タイガーマスク 伊達直人 民主党で、日本の今を語る
年明け早々、懐かしさとともに心温まる話題だった。
「伊達直人」は、恵まれない子供に「ランドセル」を背負わせようとした。
しかし、現首相の「(菅)直人」(スッカラカン首相)をはじめとする民主党の奴らは、恵まれない人々に更なる負担(メンタルも含む)を背負わせ、そして、日本の子供たちには長期的に国の「莫大な」借金を背負わせようとしている。
マスコミ諸氏や評論家も、このくらいのコメントを言えないものだろろか?
今の日本の政治・経済状況を端的に表現しろと言われれば、私ならば、上記のように言う。知る限り、全国紙などではこうした表現は見てないから、Originalityは高いかな?・・・(笑)。
2011年 年頭にあたって・・・
明けましておめでとうございます。
旧年中は、拙文を読んでいただき、ありがとうございました。
今年は、より一層、飛躍の年にしたいものですな。
2010年の年末には、かなりの苦労の末、決定的なデータが出せました。
今(年末から年明けにかけて)、論文を、ほぼ仕上げました。
これからハーバード大学とカロリンスカ研究所の先生方の意見を聞いてから、方針(投稿先やその他戦略)を決めます。
では、今年もよろしくお願いいたします。
最後になりましたが、読者の皆様のご多幸を祈念しております。
日本の民主党政権が招く、日本の科学破壊と日本人の生活の破壊
今日の記事の表題に書いたような状況が、今、現実になっている。
「すっからかん」首相が、急遽、科学技術予算を増やすと「思いつき」でいったおかげで、「最先端・次世代」プログラムの発表がまたまた、遅れた。いちおう、首相の指示だから、役人らは、もう一度、決まっていた採択者・配分額を見直さねばならなくなり、この分だと、22年度の研究費は事実上、2ヵ月くらいしか配分されないだろう。
事実上の予算削減だ。特に能力のある若手にとっては、政治に振り回された1年であったろうな。
研究の予定も何もたてられず、事実上、研究ペースがダウンしているのは、特に将来期待できる若手研究者ということになってしまっている・・・。これは、実にゆゆしき問題だ。
こういうことが原因の1つとなり、中・長期的に日本人の生活破壊が加速していく。
(こういう話は科学者のみならず、一般の方々も無関係では無いのです・・・。まあ、気づかないでいられるうちが華か・・・。)
来年度(23年度)の科学研究費は、増額される「様子」と報道されているが、これも、口ばっかりになると思われる。
あんまり期待しちゃだめだよ。若手研究者の皆さん。
今の、政治の混乱見てみなよ。年明けから、大きな混乱があり、へたすりゃ3月-5月に政変があると予想しておこう。
2010年 ブレイクスルー オブ ザ イヤー と新世紀10年のトップ10(Science誌)
画期的な科学成果にiPS細胞など選出 米サイエンス誌
米科学誌「サイエンス」は今年までの過去10年間で画期的な科学研究成果を17日付の同誌で発表した。京都大学の山中伸弥教授が作製した新型万能細胞(iPS細胞)など10テーマを選んだ。
ほかには、米航空宇宙局(NASA)の惑星探査機が明らかにした火星の水の存在や、地球温暖化などの気候変動、太陽系外惑星の発見、がんやアルツハイマー病などと関連した炎症などが選ばれた。
2010年の最も重要な成果では、量子力学の法則に従う運動を実験で初めて再現した米カリフォルニア大学の研究を1位とした。また、今年の科学ニュースとして、日本の小惑星探査機「はやぶさ」の成功も選ばれた。
(日本経済新聞)
米科学誌:「10年の成果」にiPS細胞 「はやぶさ」も
米科学誌サイエンスは16日付の最新号で、今世紀の10年間に科学的に大きな進展のあった10の分野を特集。山中伸弥京都大教授が作成に成功した、さまざまな細胞になる能力がある「人工多能性幹細胞(iPS細胞)」に関する研究も選ばれた。
今年の主な出来事を振り返る中では、小惑星探査機「はやぶさ」の帰還(6月)や、遺伝資源の利益配分ルールを定める名古屋議定書を採択した国連生物多様性条約第10回締約国会議(10月)にも触れた。
「細胞の初期化」という項目で研究成果が取り上げられた山中教授は2006年と07年、それぞれマウスとヒトでiPS細胞を作成することに成功。細胞により治療する再生医療や、薬の開発への応用が期待され、同誌は「発生生物学における展望を一変させた」と評価した。
特集では今年の「10大成果」も発表。最も重要な科学的進歩として、米カリフォルニア大サンタバーバラ校の物理学者らがつくった「世界初の量子装置」を選んだ。装置は、原子レベルの微小な世界で起こる現象を説明する、量子力学の法則に従った動きを再現するという。
