奈良奉行所 7 最終回 奈良市立史料保存館 後編 | みどりの木のブログ

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きのうは宇陀松山城(続100名城)を

訪問しました。石垣が残りいい城でした。

 

昨日の続きで奈良奉行所の最終回です。

今回は奈良市立史料保存館後編です。

初めは元興寺(がんごうじ)の礎石から

です。

 

敷地内に展示されている

元興寺の鐘楼の礎石です。

中新屋町から出土した石

で、奈良時代の元興寺は

飛鳥寺が奈良に移転した

ときの寺で、当時は興福

寺よりも大きかったようで

す。しかし、江戸時代には

幕府より100石の寺領を

もらっていたのが、明治

維新でなくなります。

寺領があったので、庶民

とのつながりが無く、檀

家が無いので荒れ果て

ました。鎌倉時代以降は

奈良時代の極楽浄土図

が極楽坊にあったので、

これが庶民信仰を集めて、

浄土宗の源流ともなりま

した。

 

 

 

元興寺の境内範囲図です。

現在地が奈良市史料保存館です。

奈良時代の元興寺は周辺に子院も

たくさんありました。朝廷に支えられ

ていたので、武士の時代になると衰

えました。これまで紹介した町には

ピンク枠を付けました。

 

元興寺についてUPした過去ブログ

です。極楽浄土図もあります。

 
 
次に江戸時代後期のなら名所絵図です。
東大寺の境内周辺に町の中を
歩く鹿が描かれています。
 
次に奈良町の歴史の前半だけです。
 
 

最後に桜を植えた奈良奉行の

川路 聖謨(かわじ としあきら)です。

 

川路聖謨の古写真です。

 

1801年4月に豊後日田(大分県

日田市)で、日田代官所属吏の、

内藤吉兵衛歳由の長男として生

まれました。属吏なので武士では

ない小役人で、彼は極貧の中で

育ちました。

1808年に父の吉兵衛は江戸に

出て、御家人株を入手し武士身分

になります。幕府徒歩組に編入さ

れました。

1812年に弥吉(川路の幼名)は

12歳で小普請組の川路三佐衛門

光房の養子となります。

1817年に勘定奉行所下級吏員

資格試験である筆算吟味に及第

します。

1818年に勘定奉行所支配勘定

出役という下級幕吏に採用され、

支配勘定を経て御勘定に昇進し

て旗本となります。

その後は勘定吟味役に昇格しま

す。さらに佐渡奉行を経て、老中

水野忠邦時代に小普請奉行や、

普請奉行として改革に参与しまし

た。

1843年には水野忠邦が天保の

改革で挫折して失脚した後には、

奈良奉行に就いています。

乱伐によりはげ山になっていた、

多聞山城跡に約50万本を植樹し、

佐保川には今日「川路桜」と呼ば

れる桜の木を植えました。

1852年に公事方勘定奉行(民政

を主に扱う勝手方勘定奉行と訴訟

関連を扱う公事方勘定奉行がいま

した)になり、禄高が200石から、

500石の知行取に加増されました。

1853年に黒船来航では開国を唱

え、阿部正弘から海岸防禦御用掛

に任じられました。

1858年)には堀田正睦に同行して

上洛し、朝廷に日米修好通商条約

の承認を得ようとして失敗します。

井伊直弼が大老に就任すると西丸

留守居役に左遷され、更に翌年に

8月には、その役も罷免されて隠

居差控を命じられます。

1863年に勘定奉行格外国奉行

に復帰するも、外国奉行とは名ば

かりで、病気を理由として僅か4

ヶ月で役を辞して引退しています。

川路は徳川慶喜が一橋家に入っ

た際に、平岡円四郎を小姓として

推薦しています。

引退後は、中風により半身不随

になります。

1868年にピストルで喉を撃ち抜

いて自殺しました。江戸幕府終焉

の年でした。享年68です。

 

佐保川の「川路桜」は今でも数本

残り咲いています。今では奈良の

桜の名所になっています。

 

佐保川沿いの桜です。

(奈良市のWebサイトより引用)

 

今回はここまでで、明日は滝谷不動です。

 

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