いようです。
全雪質対応のオールラウンド ローフッ素 クリームワックス
対応雪温 ー15℃ ~ 0℃
WAX FUTURE 対応
滑走性&持続性もあり 2~3日は滑走性が持続← カタログより
フッ素配合で、すべての雪に対応。浸透性が良くスノーボードにも最適。
【クリームワックス使い方・使用上の注意】
① クリームワックスの性能を最大限発揮するために滑走面をクリーニング、ホットワックスでベースを作った後に使うことをお勧めします。
② ワクシングパッドにクリームワックスを少量とり、薄く塗り込みます。
③ 10~15分 乾かします。(ホットワックスを終えて、スクレイパー後ぐらいの状態)
④ 馬毛・柔らかいナイロンブラシなどでブラッシングして完成です。
【お勧めのリキッドWax・クリームWax 作業 入門編~上級編】
◆ スーパーグライドクリーム 入門編 コスパ最強
オールコンディション対応 (雪温 ー15℃ ~ 0℃) ローフッ素 上記使い方 ①~④で施行
滑走性&持続性もあり 2~3日は滑走性が持続します!!
フッ素配合で、すべての雪に対応。浸透性が良くスノーボードにも最適。
◆ リキッドワックス × 1 入門編 超簡単ワックス 1工程バージョン
【BP ベースリキッド】適正な温度帯(ミッド又はコールド)で 上記使い方 ②~⑥で施行
◆ リキッドワックス × 1 初級編 超簡単ワックス 1工程バージョン
【LP ローフッ素リキッド】適正な温度帯 (ミッド又はコールド)で 上記使い方 ②~⑥で施行
◆ リキッドワックス × 2 中級編 簡単ワックス 2工程 バージョン
【BP ベースリキッド】適正な温度帯(ミッド又はコールド) で上記使い方 ②~⑥ベースワックスとして施行した後、
【LP ローフッ素リキッド】適正な温度帯(ミッド又はコールド) で上記使い方 ②~⑥滑走ワックスとして施行
◆ ホットワックス × 1 + リキッドワックス× 1 上級編 2工程 バージョン
アイロンにて、ベースワックス施行後
【LP ローフッ素リキッド】適正な温度帯(ミッド又はコールド) で上記使い方 ②~⑥滑走ワックスとして施行
※ アイロンの作業は、雪質によって作業回数1~3日に1回行う。