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THE WHALES OF AUGUST


「八月の鯨」★★☆☆☆
(US, 1987, 91min/岩波ホール)
Director:Lindsay Anderson

ミニシアターの元祖、岩波ホール創立45周年記念上映作品。
無声映画~ハリウッド黄金時代に活躍した女優、リリアン・ギッシュとベティ・デイヴィスが奇跡の共演。
1988年の公開時31週間という異例のロングラン大ヒットを記録した。

SHADOW DANCER


「シャドー・ダンサー」★★★☆☆
(Island/UK, 2011, 101min/シネスイッチ銀座)
Director:James Marsh

監督は『マン・オン・ワイヤー (2008)』のジェームズ・マーシュ。
コレット役、アンドレア・ライズブローの眉間に皺をつけた形相は魅力的。

http://shadow-dancer.com/

IO SONO LI


「ある海辺の詩人 -小さなヴェニスで-」★★☆☆☆
(Italy/France, 2011, 98min/シネスイッチ銀座)
Director&Writer:Andrea Segre

舞台は“小さなヴェニス”と呼ばれるイタリアの漁師町。
幼い息子を祖国に残し多額の借金をしてイタリアに渡った中国人女性と、旧ユーゴ移民の老漁師との恋物語。

http://www.alcine-terran.com/umibenoshijin/

THE MASTER


 「ザ・マスター」★★☆☆☆
(USA, 2012, 138min/日比谷シャンテ)
Director&Writer:Paul Thomas Anderson

『容疑者、ホアキン・フェニックス』のホアキン・フェニックス。
驚くのは彼の役づくり。
38歳とは思えないふけ顔、さらに堕落ぶりを象徴するなで肩。
初めは本人と気がつかないぐらい。
もうほんと、すごい俳優。

シーンの間は独特で、画も音も秀逸。これぞ芸術映画。
俳優陣も無論文句なし。

ただ“新興宗教”に対する先入観から斜に構えすぎた。
世界中で称賛されているも、受け入れ難いなと。
いたしかたない。

http://themastermovie.jp/

MARTHA MARCY MAY MARLENE


「マーサ、あるいはマーシー・メイ」★★★☆☆
(USA, 2011, 102min/シネマート新宿)
Director&Writer:Sean Durkin

マーサ役、エリザベス・オルセンの声がいい。
『レッド・ライト』でも存在感は十分。

姉はかの有名なオルセン姉妹。
彼女らとは対極ともいえる陰の魅力。

http://video.foxjapan.com/movies/marcymay/

THE MESSENGER


「メッセンジャー」★★☆☆☆
(USA, 2009, 112min/新宿シネマカリテ)
Director&Writer:Oren Moverman

イラク戦争で戦死した約4500人の遺族の元に、この告知人”メッセンジャー”が訪問した。
遺族がテレビやネットで知ってしまう前に、いち早くその第一報を伝えるのが任務。
戦争シーンは一切なく、任務遂行中に生まれた恋愛物語をも描く。

またひとつ、某国の暴走で始まった戦争の一片がドラマになった。
主導国としての後悔の念や、戦争の無意味さの訴えはない。
ただ告知人という“過酷”な任務に立ち向かう”勇敢“な姿を映している。

浅く、薄く、無責任な映画。
開戦から10年、イラクでは今でも大規模テロが続いている。
根本から目を背けるべからず。

なんて、、「ハート・ロッカー(2008)」とか「グリーン・ゾーン(2010)」を観た時はこんなこと思わなかったのに。
あくまでも映画は映画なのに。
なんか気に入らない。

http://www.messenger-movie.jp/

AMOUR


「愛、アムール」★★★★☆
(France/German/Austria,, 2012, 127min/テアトルシネマ銀座)
Director&Writer:Michael Haneke

監督は「ピアニスト」「白いリボン」の名匠ミヒャエル・ハネケ。
病に倒れた妻を献身的に介護し最期を看取る。
そんな映画はこれまで多くの国々でつくられた。
そして決まって美しい永遠の夫婦愛が描かれた。

この作品は、愛を美化するわけでもなく、
悲壮を過剰に演出するわけでもなく、
2人の最期の愛をさらけ出している。
長回しのカットがより日常的でリアル。
心の動きが表情からみてとれ、ひやりとさせられる。
愛は美しいだけでなく、時に醜いもの。

http://ai-movie.jp/

RED LIGHTS


「レッドライト」★★★☆☆
(USA/Spain, 2012, 113min/日比谷シャンテ)
Director&Writer:Rodrigo Cortes

つめが甘すぎる。矛盾だらけ。
“目が見えてた”オチは、絶対に、一番やっちゃダメでしょ。
無理があり過ぎ。

超能力者と生物学者の攻防戦が結局は殴り合いという無様な争いに。
出だしが良くて期待が膨らんだだけに、残念。

http://gacchi.jp/movies/red-light/

SILVER LININGS PLAYBOOK


「世界にひとつのプレイブック」★★★☆☆
(USA, 2012, 122min/日比谷シャンテ)
Director&Writer:David O. Russell

最近オスカーに期待していただけに少し落胆。
それそれの人物は個性的なものの、心情の描写が薄く、ストーリだけが展開していく。

何にも響かなかい。
主演女優賞を受賞したジェニファー・ローレンスも特段魅力を感じない。
ただこういうわかりやすいアメリカ映画はあって然るべき。

http://playbook.gaga.ne.jp/

Two Photographers: Robert Capa Centennial/ Gerda

 
「ロバート・キャパ / ゲルダ・タロー 二人の写真家」★★★★☆
(横浜美術館)

 “「ロバート・キャパ」とは、アンドレ・フリードマンと
  ゲルダ・タローの二人によって創り出された架空の写真家だった”

驚きの事実。
当時2人が使用していたカメラから、キャパ作品とタロー作品に分けて展示。
比べてみると2人の写真の特性は大きく違い、
タローの写真にはアングルからも勇敢で被写体への執着心がみてとれる。

また当時の掲載紙(LIFEなど)が並べて展示され、
トリミングや注釈から、実際の写真との微妙な違いを感じられる。

http://www.yaf.or.jp/yma/jiu/2012/capataro/

「キャパの十字架」沢木耕太郎


展示の最後について、最近発売された本書にふれていたため、早速購入。
キャパが1936年にスペイン戦争で撮影した「崩れ落ちる兵士」に長年真贋論争が行われてきた。
キャパを敬愛する著者が綿密な調査の上、驚愕の結論を導いた。
最後の「十字架」のくだりは鳥肌が止まらない。
すべてが納得できるわけではないけど、この見解には一分の隙がない。
http://www.amazon.co.jp/%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%91%E3%81%AE%E5%8D%81%E5%AD%97%E6%9E%B6-%E6%B2%A2%E6%9C%A8-%E8%80%95%E5%A4%AA%E9%83%8E/dp/4163760709