(毎日新聞)
コメント:
今年も恒例のScience誌が選ぶ、(科学界の)ブレイクスルー オブ ザ イヤー。
昨年は、iPS細胞が、はずされた(昨年の今頃・・・確か2009年12月21日の、このブログ記事を参照してくだい)。しかし、今年は、復活!・・・ハーバード大学の「mRNA法によるヒトiPS細胞樹立」が、この「返り咲き」に貢献したようだ。
一方、2000年からの過去10年間で画期的な科学研究成果という項目では、iPS細胞が選ばれた(のは当然)。
2011年からの10年間で、ヒトiPS細胞の臨床的価値が大きくなることを願う、2010年の暮れ。
今後の5~10年の間に、少なくともヒトiPS細胞を用いた検討が今のように「前面」にではなく、さりげなく、当たり前のように、たとえば「ノックアウトマウスやPCR法」と同程度に論文に記載されなければならない状況になることが望ましい。
そのために、なされなければならない課題はまだ多くある(細かいことを言えばきりがないけれど・・・)。
・・・で、こういう状況で、科学技術の意義にとてつもなく無理解な民主党政権にある日本は不幸である。
以前、ここの記事で、中国が日本を見限る(=利用価値をなくす)のは、日本の科学技術の結晶かつ国民生活を支えてきた主な製品の特許が軒並み切れ、それらの国際シェアが20%をきる2015年くらいかなと書いた。
これが、どうも「前倒し」になりつつある。昨今の「かの国」の無法ぶりから、わかるだろう。
来年は、現在の「売国政権」(中国に利益のあることばっかりやってる)が倒れたら、超一流紙たるScience誌は、2011年の画期的な「政治科学成果」として、日本の科学革命を特集してほしい。・・・まあ、そういう状況にはならないのだろうな・・・。ちなみに、同格の超一流誌、Lancetは、2011年に、日本の医療特集をする。
ヒトiPS細胞研究の行方・・・2010年の年の暮れの時点にて
◇がん化は数年で解決--山中伸弥氏
◆iPS細胞のがん化を克服するには、どのような課題があるか。
遺伝子に傷が付かず腫瘍ができにくい細胞と、それを作る手法を決めるのが一つ目の課題。次に、目的の細胞になりきっていない「未分化細胞」が残ったまま移植すると腫瘍になるため、それを除去することも課題だ。いずれも研究が進んでおり、数年で解決できると考えている。それでも万一、移植後に腫瘍が判明する場合に備え、臨床試験の対象は細胞の変化を追跡しやすい病気や場所を選ぶことになるだろう。
◆iPS細胞を作るには時間がかかるため、治療用のiPS細胞を事前に用意する「バンク」を作る構想がある。どんな方法で作った細胞が対象になるのか。
基にする細胞の候補はたくさんある。皮膚、末梢(まっしょう)血、親知らず、口腔(こうくう)粘膜などだが、この4年ではっきりさせたい。遺伝子の導入に使うウイルスは、センダイウイルスなどなら外から入れた遺伝子が細胞内に残らない。最近はたくさんの遺伝子を入れてもいいから質の良いiPS細胞を作ろうという考え方になっている。一番安全で効率の良い方法を公平に評価する基準を作るのも私たちの使命の一つだ。
◆細胞が初期化する仕組みは、どの程度分かってきたか。
なかなか分からない。分かれば、1カ月かかるiPS細胞が1日で、1%しかできないものが100%作成できるようになるかもしれない。
◆iPS細胞の研究の倫理的な課題は。
ES細胞(胚性幹細胞)と違い、受精卵を傷つける問題はないが、iPS細胞から精子や卵子ができるかもしれない。良い面としては、精子がほとんどできない男性がいた場合、(その人から作った)iPS細胞を使って精子を作れない理由を研究でき、原因が分かれば薬を開発できるかもしれない。一方、iPS細胞で生命を作ることは許されるだろうか。動物の体内でヒトの移植用臓器を作る可能性もある。大切な研究だが、ヒトのiPS細胞を動物の受精卵に入れることには反対もあるだろう。いずれも生命倫理上大切な問題で、研究の透明性を高め、十分議論することが必要だ。
◇厳格な基準作り肝要--ルドルフ・イエーニッシュ氏(米国MITの教授)
◆iPS細胞のがん化を防ぐ方法は開発されるか。
がん化を防ぐには、遺伝子が変化しないiPS細胞を作る必要がある。基になる細胞の染色体に遺伝子を組み込まないウイルスや、遺伝子の代わりにたんぱく質などを使う方法が研究されている。今のところどれも理想的ではないが、比較的近い将来に解決できると確信している。患者の治療に使うには、未分化な細胞が残らないようにする必要もある。
◆安全で使いやすいiPS細胞の基準を作る上での課題は?
