洗面台の取替えについて。

元は、鏡が張り付いた壁の前に蛇口とボウルがのったキャビネが設置された作りつけの洗面台。
鏡にはくもり止めの電気ヒーターがついていましたが、とんと使うことはありませんでした。
ボウルを覗き込むようにキャビネから生えた長い蛇口は、引っ張り出せてシャワーにも切り替えられて、大きめの丸い洗面ボウルとともに、子どもたちが生まれたてホヤホヤの時代、沐浴するのに活躍しました。しみじみ。
キャビネ部分は昔ながらのパカパカ扉。開けたら奥に排水管が見えるやつ。
いつの頃からかモノが溢れ、ワイヤーネットによる引っ掛け収納を濫用しておりました。
木製だけどタカラだったようです。

これらをガッツリ撤去して、ここのスペースに合う洗面台を設置することにしました。


メーカーは、ユニットバス同様タカラ。
色は、バスルームと同じモノトーンです。


幅は、既製品のサイズ展開の中から100cmを選びました。元の洗面台とほぼ同じ幅で元の場所に収まる最も幅広の。
そうしましたら、洗面台と壁との間に4cmほど隙間があくことになりまして。洗面台を右の壁に寄せて設置し、左側はなんとかしてもらうことにしました。
結果、いい感じで隙間を埋めてもらえたばかりか、鏡と壁面収納の扉を開けた時にそれぞれが干渉しない絶妙なスペースが確保され、結果オーライとなりました。

なお、寸法については、小刻みにオーダーして間口にぴったり合わせるーという商品もありました。
それだと選べなくなるオプション機能が多々あって、キャビネがホーロー製ではなくなるうえに、蛇口は台から生えてるタイプになるとのこと。
引出し内部までホーロー製であることとボウル一体型のハイバックカウンターで蛇口が壁付であることが、私にとって譲れない条件だったので、脊髄反射のスピードで却下しました。


奥行は、前よりやや浅めの55cmに。

鏡は、裏側が収納になった三面鏡。
これまで、カウンターの向こう60cm近く先の壁面に貼り付いた鏡に対し身を乗り出すようにして見ていたのが、キャビネの奥行が浅くなった分こちらから5cmほど歩み寄り、そのうえ鏡の方も裏の収納スペース分15cm近くせり出してきて、ほぼ目の前になりました。
三面鏡なので、角度を変えて横や後ろを映すこともできるし、もっと近づけることもできる。それはそれは目の悪い私達にとっては劇的にありがたい変化でした。
鏡の裏側の収納には、ボウル周りや扉外のワイヤーネットに溢れていた小物が全て収まりました。内側にコンセントもついているので充電しながら収納もできます。

洗面台左横の壁に埋め込まれた棚も、老朽化していたのでこれを機に取替え。
こちらは、既存の棚と似たのを探して探して、たどり着いた松下さんのところの商品。
収納棚の下部にコンセントと元からあった天井のライトの電源スイッチがついています。
天井の電気もあるし、洗面台のLED照明もあるし、まばゆい…。


キャビネは、標準仕様よりちょっと高め(値段がじゃなくて物理的高さが)の85cmにしました。
身長が高いわけじゃないけど、顔を洗う時あまりかがまなくていいように。腰が痛いからね。

ホーローのキャビネ内には、ソープ類の詰替えも、洗濯機まわりに置いていた洗剤のストックも、旧キャビネ扉にぶら下がっていたアイロン類も、全て収まりました。
ドライヤーだけは、すぐに使えるようにホーロー扉の外にマグネット収納でくっつけました。

蛇口は、タッチレス水栓。
水栓右横にあるレバーで温度と水量を調節。水栓の首を引っ張るとホースを伸ばすこともできます。
水栓下と左ににセンサーがあり、手を差し伸べるとその間だけ水が出て、水栓左側に手をかざすと水を出しっ放しにできます。
実は、タッチレス水栓も、ワタシ的に絶対条件でした。

ハンドソープも自動 だし、汚れて帰ってきてもあちこち触らずに手を洗うことができますね。


なお、ハミガキ用のマグは蛇口の近くに、朝用の泡洗顔料は右側の壁に、くっつけて宙吊りにしたので、ボウル脇に直置きされたのはハンドソープのみとなっております。

お掃除しやすくて助かりますね♪


しかし、なにより驚いたのが排水の速さ。
やはり今まで老朽化してたんですね。パイプフィニッシュしたり栓をして水をためて一気に流したり、頑張ってたのが嘘のよう。


快適です。