【お知らせ】
当科ではスタッフ医師を募集しています。募集要項はこちらです。当科の紹介記事はこちらから。メールでのお問い合わせはhematology@aih-net.comまでお願いいたします。

 

こんにちは。血液内科スタッフKです。

 

今回は、つい昨日のことなのですが、当科での働き方改革を発信するウェブセミナーに参加させていただいたので、そのご報告となります。

 

私は特に産業医であったり、働き方改革の専門家というわけではないのですが、世の中に「働き方改革」という言葉が出てくる少し前から、科の業務改善に取り組んで来ました。

 

今でこそ医師の長時間労働問題は大きく報道されたこともあり、一般の方にもかなり周知されてきているとは思うのですが、これは医師だけの問題ではなく、その他の病院職員(医療職・事務職など)、関連業種の方はもちろんの事、その地域の皆様にとっても非常に重要な問題です。昨今の新型コロナウィルス関連でも、医療体制や国民皆保険の維持が大きな社会問題となりました。

 

2025年ころから日本の総人口は急速に減少していきますが、その中で高齢者人口はほとんど減少しないのに対し、生産年齢人口が減少することにより、大きな人口構造の変化が起こると推計されています。あまりうまく想像ができませんが、この変化は、おそらく今まで誰も経験したことのないようなものになるでしょう。自分が働いている間、医療制度は維持されているのか、そして後輩達に安心して引き継げる社会は作れるのか・・・喫緊の課題です。

 

そんな中、以前当院で働いてくれていたY先生からお声かけがあり、今回の発表の機会をいただきました。

 

飯塚病院における働き方改革の推進 ~令和型血液医療のあり方を考える~

 

というタイトルで、45分間も発表時間がありましたので、私の思いをぎっしり詰め込んだスライドを作成しました。実は以前にも同じようなテーマで発表したことがあったのですが、2022年版として大幅にバージョンアップしました。思いが強すぎてスライドが80枚弱になってしまい、非常に駆け足になってしまったのが反省点です。

 

 

将来のがん医療の動向、働き方改革に関する行政の動向を解説した後に、当科での取り組みを紹介させていただきました。ブログ記事にもしているので、リンクを載せます。

 

●有給休暇取得の促進

 

●化学療法チェックリストの作成

 

●定期病状連絡

 

●ライフステージ(出産・育児・介護など)に応じた雇用の多様性

 

 

この他にも、当科での取り組みを色々とお話させていただいて、私としては思いを出し切った!という気持ちです。質問も多くいただいて、大変ありがたかったです。参加していただいた皆様に厚く御礼申し上げます。

 

これからも、さらなる医療カイゼンを推進し、魅力的な血液内科づくりに貢献していきたいと思います。

 

おまけ

 

 

おまけというか、発表した場所です。発表前はいっぱいいっぱいで写真撮る余裕がなかったです(><)