ES細胞でも、あるものはうまく神経に分化するが血液にはならず、別のものはその逆というように異なる。iPS細胞も同じだ。(人工的に遺伝子などを組み込まない)ES細胞を参考にしながら、厳格な基準を確立することが大事だ。
◆細胞の初期化のメカニズムは?
4遺伝子の役割は初期化のきっかけを作ることだ。初期化には複数の細胞分裂が必要で、その過程でさまざまな変化が起きる。そのステップを明確にすることが重要だ。皮膚の細胞と、そこからできたiPS細胞を比較するのは簡単だが、その間にはブラックボックスがある。
◆iPS細胞を治療に使ったり、薬の候補探しに活用できる見通しは。
治療応用はかなり先だと思う。病気によっては早いかもしれないが、何年後か予測することには意味がない。細胞移植による治療を考えると、アルツハイマー病や筋ジストロフィーは難しい半面、骨髄はやりやすい。私たちはiPS細胞から骨髄細胞を作り、マウスの鎌状赤血球貧血症を治療する実験に取り組み、うまくいった。
(iPS細胞利用の)焦点は、今は複雑な病気の研究だ。患者のiPS細胞を使い、試験管の中で病気を再現できれば、どんな物質が薬として使えるかの選別もできる。
◆倫理問題は解決されたか。
iPS細胞から生殖細胞を作れるとなると、議論や規制が必要になるかもしれないが、まだうまくいかず、遠い先の話だ。どんな科学的発展にも、役立つ面と誤用の可能性の両方がある。
(毎日新聞)
コメント;
日本・米国の両巨頭に対するインタビュー。
まあ、当たり障りのない、答えなのは、無理もない。
iPS細胞のがん化を防ぐ方法の開発「時期」は、両者、一致しているな。
私自身の研究成果も含め、厳密に検証するための「時間」が必要だから、数年内といってるわけで、まさに「時間の問題」ととってもらってかまわない。
また、がんリスク回避のために4因子から減らして、4、3.2・・・とするのが、良いと思われてきたが、がんリスクを避け、そして質の良い細胞を創ろうとすれば、最低でも3因子の「再活性化」が必要なことが、わかっている。
(・・・って、こんなことは、もう書いていいだろうから、書いた。)
やはり事前に名前が漏れた、今年のノーベル生理・医学賞受賞者
インゲルさんは25年以上、科学や医療の取材を続けている。医学生理学賞を選ぶカロリンスカ研究所に知り合いも多い。大手地元紙スベンスカ・ダグブラデット紙から受賞の予想を書くように依頼され、選考関係者に電話した。
インゲルさんは、人工多能性幹細胞(iPS細胞)を開発した京都大の山中伸弥教授ら幹細胞に関する研究者が受賞すると考えていた。取材相手に「iPSが取るの?」と話を向けたところ、返事は「いや、エドワーズが取るよ」。具体的な名前が飛び出して、仰天したという。
英ケンブリッジ大のロバート・エドワーズ名誉教授は、世界初の体外受精児を誕生させた研究者だ。インゲルさんは急いで編集部に電子メールを送った。サブエディターのマリア・グラメールさんは「インゲルは間違ったことを言ったことがない。大特ダネだ」と判断した。
インゲルさんと編集部は作戦を練った。記者発表の資料などを準備する時間を考えれば、発表の数時間前に記事が出ても受賞者を変える余裕はないはずだと判断。午前11時半からの発表当日の朝刊で報じ、報道の通りとなった。
インゲルさんは「当日の朝刊なら大丈夫、と考えた。記事の通りでよかったけれど、情報をくれた人には、その後、連絡できずにいる」と気まずそうに笑った。〈朝日新聞)
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12月10日は、ノーベル賞授賞式;シェフ45人、生花は2万3000本
スウェーデンの首都ストックホルムで開かれる。
化学賞を受ける鈴木章・北海道大 名誉教授(80)と根岸英一・米パデュー大特別教授(75)もこの時を待つ。
世界中の注目を集める華やかな祝典の舞台裏をのぞいた。
「金曜日に晩さん会がここで開かれます。飾り付け用の花も届いています」。
