I dreamt that I dwelt ..Oct.16. ― 裁判記録(名誉毀損/著作権侵害/本人訴訟)

I dreamt that I dwelt ..Oct.16. ― 裁判記録(名誉毀損/著作権侵害/本人訴訟)

私の自宅等のプライベート写真を用いながら、1万件を超える誹謗中傷をおこなう
堺市N区の女性との一連の訴訟は、裁判所は、この女性に対し、総額600万円(遅延損害金を含む)に届く
損害賠償金をこの女性から私に支払うよう命じ、すべて確定・終了しました。

訴訟の概要(このブログについて)


第5訴訟第一審判決


 


 


第4訴訟と第5訴訟の判決書は、全てTKCローライブラリー「LEX/DBインターネット」が最速で掲載してくださいました(国会図書館)。また、ウエストローや判例秘書も順次掲載してくださっています。


第1訴訟と第2訴訟の判決書は、全て判例秘書やウエストロー等の判例データベースに掲載され、これらのデータベースを利用できる図書館等でどなたでも読めるようになっています(都内であれば、都立中央図書館(判例秘書)、日比谷図書文化館(ウエストロー)、他)(判例秘書:①L07251140 ②L07220561 ③L07310010 ④L07251376 / ウエストロー:①2017WLJPCA03176020 ②2017WLJPCA09016011 ③2018WLJPCA03016019 ④2017WLJPCA12266021)。また、 松尾剛行・山田悠一郎『最新判例にみるインターネット上の名誉毀損の理論と実務〔第2版〕』(勁草書房,2019) の 「第15章 正当防衛・対抗言論」(316頁‐) に、名誉毀損の正当防衛の肯定事例として紹介されています(320頁)。


 


4年前(2014年3月)、堺市N区に住む50代後半の女性が、私に対し突然激しい暴力表現を開始し、自身の複数のブログやtwitter上に、入手した私の自宅の室内写真を、強姦や殺人等の凶悪犯罪の記事とともに数十回と掲載するなど、異常な事態となりました。


行為は私に対してだけではなく、私の親族、友人、所属先へのつきまといに及びました。誹謗中傷は現在までに1万件に上ります。相手方の膨大な量の侵害行為は、私のハンドルネーム(idthatid)を検索することで確認することができます。


なお、現在も毎日のようにtwitter上に、私の親族のアカウントや所属先のアカウントのリツイート及びいいねを繰り返しており(数百回)、その行為の執拗性・異常性は明らかです(2018年6月追記:この行為は私の親族が相手方をブロックする直前(30分前)まで続けられました)。


また、相手方と瓜二つの同調者も、時に1日に5,000文字数もの判読不能の誹謗中傷のほか、同調者自身の顔写真のアップを私に送りつけるなど、倒錯と捉えるほかはない行為に及んでいます(私がこの者にレスポンスしたことは一度もありません)。


私は相手方に行為をやめるよう求めましたが、相手方はその求めに激昂し、名誉毀損を主張して2つの訴訟を提起しました。私は、本人訴訟で裁判をたたかうことにしました。


裁判は、2018年3月1日の最高裁決定により、私の勝訴判決が確定しています。


理解し、支えてくださった方達に、心より感謝します。


 


 



 


 


判決のご報告(第4訴訟・東京地方裁判所 民事第25部)


2022年11月29日判決


(原告:私 被告:Y1中心加害者)、Z1・Z2)


【主文】


1 被告Y1は、原告に対し、60万円及びこれに対する令和元年11月26日から支払済みまで年5分の割合による金員を支払え。


2 原告のその余の請求を棄却する。 3 訴訟費用のうち、・・・(省略)


 


判決のご報告(第4訴訟・東京高等裁判所 第21民事部)


2023年6月29日判決


(控訴人:Y1中心加害者) 被控訴人:私)


【主文】


1 本件控訴を棄却する。


2 控訴費用は控訴人の負担とする。


 


最高裁決定のご報告(第4訴訟・最高裁判所 第三小法廷)


2024年1月24日判決


(上告人兼申立人:Y1中心加害者) 被上告人兼相手方:私)


裁判官全員一致の意見で、次のとおり決定。


【主文】


1 本件上告を棄却する。


2 本件を上告審として受理しない。


3 上告費用及び申立費用は上告人兼申立人の負担とする。


 


判決のご報告(第5訴訟・東京地方裁判所 民事第29部)


