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CESARE DEVE MORIRE / CAESAR MUST DIE


「塀の中のジュリアス・シーザー」★★★★☆
(Italy, 2012, 76min/銀座テアトル)
Director&Writer:Paolo Taviani/Vittorio Taviani
2012年ベルリン国際映画祭金熊賞受賞

イタリア、ローマ郊外にあるレビッビア刑務所。
毎年囚人たちによる演劇実習が行われ、所内劇場で一般客にお披露目する。
演目はシェイクスピアの『ジュリアス・シーザー』

演じるのは本物の服役因。
本番に向け日常的にセリフを口にするうちに、現実と虚構が交差し
刑務所全体がローマ帝国へと変貌していく。

無理がある設定だと思っていたが、あっという間に引き込まれた。
演者同様に観客も虚実の境目がわからなくなる。

監督はタヴィアーニ兄弟。
御年80歳超えとは思えぬバイタリティ溢れる迫力ある映像。

http://heinonakano-c.com/

MOONRISE KINGDOM


「ムーンライズ・キングダム」★★★☆☆
(USA, 2012, 94min/日比谷シャンテ)
Director&Writer:Wes Anderson

監督は『ライフ・アクアティック(2005)』『ダージリン急行(2007)』のウェス・アンダーソン。
フランシス・マクドーマンドにティルダ・スウィントンとキャストが粒ぞろい。

12歳の少年が同い年の少女に一目惚れし駆け落ちするという話。
少年役のジャレッド・ギルマンは初演技にして堂々たるもの。
しかし少し演出が凝りすぎかな。

http://moonrisekingdom.jp/

THE BEST EXOTIC MARIGOLD HOTEL


「マリーゴールド・ホテルで会いましょう」★☆☆☆☆
(UK/USA/Arab, 2013, 124min/日比谷シャンテ)
Director&Writer:John Madden

まいった。
第一印象はイマイチだけどこの映画館なら裏があるのかも、と。
何にもなかった。

良いも悪いも、なんにもない。

http://www.foxmovies.jp/marigold/

UNE VIE MEILLEURE / A BETTER LIFE


「よりよき人生」★★★☆☆
(France, 2011, 111min/武蔵野館)
Director&Writer:Cedric Kahn

夢を追ってみごと惨敗する、見るに忍びない男の話。
衝動的で計画性がなくて、情けない。

しかし何故か、鑑賞後感は気分がいい。
全力で思いっきり生きてる感じがよし。

たった数十年の短い人生。
安牌人生じゃつまらない。

http://yoriyoki.net/

JUTRO BEDZIE LEPIEJ / TOMORROW WILL BE BETTER


「明日の空の向こうに」★★★★☆
(Poland/Japan, 2010, 118min/新宿シネマカリテ)
Director&Writer:Dorota Kedzierzawska

『木洩れ日の家で (2007)』のドロタ・ケンジェジャフスカ監督。
舞台は現代、ポーランドに隣接する旧ソ連の貧しい村。
親もいない家もない幼い3人の少年が幸せを求めて国境越えを目指す。

長期オーディションの末に選ばれたこの3人は演技初挑戦。
特に最年少のピチャの一挙手一投足に目が離せない。
全くほだされる。無垢で、時に計算高い。
どこまで演出なのか、天性のなのか。
さらに兄役のヴァーシャが弟ピチャを見る瞳から、名状しがたい深い愛情を感じる。
観賞後に2人は実兄弟と知り、なるほど合点。

無駄なセリフや演出は極限まで削ぎ落され、
リアルで自然体の3人が映し出される。

物語の最後は、ポーランド入国を果たすものの「亡命したい」ではなく、
「ここにいたい」としか言わなかったため、旧ソ連に送り返される。
警察官に罵倒を浴びせるピチャ、うなだれるヴァーシャ。
心臓を締め付けられる。

でもその数分後には帰りの車中で、3人でケタケタ大爆笑。
子どもって純粋で強靭。

http://www.pioniwa.com/ashitanosora/

THE FUTURE


「the Future ザ・フューチャー」★★★☆☆
(Canada, 2011, 91min/イメージフォーラム)
Director&Writer:Miranda July

監督は現代アート・シーンを中心に音楽や小説など
多彩に活躍する世界的女性アーティスト、ミランダ・ジュライ。

「アート系映画」なんて言葉があったけど、
アートと映画は似て非なるものだと。。

http://www.the-future-film.com/

ALBERT NOBBS


「アルバート氏の人生」★★★☆☆
(Ireland, 2011, 113min/日比谷シャンテ)
Director&Writer:Rodrigo Garcia

『愛する人(2009)』のロドリゴ・ガルシア監督。
19世紀のアイルランド、長年ホテルの支給係をするアルバート。
実は彼は、職を得るために長年男装して生きてきた女性だった。

大女優グレン・クローズは、穏やかで悲壮感漂う男性を見事に演じた。
またまた劇中で男装しているアーロン・ジョンソンにも脱帽。

ただアルバートは美しい人だけど、魅力的ではなかった。

http://albert-movie.com/

鈴木先生


「鈴木先生」★★★☆☆
(Japan, 2013,124min/池袋シネマ・ロサ)
Director:河合勇人、Writer:古沢良太

元のドラマは21世紀で最低視聴率を記録したものの、数々のテレビ賞を席巻。
主演はこれまた21世紀で最高視聴率をマークした「家政婦のミタ」の長谷川博己。
決して視聴率だけで甲乙つけられるわけじゃないよう。

セリフは使い古されたものから、耳新しいものまで。
『人はある意味俳優。役になりきり演じることで成長する』と。

http://www.tv-tokyo.co.jp/suzukisensei/

志の輔らくご in PARCO 2013


「志の輔らくご in PARCO 2013」★★★★☆
演目:親の顔、質屋歴、百年目

毎年恒例のパルコ公演。
今年は新作が2本。
『質屋暦』は、明治政府が旧暦を太陽暦に切り替えた時の人々の混乱を描いた。
『親の顔』しかり、この方の着眼点には誰も比肩できない。

Art & Music


「アートと音楽 ー新たな共感覚をもとめて」★★★☆☆
(東京都現代美術館)
総合アドバイザー:坂本龍一

いちいち面白い。
写真のセレスト・ブルシエ=ムジュノでは、もう何時間でも居られる。

http://www.mot-art-museum.jp/music/