市庁舎見学ツアーのガイド、シャーロッタさん(35)が7日、
市庁舎1 階の祝賀室ブルーホール(青の広間)で説明した。
金づちの音が響き、ノーベル賞の創設者アルフレッド・ノーベルの飾りが付いた道具箱が
無造作に置かれてい る。意された生花は2万3000本。壁はレンガ色、床は淡い緑色の大理石。
設計時は、壁が青色だったが、レンガの色を生かし、名前だけが残ったという。
2階のゴールデンホール(黄金の広間)は金色を基調としたモザイクの壁が豪華だ。
授賞式や晩さん会にはスウェーデンの王族や各国政府の閣僚らも出席する。
主催するノーベル財団のアニカ・ポンチキス広報担当マネジャーは「祝典の規模は当初の約10倍」と話す。
第1回の1901年には受賞者が泊まるホテルで晩さん会があり、出席者は男性113人だった。
今では受賞者は14人までゲストを招くことができ、家族や親しい友人と祝典を楽しむ。
今年の受賞者は平和賞(オスロで授賞)を除き10人。
晩さん会は約1350人が集う。厨房(ちゅうぼう)に立つシェフは45人。今年のメニューは 秘密だが、
市庁舎のレストランで09年の料理を特別に見た。
ロブスター風味のコンソメスープ、ウズラのトリュフ詰め、ムースとシャーベットの3品。
コースはわずか3品だが、各賞受賞者のスピーチや地元の学生たちによる余興、
プロのパフォーマンスなどが盛り込まれ、華やかな雰囲気の中、2時間以上続く。
デザートタイムには花火を掲げたウエーターやウエートレス約260人が一斉に客席に運ぶ。
レストランでは予約すれば、約1万8000円で過去の ノーベルディナーを味わえる。
ノーベルウイーク中は多数の祝賀会や一流の演奏家によるコンサートも催され、受賞者は最高級のもてなしを受ける。根岸さんは「一生に二度とないような週」と話す。(毎日新聞)
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このブログでは、6月7日あたりから、絵日記を書いてるから、ついでに、ご参考に。
まあ、どこやらの芸能界のスーパースターの「金満結婚式」ほどではないが、「格」は違うわな。
ヒトiPS細胞の培養方法の改善ーーー安全性向上のための基盤技術
動物由来の材料を用いず、組成が明らかな材料だけを使って安全性が高い人工多能性幹細胞(iPS細胞)を培養、作製することに成功したと、東京大の浅島誠特任教授と長岡技術科学大、医薬基盤研究所のチームが24日、米科学誌プロスワンに発表した。
培養にはマウスの細胞やウシの血清などを使うのが一般的だが、動物のウイルスなどが混入する恐れがあり、人間の治療や薬の毒性試験などiPS細胞の実用化に向けた課題の一つだった。
研究チームは、bFGFという細胞増殖因子やヘパリンなど組成が明らかな物質を使い、ヒトの皮膚細胞からiPS細胞を作り、長期間安定して培養することに成功した。このiPS細胞を分析すると、移植した場合に拒絶反応の原因となる恐れがある動物由来のシアル酸も減少していた。
従来は、培養皿でウシなどの血清を使ってマウスの胎児組織に由来する細胞を増やし、これを下敷きにしてiPS細胞を培養していた。
(47NEWS)
コメント;
長らく、ブログ更新するのを忘れてました。
自分の仕事自体は順調なんだが、最近、非常に不愉快になることが多すぎたので。
(まあ、そちらの内容は、近いうちにアメンバー限定公開してあげよう。・・・テーマ:モンスター患者)
さて、上記の記事。
フィーダーフリーかつゼノフリーでのヒトiPS細胞・ES細胞の培養ということでは、同じような試みの論文・学会報告はあるが、動物由来のシアル酸も減少させたというのが、新しい点かな。
実は、上記の情報は、新聞発表の数日前に聞いていました。
私の持つ種々の技術と共同することで、上記よりも、高品質で安全性の高いヒトiPS細胞を、長期間にわたり安心・安全に培養できる可能性が非常に高いと思います。時期がきたら、発表します。
ご期待くださいませ。
なんですと!日本人のゲノム解析ですと!!
