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凶悪


「凶悪」★★☆☆☆
(Japan, 2012, 128min/ヒューマントラストシネマ渋谷)
Director&Writer:白石和彌
Original:新潮45編集部『凶悪―ある死刑囚の告白―』

全体的にストーリー・人物ともにぱっとせず。
瀧の悪人役も全然はまっていない。

http://www.kyouaku.com/

LE MAGASIN DES SUICIDES / THE SUICIDE SHOP


「スーサイド・ショップ」★★☆☆☆
(France/Belgium/Canada, 2012, 79min/ヒューマントラストシネマ有楽町)
Director&Writer:パトリス・ルコント
Original:ジャン・トゥーレ『ようこそ、自殺用品専門店へ』

久しぶりのアニメ。
ずっと3Dだったのが、ようやく2Dで上映。
監督は「仕立て屋の恋」のパトリス・ルコント監督。

やっぱりミュージカルシーンは疲れる。

http://suicideshop.jp/

SIDE EFFECTS

 
「サイド・エフェクト」★★☆☆☆
(USA, 2013, 106min/シネマカリテ)
Director:スティーヴン・ソダーバーグ

種明かしが無理がある
想像通り。

http://www.side-effects.jp/

LAURENCE ANYWAYS


「わたしはロランス」★★★★★
(Canada/France, 2012, 168min/シネマカリテ)
Director&Writer:グザヴィエ・ドラン

90年代のカナダを舞台に、心と体の性の不一致に苦しむ男性ロランスと
その事実を打ち明けられた恋人フレッドの10年におよぶ愛の道行きを見つめた物語。

身体は疲れたけど、長編にもかかわらずのめり込んだ。
たまに映像が複雑すぎると感じたものの、
怒りはもっと怒り、悲しみはもっと悲しみをという定番の演出は一切ない。
すかしてみたり意外なところで激しかったり。
ファーストカットからラストまで2時間50分もの間、
リズムがなじんだと思えば崩れる、その繰り返し。

映像が美しくファンタジーで非現実的な日常を演出する一方で、
ロランスとフラッドは紛れもない現実を生きている。
全身全霊をかけて自分自身と闘う2人。
観賞後、これほど長く感慨にふけるのは久しぶり。

唯一ベタな役どころなのはフレッドの妹。でも彼女もいい。
“女”になったロランスとの交際を続けることに猛反対していたのに、
いざフレッドが他の男性と結婚すると「普通の生活」をしている姉に不満げ。
ホームパーティーで笑顔で来客に応じるフレッドを後ろから哀れみの目で見つめる。
しかし妹には一切ピントはあっておらず、終止笑顔を振りまくフレッドにフォーカスが合う。
なのに不思議とぼやけた妹から目が離せない。

原題は「LAURENCE ANYWAYS(=とにかく、ロランス)」
どういう意味かと思っていたら、ラストシーンでこの台詞がでてきた。
なるほど、とっても深い。

監督は若干24歳のグザヴィエ・ドラン。
本作は3作目で前作の「マイ・マザー」も11月に日本での公開が決まっている。
若さあふれる柔軟で突飛な発想から生まれた前衛的な映像や音楽。
それぞれの立場からの心情を鮮明に描くストーリーテリング。
凡人の私からみれば、経験せずに24歳でこれほど“人“を描写できることが不思議。

好きな映画監督はたくさんいる。
新作を気に入り初期作品をDVDで観たりすると、
公開時に大きなスクリーンで観たかったと残念に思うことも。
私が生まれる前の作品であれば無論叶わない願い。

この先何年映画を観るのかわからないけど、
今後ドランの作品を公開と同時に観ることができる。
この気鋭な監督と、彼の作品と、共に同じ時代に生きられてとても光栄。

http://www.uplink.co.jp/laurence/

THE MEXICAN SUITCASE


「メキシカン・スーツケース <ロバート・キャパ>とスペイン内戦の真実」
(Spain/Mexico, 2011, 86min/シネマカリテ)
Director&Writer:トリーシャ・ジフ

開始10分で寝入ってしまった。
楽しみにしてたのに残念。

写真を芸術作品として撮る写真家とは違いキャパは報道写真家。
作品が評価される前に主としてその事柄がある。
彼の場合はやはり「スペイン内戦」
本作の冒頭は、キャパの写真と共に当時の情況を経験者のインタビューとともに振り返り
一切キャパにスポットを当てていない。
やはり「スペイン内戦」にふれずに、キャパやタローを語られると違和感がある。
とても心地の良い始まりだったのに、、
睡魔と作品の善し悪しは一切関連づかない。

http://www.m-s-capa.com/


この映画館は武蔵野館の系列映画館。
ミニシアターの閉館が続く中、去年の12月に10年ぶりに復活した。
武蔵野館と同じく新宿駅ど真ん前。
こんな立地でミニシアター節たっぷりの作品群で勇ましい。

