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世界報道写真展2013

 
「世界報道写真展2013」★★★☆☆
(東京都写真美術館)

今年は「ジャーナリズム溢れる」作品が多かった。
見ていて“吸い込まれる”というより、写真の方から“迫ってくる”感じ。
圧倒されて、観終わって、気が塞ぐ。

http://www.asahi.com/event/wpph/

TO ROME WITH LOVE


「ローマでアモーレ」★★★☆☆
(USA/Italy/Spain, 2012, 111min/渋谷ヒューマントラストシネマ)
Director&Writer:Woody Allen

大好きウディの最新作。
やっぱり見所はアレック・ボールドウィンの立ち位置。
ファンタジーなのか現実なのかわからなくなる。
エレン・ペイジへの突っ込みもふるっててウディワールド炸裂。
それにしても最近ペネロペがお気に入りみたい。

http://romadeamore.jp/

PIETA


「嘆きのピエタ」★★☆☆☆
(Korea, 2012, 104min/新宿武蔵野館)
Director&Writer:Kim Ki-duk

2012年ヴェネチア国際映画祭で金獅子賞受賞だけあって期待大。
母親役のチョ・ミンスは終止異様な雰囲気で空気が緊迫する。

ただ多少ストーリー展開が粗いかな。
母親を受け入れるガンドの心境の変化があまりに唐突で短絡的。
かと思えば演出が過剰だったり、まとまりがない。

http://nagekinopieta.com/

STANLEY KA DABBA


「スタンリーのお弁当箱」★★★★☆
(India, 2011, 96min/シネスイッチ銀座)
Director&Writer:アモール・グプテ

歌もなければ踊りもないボリウッド映画。
ストーリーは「学校にお弁当を持って来れないスタンリー。
そんな彼の級友が毎日お弁当を分けあたえる・・・」と、だけ。
ただそれだけの物語なのに、多くの教訓が詰まった1時間30分。
主役のスタンリーをはじめとする純真無垢で天真爛漫な子どもたちは見ていて壮快。

神童現ると思っていたら、脚本はなくほぼドキュメンタリー状態で撮影したとのこと。
土日の学校で子どもたちにはワークショップと偽り一年半もの間”隠し撮り“をした。
知らないで見ていただけに驚きもひとしお。
さらに驚いたことに、人道を外れた最悪最低な男性教師役が監督。
極めつけは、理不尽にスタンリーを罵倒したその教師・監督が、スタンリーの実の父親。
こんな設定は他にない。
最近のインド映画にはうんざりしていたので、なんだかすごく嬉しい。

http://stanley-cinema.com/

TODOS TENEMOS UN PLAN / EVERYBODY HAS A PLAN


「偽りの人生」★★☆☆☆
(Argentina/Spain/Germany, 2012, 117min/日比谷シャンテ)
Director&Writer:アナ・ピターバーグ

双子の兄を殺害して彼に成りすまし、新たな人生を歩もうとする男の物語。
一卵性とはいえ、今や全く生活が違うおじさん兄弟。
成り代わって、相手の恋人と接するなんて設定には無理がある。

http://www.itsuwari-jinsei.com/

THREE SISTERS


「三姉妹 ~雲南の子」★★★☆☆
(HongKong/France, 2012, 153min/シアターイメージフォーラム)
Director:Wang Bing

中国・雲南省の最貧困地ともいわれる村で、両親と離れて暮らす三姉妹の姿を描くドキュメンタリー。
母親はおらず父親は家族を養うため都会へ出稼ぎに。
フライヤーに使われたこの写真のように三姉妹の力強い目が印象的だった。

雲南省は山地民の生活問題を解決するため、低地に全村移住させることを決定した。

確かに貧困ではあるけれど、だからといって不幸せには見えなかった。
つい自分の生活と比較してしまうけど、土地土地の生活水準ではなく「生活様式」があって然るべき。
井戸水だっていいじゃない。
妹たちの面倒を見る10歳の長女のような子は“低地”で育たないように思う。
何を基準にこの村より”低地“が勝っていると考えるか。

長女は家の手伝いが忙しく学校に行きたくても行けない状態。
低地に移住させるより農村を維持して教育環境を整備すれば、、
と、言う私も対岸の“低地”から見ている人間。

本作は三姉妹の生活を一方的に映しているだけで、彼女たちがカメラに向かって話かけることはない。
三姉妹はどう思ってるのかな。

http://moviola.jp/sanshimai/

ROMAN POLANSKI: A FILM MEMOIR

 
「ロマンポランスキー 初めての告白」★★☆☆☆
(UK/Italy/German, 2012, 90min/シアターイメージフォーラム)
Director:Laurent Bouzereau

「戦場のピアニスト(2002)」の匠ロマン・ポランスキー監督が、自らの人生を語るドキュメンタリー。
作品は他にも「水の中のナイフ(1962)」から「おとなのけんか(2011)」まで。
77年に少女への淫行容疑で有罪判決を受け、アメリカからヨーローッパへ逃亡。
本作は2009~2010年にスイスで自宅軟禁中のロマンポランスキーにインタビューした。

http://mermaidfilms.co.jp/rp/

THE TREE


「パパの木」★★★☆☆
(France/Australia, 2010, 100min/新座シネスイッチ)
Director&Writer:Julie Bertucelli

主演のドーンは『アンチクライスト (2009)』のシャルロット・ゲンズブール。
父はセルジュ、母はジェーンと才能は多分に受け継いでる。
彼女のような悲壮感が出せる俳優は希少。

相反して子役のモーガナ・デイヴィーズが残念。
少々わさわさした演技で、役シモーンの成長過程もみられず。

http://papanoki.com/

THE ANGELS' SHARE


「天使の分け前」★★★☆☆
(UK/France/Belgium/Italy, 2012, 101min/銀座テアトルシネマ)
Director&Writer:Ken Loach

名匠ケン・ローチらしい作品。
基盤はぶれないけど、毎回おもしろいテーマを引っ張り出してくる、

銀座テアトルクロージング作品。
5月31日で当映画館は閉館する。
悲しいけどHPには「新規出館を検討」と前向きなお言葉も。

この3年間で観た映画は20本。
どれも印象深いけど一つ選ぶとしたら『家族の庭(2010)』。
1週間ぐらい気持ちが塞いだ二度と観たくない作品。

http://tenshi-wakemae.jp/

CELESTE AND JESSE FOREVER


「セレステ∞ジェシー」★★★☆☆
(USA, 2012, 92min/シネクイント)
Director&Writer:Lee Toland Krieger

シネクイントらしい作品。
ただ特にアメリカ映画に頻出する“キャリアウーマン=傲慢な女性”には食傷気味。
脚本は手がこんでて面白かったのに、キャラ設定がありきたり。

http://celeste-and-jesse.com/