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ホームセキュリティを考える阪神大好き男のブログ

家を守るため、家族を守るため、防犯対策と阪神タイガースのことを日々考えています。

ホームセキュリティは本当に安心なのですが、時に家人を困らせることがあります。

 

5年ほど前の年末、私は忘年会に参加して夜遅くに帰宅しました。帰りが遅いときには妻と子どもは先に寝ています。

 

いつもように鍵をあけて玄関のドアを開こうとしたとき事件は起きました。なんと妻が補助錠をかけてしまって、ドアが開かなくなっていました。

 

しかも妻が間違って在宅モードに切り替えて、ホームセキュリティがセットされています。

 

玄関ドアを開いたものですから、大きな警報音が家の中で鳴り響いています。

 

焦る私。起きてこない妻。

 

妻は2階の寝室で寝ていますし、よっぽどのことがなければ一度寝ると起きません。(って、1階で警報音が鳴ってたらよっぽどのことだけど・・・・)

 

そうこうしている内にセコムの緊急対処員と警察がやってきました。

 

さらに焦る私。いや焦るというか、誤報で出動した警察とセコムに申し訳ない気持ち。

 

いちおう事情を聞かれ、免許証などを見せて、家人であることを分かってもらいました。その頃、ようやく妻が起きてきて家の中にも入ることができました。

 

12月の寒さが余計にこたえた夜でした。

 

でも「こうやってセコムって出動するんだぁ。しかも警察に通報までしてくれてるし」とそのサービス内容と実効性を確認して、ちょっと満足した私もいました。緊急対処員の出動スピードには感動したくらいです。

 

ホームセキュリティは使い方によってはすごく便利で安心できるものです。今回の話も妻が補助錠をかけなかったら全く問題なかったので、ホームセキュリティの機器やサービスが悪かったわけではありません。

 

 

これから忘年会シーズンを迎えますが、ホームセキュリティを設置している家では、旦那を締め出さないよういくれぐれもご注意ください。

防犯対策には終わりがありません。

 

「これだけやったから大丈夫だろう!」ということはなく、常に空き巣や泥棒に狙われているかもという危機感を持ち続けることが大事です。

 

たとえばホームセキュリティに入っていても、それにあぐらをかいて無施錠やセット状態にせずに出かけたら、ホームセキュリティの恩恵は全く受けられないわけです。

 

そういう意味では防犯は心の問題であるといっても過言ではありません。

 

もうひとつ大事なことがあって、防犯は家族の問題でもあるということです。

 

私の家では主に防犯対策で家主である父(私)の仕事です。防犯カメラの取り付けを検討したり、フラッシュライトを設置したり、あれこれ施策するのは男の人の方が向いていると思います。

 

そしてある程度の防犯のルールを家族で話し合い、実行していくことが求められます。

 

だってお父ちゃんだけ「防犯や!しっかり窓閉めろ!鍵もかけたか?」って熱くなっていても、妻や子どもがやってくれなかったら意味がないですよね。

 

そういう意味では防犯には家族の参加が必要不可欠です。

 

でも妻や子どもは防犯が大切なことは理解していても、あまりがないのも事実。だったら興味を持って積極的に参加してもらえるようにすればいいのです。

 

具体的には防犯対策をゲームのように考え、どうすれば空き巣や泥棒の被害に遭いにくくなるのか、一緒にシュミレーションしていきます。

 

たとえば、子どもに「自分が空き巣ならこの家のどこから侵入する?」と聞いて考えてもらえば、子どもはゲームを解くみたいに考えてくれるでしょう。

 

そうやて防犯意識が高まれば、無施錠やホームセキュリティを警戒状態にせずに出かけることは減るでしょう。それこそが最大の防犯になるのです。

家の防犯の基本中の基本は施錠です。近くのスーパーに10分ほど外出するときでも、ゴミ捨てに行くときでも、そして近所の奥さんと立ち話をするときでもドアや窓の鍵は締めましょう。

 

と、書くと「そんなの分かりきってることだし」と思う人がいるかもしれませんが、これができていない家がとにかく多いです。

 

実際、一戸建て住宅で侵入窃盗されたケースの半数近くが無施錠を狙われています。ですからくどいようですが、とにかく鍵は締めましょう。

 

そんな風に偉そうに語っている私も、実は以前ミスをしています。

 

 

あれは新居に住み始めて間もない頃でした。家族で近くのスーパーまで買い物に行くことになったのですが、1階のリビングのドアや窓を閉めたのですが、2階の窓を開けていることを忘れていました。

