二十四節気/七十二候/五節句/雑節 | 侘寂伝文(わさびやブログ)

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二十四節気261  
私達日本人と“春夏秋冬”季節は重要な関係であり 食に関わる立場としても同様と考え 昨年の“立春”から今年の“大寒”まで その系譜を詳しく掲載してきました 今回そのお浚いとして二十四節気/七十二候/五節句/雑節を纏めておきます 

 

[概論] 

二十四節季 概要  月の暦と併せて使う 季節を示す太陽の暦“二十四節気” 

二十四節季と雑節  

二十四節季と閏月 そして宇宙暦  

 

[二十四節気と七十二候]  

楽菜 わさびや-鶯巳252  

第〇壱節 立 春 (りっしゅん)  春ノ日初メテ立ツ 2月4日 

   初候 東風解凍  (はるかぜこおりをとく) 

   次候 黄鴬見睨  (うぐいすなく) 

   末候 魚上氷    (うおこおりをのぼる) 

 

第〇弐節 雨 水 (うすい)  氷雪解ケ雨水温ム 2月19日 

   初候 土脉潤起  (つちのしょうるいうるおいおこる) 

   次候 霞始靆    (かすみはじめてたなびく) 

   末候 草木萌動  (そうもくめばえいずる) 

 

第〇参節 啓 蟄 (けいちつ)  冬篭リノ虫声ヲ啓ク 3月6日 

   初候 蟄虫啓戸  (すごもりむしとをひらく) 

   次候 桃始笑    (ももはじめてさく) 

   末候 菜虫化蝶  (なむしちょうとなる) 

 

第〇四節 春 分 (しゅんぶん)  春ノ最中夜昼平分 3月21日 

   初候 雀始巣    (すずめはじめてすくう) 

   次候 櫻始開    (さくらはじめてひらく) 

   末候 雷乃発声  (かみなりすなわちこえをはっす) 

 

第〇五節 清 明 (せいめい)  草木清明風光明媚 4月5日 

   初候 玄鳥至    (つばめきたる) 

   次候 鴻雁北    (こうがんかえる) 

   末候 虹始見    (にじはじめてあらわる) 

 

第〇六節 穀 雨 (こくう)  百穀春雨ニ潤ウ 4月20日 

   初候 葭始生    (あしはじめてしょうず) 

   次候 霜止出苗  (しもやみてなえいづる) 

   末候 牡丹華    (ぼたんはなさく) 

 

樂菜 わさびや-蝉時雨0728  

第〇七節 立 夏 (りっか)  夏ノ気始メテ立ツ 5月5日 

   初候 蛙始鳴    (かわずはじめてなく) 

   次候 蚯蚓出    (みみずいづる) 

   末候 竹笋生    (たけのこしょうず) 

 

第〇八節 小 満 (しょうまん)  陽気盛万物稍満足ス 5月21日 

   初候 蚕起食桑  (かいこおきてくわをはむ) 

   次候 紅花栄    (べにばなさかう) 

   末候 麦秋至    (むぎのときいかる) 

 

第〇九節 芒 種 (ぼうしゅ)  麦ヲ納メ稲ヲ植ウ 6月6日 

   初候 蟷螂生    (かまきりしょうず) 

   次候 腐草為螢  (くされたるくさほたるとなる) 

   末候 梅子黄    (うめのみきばむ) 

 

第壱拾節 夏 至 (げし)  夏ノ最中日北上ノ極 6月21日 

   初候 乃東枯    (なつかれくさかるる) 

   次候 菖蒲華    (あやめはなさく) 

   末候 半夏生    (はんげしょうず) 

 

第十一節 小 暑 (しょうしょ)  ヤヤ暑熱ヲ催ス 7月7日 

   初候 温風至    (あつかぜいたる) 

   次候 蓮始開    (はすはじめてひらく) 

   末候 鷹乃学習  (たかすなわちわざをならう) 

 

第十二節 大 暑 (たいしょ)  蒸熱酷暑ヲ感ズ 7月23日 

   初候 桐始結花  (きりはじめてはなをむすぶ) 

   次候 土潤溽暑  (つちうるおうてむしあつし) 

   末候 大雨時行  (たいうときどきおこなう) 

 

樂菜 わさびや-蟄虫坏戸0928  

第十三節 立 秋  (りっしゅう)  秋ノ気始メテ立ツ 8月7日 

   初候 涼風至    (すずかぜいたる) 
   次候 寒蝉鳴    (ひぐらしなく) 

   末候 蒙霧升降  (ふかききりまとう) 
 

第十四節 処 暑  (しょしょ)  暑気退カントスル 8月23日 

   初候 綿柎開    (わたのはなしべひらく) 

   次候 天地始粛  (てんちはじめてさむし) 

