防犯対策には終わりがありません。
「これだけやったから大丈夫だろう!」ということはなく、常に空き巣や泥棒に狙われているかもという危機感を持ち続けることが大事です。
たとえばホームセキュリティに入っていても、それにあぐらをかいて無施錠やセット状態にせずに出かけたら、ホームセキュリティの恩恵は全く受けられないわけです。
そういう意味では防犯は心の問題であるといっても過言ではありません。
もうひとつ大事なことがあって、防犯は家族の問題でもあるということです。
私の家では主に防犯対策で家主である父(私)の仕事です。防犯カメラの取り付けを検討したり、フラッシュライトを設置したり、あれこれ施策するのは男の人の方が向いていると思います。
そしてある程度の防犯のルールを家族で話し合い、実行していくことが求められます。
だってお父ちゃんだけ「防犯や!しっかり窓閉めろ!鍵もかけたか?」って熱くなっていても、妻や子どもがやってくれなかったら意味がないですよね。
そういう意味では防犯には家族の参加が必要不可欠です。
でも妻や子どもは防犯が大切なことは理解していても、あまりがないのも事実。だったら興味を持って積極的に参加してもらえるようにすればいいのです。
具体的には防犯対策をゲームのように考え、どうすれば空き巣や泥棒の被害に遭いにくくなるのか、一緒にシュミレーションしていきます。
たとえば、子どもに「自分が空き巣ならこの家のどこから侵入する?」と聞いて考えてもらえば、子どもはゲームを解くみたいに考えてくれるでしょう。
そうやて防犯意識が高まれば、無施錠やホームセキュリティを警戒状態にせずに出かけることは減るでしょう。それこそが最大の防犯になるのです。