浴室の入れ替えについて。

騙し騙し使って(浸かって)きたユニットバスを総入れ替えです。


我が家はマンション。決められた広さしかなくて、選べるのは限られたラインナップからでした。

とはいえ、カラーバリエーションは豊富でオプションも色々。
ショールームで現物を見るほかに、ホームページで商品を選んで色の組み合わせをシミュレーションできます。
↑こんな感じで。
ほぼ直感で、シックに決めました。


⇒Before
全体的にアイボリーで、浴室前面の壁に取り付けた棚と床はグレー。壁はタイル。栓はチェーン付のゴム製。明かりは、カバー付きで大きめの壁設置タイプ照明であたたかい電球色。
平成時代の集合住宅用の廉価品といった仕様でした。

⇒After
基本的にモノトーンで、壁面と天井は白、浴室前面の壁とエプロンは黒、浴槽と床はそれぞれ淡〜〜いグレーと濃いめのグレー。壁はホーロー。栓はポップアップ式。明かりは、天井からのダウンライト照明でクリアな白色。
ぺっかぺかでショールームの展示品のよう。


浴槽は、アクリル人造大理石。略して『ジンダイ』。
今までと違ってエプロン(バスタブの脇腹の板)は外せません。外して中を掃除しなくて済むなんてあら残念ラッキー♡だけど、今後、浴槽まわりの隠れたところは掃除しなくて大丈夫なの?汚れないつくりなの?

なお、最高級ラインナップでは鋳物ホーロー製浴槽が選べます。ショールームでぺたぺた触るだけ触りました。つるっつる!すごく良かった。すごく惹かれた。あれはきっと気持ちいい。でも、べらぼうに高いしトンでもなく重いし何よりうちには入らない。ご縁がなかったということで。


それから、お風呂のフタ。
イマドキの風呂フタは、バスタブを半分ずつ覆う板式で立てかけられるのですね。コンパクトで素敵♡
だけど、今までの風呂フタ、昔ながらのくるくる丸めるやつ、丸まったままついぞ使ったことがありません。邪魔なので防水パンに追いやられ、せんたっきの脇に立てたきり20年余。マンションはそこそこぬくいのであまり必要としないのです。
だから、風呂フタは買いません。
本当は、鏡も不要と思ったけれど、息子の希望により今までと同様の縦長ミラーを設置しました。鏡、見ない(見たくない)のに。


浴室の扉は、前と比べて大きくなりました。扉の外側には、オプションでタオル掛けを2本装着しました。
入浴後、扉にバスマットを掛けられるので、長年我が家のバスマットに風を通してきたすのこ はお役御免!

…かと思いきや、息子が「バスマットの下にすのこは必要!」と主張するので、継続使用となりました。



浴室は、奥行がやや短く天井は少し低くなったように感じます。ストレートに言うと…狭い。一番小さいサイズだからね。


あと、これは工事の仕方なんだと思いますが、洗面所側から浴室に入る時そこそこの高さの敷居をまたぐつくりだったのが、敷居の高さ消失。ほぼバリアフリーになりました。
ここで思わぬ影響が。今まで、浴室の床と敷居までの数cmに湯を張り、オキシクリーン(アメリカ生まれの酸素系漂白剤)を溶かして漬け置きする…という、いわゆる『オキシ漬け』の掃除手法をとっていたのですが、このやり方は廃止を余儀なくされました。

床のタイルは、HOTでもカラリでもないし除菌水も流れないけど、ザラザラで触り心地は悪くないし丈夫そうだしまあまあ乾きやすい。掃除の時は、ゴシゴシこすればいいかな。
排水溝カバーは、床材と同じタイル仕上げにしました。


壁はもちろんホーロー。つるつるぴかぴかお掃除ラクラクです。ホーローパネルの特性を活かすべく、固定のタオル掛けや作りつけの棚は付けません。
ソープ類や棚は全てマグネットで壁に貼り付けることにしました。
風呂イスも洗面器もマグネットで宙に浮いてます。
シャンプー&コンディショナー&ボディソープのボトルは、壁掛けのディスペンサー(壁に向けてボタンを押したら下から液体が出てくる)に変更。
ディスペンサーは、ポンプタイプにマグネットが付いたものと最後の最後まで迷いました。最終的に「気分を変えてホテル気分になろう♪」という結論に達し、こちらで決着。これで毎日、ビジホのユニットバス気分を味わえます。
小窓がついてて残量を視認しやすいのも、思わぬメリットでした。
No.2のシャンプー(季節限定スースーするトニックシャンプー)は、元の巨大ボトルのままマグネットつきのディスペンサーホルダーに首根っこつかまれて宙吊りになりました。
クレンジングや洗顔料は、同じくマグネットで貼り付けた棚の上へ。
なんでもマグネットでくっつければいいと思っています。濫用し過ぎて磁気で血行が良くなったりするでしょうか。
とにかくこれで、4年前 のように棚が崩落して愕然とすることはないでしょう。



手すりもつけました。
手すりは元のユニットバスにもついてて
でも握ったことは一切なくて、今まで「掃除の時に邪魔になるわ」くらいの認識でした。が、先日、母の老化に伴う実家のプチプチリフォーム を通し、手すりの大切さを痛感した次第。


余談ですが、他メーカーの一戸建て用ラインナップに、ちょっと気になる手すりがありました。
『洗い場にも浴槽にも面した壁面に横一直線に細い棚を取り付け、ソープ類の棚として使用しつつ手すり代わりとして使える。洗い場での立ち座りの支えになり、寄りかかりながら浴槽への横移動もできる。』という商品です。
今はピンとこないけど、やはり、手すりは大事なのですね。

なお、シャワーフックも、手すり兼用のスライドバーになりました。縦の手すりに可動式のフックがついています。
シャワー使用時には、フックをスライドさせたり角度を変えたりします。いかにも手すりという感じでないさりげないところが気に入っています。

ついでに言うとシャワーヘッドはー
別途購入して交換したファインバブルシャワーヘッド。でかい。
こんな高級品、普段なら手を出しませんが、なんかリフォームついでだと思うと桁が違ってて安いじゃないかという大らかな気持ちになってくるんですね。うっかり買っちゃった。
とりあえず、5年前 のように経年劣化で壊れることも視野に入れ、元々のちっこいシャワーヘッドは大事に保管しておきます。


給湯器 は交換しません。


本当は追い焚き機能付きにしたくて交渉したんだけど、うちの壁だか天井だかを追加の給水管が通らないという業者さんの見解により断念。すごく残念。古い設備を恨むばかりです。まぁ、一軒家じゃないからそんなに冷え込まないし、仕方ないと思うことにします。

さらに、浴室内にランドリーパイプを1本渡しました。いわゆる物干し竿です。
我が家にとって、ホスクリン 以来の画期的な設備です。

浴室内に洗濯物を干す予定はないのに、なんか憧れてついつい付けてしまいました。これから何を吊るそうか。




リフォームによる浴室の主な変更点は以上。
入居時に問答無用で決まってたよくある風呂場から、自分で選んだモダンなバスルームに変わって、テンションあがってます。