今回の真田丸……1分間で終わった割には大騒動になった本能寺の変から2日後、明智の追撃の手を逃れ、安土城から脱出した信繁とお荷物の姉夫婦とその姉が「一緒に逃げましょうよ」無責任に誘って、連れてきた割には番組開始5分56秒には「中の人などいない」ばりに消失した安土城に囚われていた人質の女子供衆(多分……フレームアウトの向こう側で乱取られた)と山小屋に隠れていたのだが子供の泣き声に気取られ、明智軍に見つかってしまう。


明智軍に追われ、信繁たちは散り散りに逃げるも、松が琵琶湖(多分)の淵まで追い詰められ身を投げてしまう。どう考えても松の自業自得です。本当にありがとうございました。妻の眠る地で余生を過ごすと茂誠、別れを惜しみしつつ信繁たちは本拠地の真田の里へ向かう。











途中、森長可(蘭丸の兄)と佐助より忍者忍者してる出浦たちに出くわし、長可に「我ら織田はおまえたちを守ろうとしたのに!もう知らんもん!プーン」と捨て台詞を吐かれて去られてしまう。

一方、真田の里では……ようやく織田信長横死を知った滝川一益に呼び出された昌幸は、一益から今までの自分の行いから招く信用のなさが原因で再び真田から人質を出すように要求される。

ようやく信繁たちは真田の里へ到着するも、松のことが頭をかすめ敷居を跨ぎたくとも、跨げない状態を佐助たちにリードを無理やり引かれて引きずられる犬よろしく促され、父と兄に対面。松の死を知らせる。

おそらく信繁の心境をおもんばかってか……先に松の件を真田家に佐助たちが知らせたのか、鬼の形相をした母の薫が乱入。加害者遺族が弁護士伴って、被害者宅に焼香に来た時の被害者遺族か、その関係者の反応はこうですよの見本かのように信繁を無言で叩く。しかも何度も。目の前で姉を亡くしたどう考えても姉の能天気思考が招いた自業自得の結果です。本当にどうもありがとうございました。にしても目の前で身内を亡くしてショックを受けていることにはかわりない 信繁に慰めの言葉すらかけない。まるで親でも殺されたかのような形相と目付きで信繁を見る。気持ちは分かるけど……前回、家臣に謀反起こされた挙げ句、無念の死を遂げた信長に「バチが当たったとか」「神仏おろそかにするからロクな死に方しない。死んでくれて良かった」等々、全部本当のことにしても、デリカシーの欠片もない発言の数々しているわりに松の死にショックを受けて乱心中の母を信繁から引き離し信幸は「信繁を責めてはなりませぬ。」と諫める。
信繁を恨みがましい目で見ながら、号泣して去る薫。


さらに、真田に奉公兼ねて妊活&婚活しにきたキリが、信繁が好きな筈なのに何故か傷口に辛子練り込むようなことを言い放つ。「皆に言って欲しいんでしょ?(松が死んだのは)貴方のせいじゃないって。」「真田も大変ですね。人質に使える駒が減って。」






母とキリに傷口に辛子と練りわさびを塗り込まれてもうやめて!信繁のHPは0よ!状態の傷心の信繁は梅達の家に……梅に松の死についてグチグチグチグチ 「才がなければ真田に産まれた意味がない。」等々の愚痴を言う。そんな信繁の聞いても言ってもしょうもない話を最後まで聞いた梅はもう罵ってくれと言わんばかりの信繁に促され、アンタ信繁の話聞いてないだろう返事の返しをする「源次郎様がご無事で良かった。真田の里で何かあった時は必ず私をお守りください。」梅の一言に漸く安堵する信繁……。そのあとは予定調に梅と薪割りながらキャハハ、ウフフしながら、影でキリがギリッ状態に。




その前に信繁に才がある描写なんてあっただろうか?



●第1回……自分のポカミスで徳川方の名もなき雑兵に追い回されて泣かされて帰ってきた。


●第3回……敵方(徳川方)に自分とこの軍事機密をバラし、徳川家の棟梁の家康を目下の者と勘違いして失礼な言動をかます。(下手したら外交問題に発展する可能性大)


●第5回……人を見る目がない(役立たずの義兄に姉を託す)ため、自分の留守中に姉を人質に取られる。更に、姉の松の「皆で逃げましょう。」発言に対して説得できない。


そして、そのため姉を死に追いやる←今ここ。







そして、一益の人質に母親のとりを差し出す昌幸。とりの沼田行きに伴い随伴することになるキリ自業自得な面もあるが益々、信繁との恋愛が赤信号に。そして薫は「次は私じゃない……私が人質じゃない。」とブツブツ。

一方、徳川家は伊賀越えで心身ともに堪えた家康が、サド正信と阿茶局のようこそ健康ランドへ施術を受けながら、脳筋忠勝に「明智光秀討伐」を促されるが、乗り気ではない良いのか?光秀討った人間が次の天下人なのに?


