皆が知ってるだろう、歴史のテストや理解するに辺りに絶対必要がない、そんなの知ったところでどうするの?ということを敢えて掘り返して、白日のもとに晒す不定期下世話連載企画を始めようかなぁと思いまして……。

不定期なんで、忘れた頃にちょちょっと顔だして、ちょちょと掲載になります。


内容は下らないし、誰でも知ってます。私も決してドヤ顔で掲載しているわけではないので、軽く流せる方のみお付き合い頂けたら幸いです。



それでは、あくまでも諸説あり!ということを念頭に……テキトー話いきます!



「歴史テキトー列伝   第1回」


●知らなかった!で押し通す予定(笑)……伊達編。


伊達政宗と片倉小十郎と真田信繁と聞いて……皆さんは何を思われるだろう。

某戦国ゲームとか、今年の大河ドラマを思い出されるのではないだろうか。


私個人としては、伊達主従は無茶苦茶をする主を後から追いかけてフォローする関係という認識がある。(そして、間違いなく小十郎のHPをガシガシ削っていたのは政宗だと思う。)


そんな彼の行動は、既に公演が終わっている能を、自分が遅刻したから観れなかったせいにも関わらず、ただこねて、もう一度、観客から能役者まで再召集かけ(しかも、それをやったのは能の主催していた細川忠興、良くワガママ聞いたなと)無理矢理再上演させたり、朝鮮の役で漢籍を火事場泥棒保護した直江兼続に対抗して(?)朝鮮から梅の木と朝鮮人の側室連れ帰り、正室の愛の従者をほぼ半分言いがかりで皆殺しにしたり、そんな息子の所業に「あんた私の息子じゃないわ!」と生母の東の方にまで匙を投げられる。

そんな政宗だが、彼のムチャブリは大坂夏の陣でも遺憾なく発揮される。



敢えて、迎撃したくないから後ろに陣どっといて……「暇だから(鼻ほじ)」と、目の前にいた味方の神保隊に一斉射撃かまして全滅させる暴挙に出る。


当然、徳川方から抗議くらうも「あー、何か視界悪くて分からなかったで押し通す予定(笑)で済ませる。


多分……射撃前に、きっと神保さんと囲碁か将棋してて負けた腹いせにやったんじゃないかと推察。


若しくは神保さんの方が良い装備していたか、自分より面がよかったからとか……。


とりあえず、政宗の中で一斉射撃したくなるような、何かほの暗い感情が神保さんに対してあったのは間違いないかと思います。そして、これらの推論はあくまでも私の独断と偏見です。


そんな政宗さん。徳川方なのに、大坂夏の陣終了後、何故か豊臣方の真田信繁の息子と娘を託されて匿う羽目になります。

娘に至っては、後に片倉小十郎(初代)の息子小早川秀秋に尻を狙われていた(資料あり)重長(美中年)の継室になります。

息子に至っては、仙台真田として現代までその血筋を残すことに……。


何故、今まで縁も所縁もない……どちからといえば、縁が深い上杉直江兼続と仲が悪い伊達に、負け戦濃厚な時に、信繁が伊達に息子と娘を託したのか………。





伊達政宗と言えば、ロクな噂も聞かないし……上杉や豊臣に人質として生活して長かった信繁の耳にも、ロクでもない話しか届かなかった可能性が高いですし……。


何故、敢えて、伊達政宗に託す必要があったのか?



答えは多分……単なる創作か、伊達側が美談にしただけだと思います。


理由?だって皆さん、考えても見てくださいよ?例に一部あげただけで……自分のことしか考えてないクズな伊達さんですよ。



敵方に子供託すくらいなら……大人しく自刃してりゃ良いところを、敢えて、自分から徳川さんの馬印倒しに行くような輩の身内なんか匿っても……良いとこない代わりに悪いことにしからならないのに…………匿うわけないじゃないですか。



個人的にも、最近の通説的にも伊達さんとこに真田の姉弟がきた理由は……多分……コレ。









ランドリー



……………………じゃない!