シートは前後左右ゆったり、背もたれも高い。
一人でも多く詰め込もうという算段は微塵も感じられず、
列ごとの段差は高く、どの位置からでもよく見える。
それ故ひとつ難点が。
上映中立ち上がると影がスクリーンに映り込んでしまうことがある。
上映前には”ストップ映画泥棒”に続き『エンドロールまでお楽しみください』という異例のお願い映像が流れる。
場所的に、いつもはシネコン派の人もふらりと来るからでしょう。
映画をベストな環境で観てもらいたいという思いがとっても伝わる。

LES SAVEURS DU PALAIS / HAUTE CUISINE


「大統領の料理人」★★☆☆☆
(France, 2012, 95min/Bunkamura)
Director&Writer:クリスチャン・ヴァンサン

実話を忠実に映画化するなら元ネタが相当面白くないと。
ただの回顧録になるなら、フィクションでいい。
もう一味欲しかったな。

http://daitouryo-chef.gaga.ne.jp/

GINGER & ROSA


「ジンジャーの朝 ~さよなら、わたしが愛した世界」★★★★☆
(England/Denmark/Canada/Croatia, 2012, 90min/シアターイメージフォーラム)
Director&Writer:サリー・ポッター

冒頭は名前で呼び合う友達のような父娘関係に憧れさえ抱く。
ジンジャーは17歳。
自由奔放に生活するも、周囲の大人に気を使い、
彼らを理解しようと必死に背伸びし振る舞う。
その許容の限度を超えた時、声は押し殺し静かな涙があふれる。
激しく揺れる感情の表現は、ほとんどが言葉ではなく表情で語られ、
彼女が醸し出す空気で場が変わる。

怒りで応酬するのか、赦し前へ進むのか。
ジンジャーは最後に『Forgive』という答えを出す。
「未来を生きる君たちへ(2010)」を思い出した。

http://gingernoasa.net/

POPULAIRE


「タイピスト」★★★☆☆
(France, 2012, 111min/ヒューマントラストシネマ有楽町)
Director&Writer:レジス・ロワンサル

舞台は1950年代のフランス。
ヒロインが当時女性の憧れだった秘書になり、タイプライター早打ち世界大会に挑む物語。
タイプライターの音が心地いい。

相手役は「PARIS (2008)」「モリエール 恋こそ喜劇 (2007)」のロマン・デュリス。
みるたび別人。
前作の役柄を思い起こさせない。

http://typist.gaga.ne.jp/

IL VILLAGGIO DI CARTONE/THE CARDBOARD VILLAGE


「楽園からの旅人」★★★☆☆
(Italy, 2011, 87min/岩波ホール)
Director&Writer:エルマンノ・オルミ

「ポー川のひかり (2006)」の監督
“現代の信仰や移民問題を荘厳な筆致で描いた人間ドラマ”
何度となく移民問題を扱った作品を観てきたけど、
大きな違いは登場人物の美しさ。
なぜかみんな所作がきれい。

このあと岩波ホール主催のミニ講座におじゃま。
本作も手がけた字幕翻訳家の吉岡芳子さんと、同館支配人の岩波律子さんが登壇。
様々な映画の裏話がとても面白かった。
これまで何度か邦題に苦言を呈したけど、少し反省。
ハリウッドなどの大作は本国が変更を認めず、長くても”カタカナ表記“になる。
対して単館作品は自由につけられる。だからこそ心血注ぎ、数ヶ月も悩むことがあると。
題名はその作品を知る全ての入り口となる。

本作の原題は「ダンボールの村」
邦題には、ここ(イタリア)は変わらないけど、アフリカには未来があるという思いがこめられた。

http://www.alcine-terran.com/rakuen/

2 DAYS IN NEW YORK


「ニューヨーク、恋人たちの2日間」★★☆☆☆
(France/German/Belgiun, 2012, 95min/ヒューマントラストシネマ有楽町)
Director&Writer:ジュリー・デルピー

てっきり米映画かと。
セリフ回しやキャラクターが、ガチャガチャしてる。
たまに面白いけど、あれだけ打てばたまには当たる。

ヴィンセント・ギャロの登場には驚き。
今年は邦画「人類資金(2013)」にも出るみたい。

http://newyork-2days.com/