東京地方裁判所 令和2年(ワ)第12774号


2023年6月9日判決


(原告:私 被告:Y1中心加害者)、Y2・Y3(加担者))


【主文】


1 被告Y1は、原告に対し、429万円及びこれに対する令和2年10月26日から支払済みまで年5分の割合による金員(ただし、・・・(省略)・・・それぞれ連帯して)を支払え。


2 被告Y2は、原告に対し、323万円及びこれに対する令和2年10月23日から支払済みまで年5分の割合による金員(ただし、・・・(省略)・・・それぞれ連帯して)を支払え。


3 被告Y3は、原告に対し、250万円及びこれに対する令和2年10月16日から支払済みまで年5分の割合による金員(ただし、・・・(省略)・・・それぞれ連帯して)を支払え。


4 被告Y1は、別紙画像目録記載の写真を自動公衆送信又は送信可能化してはならない。


5 原告のその余の請求をいずれも棄却する。 6 訴訟費用は、・・・(省略)


 


判決のご報告(第5訴訟・知的財産高等裁判所 第1部)


知的財産高等裁判所 令和5年(ネ)第10075号


2024年1月30日判決


(控訴人:Y1中心加害者) 被控訴人:私)


【主文】


1 本件控訴を棄却する。


2 控訴費用は控訴人の負担とする。


 


 


訴訟の概要(このブログについて)

第5訴訟第一審判決

 

2023年6月9日、第一審判決が下りました。

 

― 東京地方裁判所 民事第29部 (原告:私  被告:Y1(中心加害者)、Y2(加担者)、Y3(加担者))

 

 

【主文】

 

1 被告Y1は、原告に対し、429万円及びこれに対する令和2年10月26日から支払済みまで年5分の割合による金員(ただし、・・・(省略)・・・それぞれ連帯して)を支払え。

2 被告Y2は、原告に対し、323万円及びこれに対する令和2年10月23日から支払済みまで年5分の割合による金員(ただし、・・・(省略)・・・それぞれ連帯して)を支払え。

3 被告Y3は、原告に対し、250万円及びこれに対する令和2年10月16日から支払済みまで年5分の割合による金員(ただし、・・・(省略)・・・それぞれ連帯して)を支払え。

4 被告Y1は、別紙画像目録記載の写真を自動公衆送信又は送信可能化してはならない。

5 原告のその余の請求をいずれも棄却する。

6 訴訟費用は、・・・(省略)

 

 

無名の一般私人間のインターネット上の名誉毀損+のみを争う訴訟では、(おそらくは)最高額の認容がされました。
 
 
また、以下のように、弁護士や行政書士の方達が、複数の論点のある注目の裁判例として取り上げてくださっています(とても嬉しくも、少し驚いています)。
 
 

 

 

2024年1月30日、控訴審判決が下りました。

 

― 知的財産高等裁判所 第1部 (控訴人:Y1(中心加害者)  被控訴人:私)

 

 

【主文】

 

1 本件控訴を棄却する。

2 控訴費用は控訴人の負担とする。

 

 

名誉毀損事案における共同不法行為や同定可能性に関し、また、著作者人格権のみなし侵害である名誉声望保持権の侵害に関し、これらが認容された、新しい裁判例となりました。
 

 

 

 

 

 

第4訴訟と第5訴訟の判決書は、全てTKCローライブラリー「LEX/DBインターネット」が最速で掲載してくださいました(国会図書館)。また、ウエストローや判例秘書も順次掲載してくださっています。

 

第1訴訟と第2訴訟の判決書は、全て判例秘書やウエストロー等の判例データベースに掲載され、これらのデータベースを利用できる図書館等でどなたでも読めるようになっています(都内であれば、都立中央図書館(判例秘書)、日比谷図書文化館(ウエストロー)、他)(判例秘書:①L07251140 ②L07220561 ③L07310010 ④L07251376 / ウエストロー:①2017WLJPCA03176020 ②2017WLJPCA09016011 ③2018WLJPCA03016019 ④2017WLJPCA12266021)。また、 松尾剛行・山田悠一郎『最新判例にみるインターネット上の名誉毀損の理論と実務〔第2版〕』(勁草書房,2019) の 「第15章 正当防衛・対抗言論」(316頁‐) に、名誉毀損の正当防衛の肯定事例として紹介されています(320頁)。