※登場人物
・井口達也(バカ・北海道へ向けて配達中)
・大関(友人・トラック運ちゃん)
・咲(インターで徘徊していたミニスカ女)
・信永(友人・何でも屋)
・黒田(依頼物の受取人at北海道)
・依頼主(信永にブツの運びを依頼)
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---本編ここから---
「お、達也、サービスエリアでナンパかよ」大関が言った。
大関が俺の知り合いと見るや、女は「どぉもぉ」と言った。
軽い…この女は軽い。
見た目通りの印象だ。
「達也ぁ、わるいな。ナンパはまたにしてくれ。そろそろ出発すんぞ」
大関は女にわずかに微笑むと、俺に向かって言った。
「ナンパじゃねーよ。逆だよ逆。なぁ」俺は女に話を振った。
「どっちでもいいわ。行かねーならお前置いて行くからな」
大関はどうも早くこの場を去りたいようにも思える。
俺は舌打ちをして答えた。
「わかったよ。じゃあね、えっと…咲ちゃん」
すると咲は「えー、もう行っちゃうの?」と言った。
「まぁ、仕事があるからさ」俺は格好つけて答えた。
このままここで話していても何も進展もしないだろうし、俺は踏ん切りをつけて立ち去る事にした。
そして咲に手を振って大関とトラックに向かった。
大関は俺と二人になると、「あれはやめとけ。トラックの運転手狙いの売春女だわ」と言った。
確かに、言われてみれば辻褄があう。
こんな夜中に肌の露出が多い服を来て一人でサービスエリアを徘徊するなんて、普通ではない。
事の真意は定かではないが、それももうどうでもいい話。
俺達はトラックに乗り込んだ。
すると、誰かが運転席のドアをノックした。
咲だった。
「あのぉ、私も乗せていってもらえませんかぁ?」
「は?」大関が不機嫌そうに答えた。
旅は道連れ、世は情け。
「いいよ。乗りな」俺が大関の後ろから咲に声をかけた。
「は!?」大関は一層不機嫌になって俺を睨んだ。
~つづく~
井口達也
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