「乱取り」

戦の後のお楽しみ……の乱取り(地域住民から金品や女子供を略奪する行為)に巻き込まれて、伊達さんとこに乱取りされたんじゃないのかなと……。


で、されるがままに最初は黙っていた姉弟、多分……美人の姉の梅と姉弟のそれなりの身なりに、それなりの身分だと見た伊達の乱取り隊は、「別嬪だし、何か身なり良いから殿に献上すんべー。」となり、重長の前に。




で、重長の前に引き出された梅は、重長の身なり(資産と身分)と伊達の人間と推察し、ただ計算するため状況見定めるために黙っていただけなのに、怯えていると重長が上手いこと勘違いしてくれて、存外優しく声をかけられ、保護してくれたので



梅(よっしゃ!コイツんとこいれば、とりあえず、落武者狩りと女郎屋には売られない!黙って媚び売っとこう。父上と兄上死んでどうなる事かと思ったけど……ラッキー!)


と思ったかどうかは知らないが、とりあえず、重長の勘違いに便乗。

奥州に帰郷する間も、余念なく重長に媚びを売り陰日向なく仕え、ちゃっかり側仕えの座を姉弟共々ゲット!九度山生活で鍛えられた真田姉弟のハングリー精神は半端ではなかった。



正室も亡くなっていた重長……、痒いところに手が届く美形姉弟に、心を許すのにも時間はかからず、しばらくして梅は重長の子を懐妊。


喜ぶ重長に対して、梅は暗い。
時々、月を見てはむせび泣く梅に、重長は問う。


「何を泣く?訳を聞かせよ。」


という重長に梅は、実は……と重い口を開く……。スッと重長の前に差し出された梅の懐剣の柄には、真田の六連銭が刻まれていた。



「お察しの通り私は逆賊の真田信繁の娘にございます。何度も黙って姿を消そうと……何度も言おうと……けれども殿の優しさに、殿と過ごす時間に後ろ髪をひかれて……今日まで引きのばしてしまいました……勿体なくも殿の子を授かり……女としては過分なる幸せを味わい……思い残すことは最早ござりませんが……いざ我が身に刃を突き立てようとすると……腹の子が動き…………今日この日まで参りました。けれども我が親子が、伊達の片倉の御家の重荷になることには変わりありませぬ……殿に討たるるなら我ら親子……本望にござります。さあ、どうか殿……殿……。」


そんな打ち明け話に驚くも、今さら、片倉の家に馴染んだ真田姉弟が手打ちになるのも、出奔させるのも片倉にとり外聞が悪く……重長も今さら、情を移した梅(しかも自分の子を身籠り中)を討つの忍びない。


真田姉弟の気品も、真田の出なら納得がいく(父親が豊臣や上杉で人質とはいえ賓客扱いの教育を受けていたから)と重長は考え、梅に心配しないように、早まらないようにと念を押し


翌日、この件を主君の政宗に相談する。
それを聞いた政宗は



「今まで通りで良いんじゃない?何か格好いいじゃん。弱きを助ける正義の味方みたいで。っーかさ、乱取りで浚ってきたって言うより、頼まれたから匿ったって事にしたら絶対格好いいって!な?重長、お前もそう思うだろう?それにしょう!それが良い。家康に歯向かった男が最期に頼ったのは奥州筆頭の伊達者の俺だった……うーん、いいね!響きが良い!というわけで話終わったなら鷹狩り行くぞ!」



元々、天の邪鬼もとい見栄っ張り精神の塊だった政宗。さっくり捏造までかまして、真田姉弟の身の安全を保証した。



当然、バレて……再三幕府より差し出しようにお達しが来たのだが……。

その都度


「病で死にかけてます」とか「先月、石に頭ぶつけて死にました」とか言い切ったらしい。

それが出来たのは徳川三代将軍の家光が、伊達政宗のファンだったから。



政宗「人徳あるって辛いな……重長。」


重長「はぁ……(殿の場合は火中の栗を自ら拾いに行っているだけでは?)」



梅(何か腹立つけど、お腹の子供と弟が無事なら良しとしますか。最後まで諦めぬ者にしか道は開かれないのです。)


梅弟(……女って怖。)



とりあえず、先に死ぬと捏造されるから、しっかり記録は残しておきましょう。


そして「美しい(可愛い)は、いつの時代も正義!」