 

買い物が終わって帰ってくると、何やら置き手紙が。「なんだろう?」と思って見ると、それはセコムからのものでした。

 

要約すると、

 

  • 人感センサーが感知したので出動した。
  • 自宅周辺を確認したが被害は見つからなかった。
  • 2階の窓が開いているので風でカーテンが揺らされて反応したかも。
  • 次回から出かけるときは2階の窓も閉めてください。

 

という感じでした。

 

そうなんです。風でカーテンが揺れて、それを室内にある人感センサーが感知したようです。

 

「カーテンの揺れでも感知するって、どんだけ敏感やねん!」と思わずつっこみを入れたくなりましたが、人感センサーがしっかり感知してセコムが出動してくれていたことにちょっぴり感動しました。

 

そう考えるとホームセキュリティってすごく安心ですね。

 

ただしホームセキュリティが安心なのはしっかりルールを守ってこそ。無施錠ではどうにもありませんので、出かけるときにはしっかり窓を閉めて、鍵もかけましょうね。

 

ありがとう、セコム!

セコムには非常ボタンというのが2つあります。

 

ひとつはコントローラーにあります。

 

もうひとつはリモコンです。

 

コントローラーは外出時に操作しやすい位置にありますが、リモコンは非常時に押しやすい位置に置いています。ちなみに我が家では私が寝ている布団のすぐ横に置いていました。

 

先日リビングで過ごしていたら妻が、

 

「なんかセコムが光ってる!」

 

と慌てています。

 

なんだろうと思って子どもを見ると、その手にはセコムの非常ボタンがついたリモコンが握られているではありませんか。しかも非常ボタンが押された形跡ありガーン

 

慌ててセコムに誤操作であることを伝えようと電話しようとするも、なぜか電話が使えません。ここでさらにパニック。

 

案の定、セコムから電話があり、「非常ボタンが押されましたが何かありましたか?」と聞かれ、子どもが間違って押したことを伝えました。

 

そこでセキュリコードなど私しか知らない情報を伝えると誤操作であったと認めてもらえます。

 

実はこの電話があった時点でセコムはすでに警察に通報しています。非常ボタンを押すだけで、

 

子どもが間違ってボタンを押す→セコムが反応→警察に通報→その家に確認の電話→間違いであることを確認→警察に連絡

 

とまあ間違ってボタンを押しただけでこれだけ迷惑をかけていますえーん

 

でもこれでセコムがちゃんと動いてくれるということが分かったので、ちょっと安心した部分もありました。だって非常ボタンなんてまず押すことがないですから、こんな機会でないと確認できないじゃないですか。

 

ちなみにこちらから電話ができなかったのは、セコムが非常ボタンの通報で回線を使っていたためだったと思います。後から冷静になれば分かることですが、そのときはパニックで考えられないですよね。

 

ホームセキュリティはやっぱり安心だなって話でした。

以前私が契約しているセコムの緊急対処員と話す機会があり、こんな質問をしてみました。

 

「ホームセキュリティをしている家ってやっぱり空き巣が入りにくいのですか?」

 

その質問を聞いた緊急対処員は「そうですね」と答えた後、こんな話をしてくれました。

 

私の街は郊外にある住宅街なので、都会ほど犯罪は発生していませんがやはり空き巣の被害は報告されているようです。隣街で2件の家が立て続けに空き巣被害に遭ったのですが、その2件の家の並びがとても興味深かったです。

 

言葉では伝わりにくいので絵にするとこんな感じです。

 

 

ある家の裏口から侵入して金品を持ち去った空き巣は、家の裏側を通ってセコムを設置している隣の家を通過し、2件横の家の裏口から侵入して犯行に及んだそうです。真ん中の家の裏側に空き巣の靴跡が残っていたそうで、それで空き巣の行動が分かったようですね。

 

セコムの家だけ通過するって、かなり慎重な空き巣ですね(笑)

 

これは極端な例かもしれませんが、やっぱり空き巣や泥棒にとってはホームセキュリティを導入している家は狙いにくいもの。私が空き巣や泥棒でも、ホームセキュリティを設置している家と設置していない家があったら、設置していない家を狙います。

 

そういう意味ではホームセキュリティには、空き巣や泥棒被害の抑止効果もあるのだなとつくづく感じました。

 

何気なく使っていますが、ホームセキュリティはたいしたもんだなと改めて思った瞬間でした。