コメント;
重要な研究だ。
日本人「怪獣説」(笑)が、科学的にどこまで明らかにできることやら・・・。
まあ、日本人女性のもやってくれ。
日本人男性とも、また違った傾向がみれるだろう・・・。
理化学研究所のチームの皆様、ついでに、私の人生も「デコード」(解読)してくださいませ(笑)。
きっと、「興味深い」データが得れるでしょう。
iPS細胞特許、再生医療目的で初の契約…フランス企業と
京都大の山中伸弥教授が開発したiPS細胞(新型万能細胞)の特許管理会社「iPSアカデミアジャパン」(京都市、社長=吉田修・京都大名誉教授)は18日、フランスのバイオ企業「セレクティス」に、再生医療の治療目的でiPS細胞の利用を認める初のライセンス契約を結んだと発表した。再生医療の実現に向けて研究が加速すると期待される。特許料や詳しい内容は企業秘密として非公表だが、iPSアカデミアジャパンによると、セレクティスは、再生医療に使う細胞を作るため、iPS細胞を体のいくつかの種類の細胞に変化させて製品化する予定だという。iPSアカデミアジャパンはこれまでに国内外の20社余りと契約を締結。ただし、その内容は、様々な病気に対する薬を開発するため、iPS細胞から作った細胞に、新薬の候補となる物質を投与して効果や副作用などを調べる「創薬」の分野に限られていた。iPSアカデミアジャパンは「iPS細胞技術を実際の医療に直接役立たせる新たな道を切り開くことができた」と評価している。
(読売新聞)
iPS特許、治療向け初供与 京大系管理会社、仏社に
京都大学の山中伸弥教授が開発した新型万能細胞(iPS細胞)の特許を管理する専門会社のiPSアカデミアジャパン(京都市)は18日、フランスのバイオ企業にiPS細胞の特許をライセンス供与したと発表した。iPS細胞から作った細胞を創薬向けだけでなく、再生医療など治療向けの研究開発や製品にも使える契約を初めて結んだ。iPS細胞の早期医療応用を促しそうだ。
供与するのはセレクティス社(パリ市)。フランスの代表的な研究機関であるパスツール研究所から分離独立した会社で、遺伝子操作技術などに強く、幹細胞の産業化を目指す子会社を持つ。セレクティス社はiPS細胞から分化した細胞を、新薬開発の基礎実験などに生かすほか、病気や事故で機能が失われた臓器の修復を目指す再生医療向けにも役立てたい考えだ。(日本経済新聞)
コメント:
「iPS特許、治療向け初供与、仏社に」って、「仏(ホトケのように人類の幸福を願う)会社、あるいは仏壇会社」にではなく、フランスのバイオ営利企業に・・・ですから(笑)。
ちなみに、ヒトiPS細胞利用して、私が開発したある疾患に対する新薬候補は、英語で書いた論文が、わざわざフランス語に訳されて、フランス大使館のHP(科学技術の情報提供HP)に載ってるよ。この調子なら、使うんでしょうから、私どもの特許管理者に、ご一報を(*^▽^*)
そうだな、1回の使用につき、1945年ヴィンテージのChateau Mouton-Rothschild(シャトームートンロートシルト) 1本でいいや・・・って、言っといて、特許弁護士様。