   末候 禾乃登    (こくものすなわちみのる) 

 

第十五節 白 露 (はくろ)  気界冷露白シ 9月8日 

   初候 草露白    (くさのつゆしろし) 

   次候 鶺鴒鳴    (せきれいなく) 

   末候 玄鳥去    (つばめさる) 

 

第十六節 秋 分 (しゅうぶん)  秋ノ最中昼夜平分 9月23日 

   初候 雷乃収声  (かみなりすなわちこえをおさむ) 

   次候 蟄虫坏戸  (むしかくれてとをふさぐ) 

   末候 水始涸    (みずはじめてかるる) 

  

第十七節 寒 露 (かんろ)  気寒く露草重シ 10月8日 
   初候 鴻雁来    (こうがんきたる) 

   次候 菊花開    (きくのはなひらく) 

   末候 蟋蟀在戸  (きりぎりすとにあり) 

 

第十八節 霜 降 (そうこう)  霜結ンデ厳霜白シ 10月23日 

   初候 霜始降    (しもはじめてふる) 
   次候 霎時施    (こさめときどきふる) 

   末候 楓蔦黄    (もみじつたきばむ) 

 

えぞしか2512  

第十九節 立 冬 (りっとう)  冬ノ気始メテ立ツ 11月7日 

   初候 山茶始開  (つばきはじめてひらく) 

   次候 地始凍    (ちはじめてこおる) 

   末候 金盞香    (きんせんかさく) 

 

第弐拾節 小 雪 (しょうせつ)  寒ク少シ雪降ル 11月22日 

   初候 虹蔵不見  (にじかくれてみえず) 

   次候 朔風払葉  (きたかぜこのはをはらう) 

   末候 橘始黄    (たちばなはじめてきばむ) 

 

第弐一節 大 雪 (だいせつ)  天地閉塞雪降ル 12月7日 

   初候 閉塞成冬  (そらさむくふゆとなる) 

   次候 熊蟄穴    (くまあなにこもる) 

   末候 鮭魚群    (さけのうおむらがる) 

 

第弐二節 冬 至 (とうじ)  冬ノ最中日南下ノ極 12月22日 

   初候 乃東生    (なつかれくさしょうず) 

   次候 麋角解    (きわしかのつのおつ) 

   末候 雪下出麦  (ゆきわたりてむぎのびる) 

 

第弐三節 小 寒 (しょうかん)  寒気稍強シ 1月5日 

   初候 芹乃栄    (せりすなわちさかう) 

   次候 水泉動    (しみずあたたかをふくむ) 

   末候 雉始鳴    (きじはじめてなく) 

 

第弐四節 大 寒 (だいかん)  厳寒ヲ感ズ 1月20日 

   初候 欸冬華    (ふきのはなさく) 

   次候 水沢腹堅  (きわみずこおりつめる) 

   末候 鶏始乳    (にわとりはじめてとやにつく) 

 

[雑節] 

樂菜 わさびや-陽光桜0323  

02月03日 節分  (せつぶん) 立春/立夏/立秋/立冬の各前日年4回 

      “立春”前は特に年の節目"大節分"として重要 

03月18日 春彼岸ノ入リ  (ひがんのいり) 春分ノ日の3日前 
03月24日 春彼岸ノ明ケ  (ひがんのあけ) 春分ノ日の3日後 別名"はしりぐち" 

05月02日 八十八夜  (はちじゅうはちや) 立春から数えて八十八夜目 

06月11日 入梅  (いりうめ) 立春から数えて135日 この日から30日間が梅雨 

07月02日 半夏生  (はんげしょう) 農家はこの日の天候で稲作の豊凶を占い物忌みをする 

07月20日 土用ノ入  (どようのいり) 立春/立夏/立秋/立冬それぞれ前18日間は“土用” 年4回 

09月01日 二百十日  (にひゃくとおか)立春から210日目 季節の特異点 各地で風鎮祭が行われる 

09月20日 秋彼岸ノ入リ  (ひがんのいり) 秋分ノ日の3日前 

09月26日 秋彼岸ノ明ケ  (ひがんのあけ) 秋分ノ日の3日後 別名"はしりくち" 

 

[五節句] 

樂菜 わさびや-端午01  

01月07日 人日ノ節句  (じんじつのせっく) 七草粥は“若菜の御膳”が発祥 

03月03日 上巳ノ節句  (じょうしのせっく) 別名"桃ノ節句" 本格的に農作業が始まる日 
05月05日 端午ノ節句  (たんごのせっく) 国民の祝日"こどもの日" 

07月07日 七夕ノ節句  (しちせきのせっく) 別名"棚機ノ節句"  

09月09日 重陽ノ節句  (ちょうようのせっく) 別名"菊ノ節句"