家康がスパってる間に、光秀を羽柴秀吉が討ったという知らせが織田家中に知れわたる。



参戦しない徳川家とは逆に、光秀討伐の片がつくまではと、滝川一益と休戦協定を結んでいた北条親子がそんな約束、俺言ったっけ?とばかりに光秀討伐で内部がガタガタの織田に対して戦線布告。

そんな約束、信じる方も信じる方ですが……焦る滝川一益の陣には味方の徳川も配下の真田もこない。

一方、昌幸は日本のど真ん中である信濃の真田という点を生かして戦国大名と渡り合う決意をするのだった。……で今回終了しました。



うん、とりあえず……アレだ。初回から気のせいだ、気のせいだと思ってましたが……今回で確信しました。薫……毒親認定決定。










とりが人質に行くのを反対してましたが……要は順番が自分に早まるから嫌なんですよね。誰だって嫌でしょうが……人質にされる側は日々の衣食住は保証されてるし、ある程度優遇されてるんだから、そういう立場に産まれた、嫁いだなら仕方ないだろうと。


今回の真田丸で、薫の生家が公家でしかも主家だった武田信玄の正室の三条夫人の実家と同じ地位の筈なのに……何でイチ国人の真田家に嫁に?と思いましたが……なるほど、こういう性格だから嫁の貰い手見つからず、島流し的に真田に嫁に来たんだと……。

だとしたら、我が子とはいえ、男子の信幸や信繁にやたら冷たいとは思ってましたが……納得です。
自分を島流し的に真田に嫁にいかせた我が父親と同じ性別の男性全般に恨みがあるからなんだと。


普通思ってても、「次は私じゃない……次は私じゃない……。」とか言いませんよね。


真田家もエライ嫁と母を持ったもんです。


後、キリのあの「人質に使える駒が~」とか「皆に言って欲しいんでしょ?~」もどうなんだろうと。


あれじゃ単なる嫌な女だし……幼なじみで、しかも好きな相手がああなっていたらで私なら卑怯かもしれませんが……会いたくないです。

どんな言葉かけても、慰めの言葉でも傷口広げそうで怖いですし……。

本当にお慰めする言葉も思い付きませんよ。


それを何を期待して、ああ言ったのか……嫌われることはあっても、好かれることはないですよね。



で、1番対応がマトモと思われた梅に至っては……別に信繁の話を全部聞いてなくても言えるような無難なことしか言わないし。


信繁の姉で今回の彼の苦悩の原因である松に至っては……弟の話聞いてないがために、湖に落ちて、助かったけど記憶喪失になってるし


あー、あれです。真田丸……ろくでもない女子しか登場してない。







何で、こう嫌な女子しか出てこないんだろう真田丸……。


こんだけ言いたい放題で、視聴率も6回目にして16.9%まで急落してるけど……今回は割りと良かったです。(またトムさんに“普通に誉めてる!”って驚愕されるでしょうが)


出浦の忍より忍らしい発言とか、休戦協定何それ?美味しいの?ってシレッと迎撃体制に入る北条親子とか


本来は同情すべきパートの真田家のゴタゴタとか真田家自体が家族として機能不全起こしてるから……視聴者的にはぶっちゃけどうでもいいんですよね。

真田が家族の物語なら、真田家を家族として描くべきなのに、信幸も信繁も松も姉弟っぽくないし、昌幸と薫と真田3姉弟が親子に見えないし

目の前で姉を亡くした(姉の自業自得ですが)信繁1人すらフォロー出来ず、結局、信繁を救ったのが他人で下人の梅だったというのが良い証拠かなと。


まぁ、「自責の念から死にたい、死にたい。」とか言って、あっちにグチグチ、こっちにグチグチ言いに行く人間なんて基本的に、死なないし……要はいつもの生活に戻っても良いという他人の承認が欲しいだけだから、心配してなかったのかもしれませんが……昌幸も信幸も。



1番ヤバいのって、周りに責められようが、罵られようが言い訳せずに、淡々と日常こなして、仕事や与えられたことに一区切りついて周囲も忘れた頃に、吊っていたとか、ガードレールに単独で深夜に突っ込んでいたとかですからね。無反応や誰に助けてもらわないといけない状況なのに、助け求めないのが1番怖い。こういう人間を気をつけて見てあげて欲しいです。マジでこういう人間は死にますから。ほっとくと。



何にせよ、真田丸女性陣に言いたいのは







です。

徳川家に関しては……天下取りのスタートに出遅れた挙げ句、それが関東左遷に繋がるんですが……良いのかなぁと?この家康、ちょっと呑気過ぎる気が……人質時代とか、織田から貰った長男の嫁のムチャブリで正室と嫡男切腹に追い込まれる悲惨な経験している割には危機感が足りないような……。


今回みたいなペースで行ってくれたら嬉しいです。


最後に岩下志麻姐さまでお清め&トムさんへ、私だって誉めるとこがあれば、誉めますから(笑)