肺年齢93歳の私が空気の薄い2,700mに泊まるのは厳しいものがあります。
私の肺年齢とCOPDと新型コロナウイルス感染症の関係の記事はこちらです。
そんな私が、なぜ、北アルプスの燕岳に登ったかは、こちらに書きました。
この登山を支えてくれたのは、創業100周年の大人気山小屋「燕山荘」があったからです。
なぜ人気があるのかは、
↓↓ この「信州の100年企業 燕山荘」という25分の番組を見て頂けると分かると思います。
山小屋とは思えない綺麗さや、スタッフのホスピタリティーの良さ、帝国ホテルと資本提携していた歴史等がよく分かるテレビ番組です。
実は、高校2年の時、地学部の部長として、
この山小屋で5泊の合宿を企画・実施した思い出の場所なのです。
45年前の話ですが、20名の部員(中1~高2)を引率して合宿しちゃうって、私が顧問教師だったら絶対に許さなかったかも。(笑)
24時間体制で、天文、気象、地質などの調査をしておりました。
この時から、教師って天職かなあって思い始めていた私でもあります。(笑)
45年前の6日間の滞在を通して、北アルプス燕岳や燕山荘の素晴らしさを知っていたので、いちkanaさんとどうしても登山がしたかったのです。
と、前置きが長くなりましたので、さっそく燕山荘の紹介です。
燕岳から槍ヶ岳までは、表銀座と言われる、日本で最も人気のある初心者でも歩ける登山ルート。
燕山荘は、表銀座の燕岳の近くの稜線に建っております。
メンテナンスが良くされていますので、古さを全く感じない山小屋です。
磨き込まれた廊下や綺麗で清潔なトイレは、驚くばかりです。
上記のユーチューブを見て頂ければ、燕山荘の企業姿勢が分かると思います。
なので、山小屋初体験のいちkanaさんを安心して連れてくることができました。(笑)
登山口まで4時間ですので、バスの時間に合わせて下山することができます。
登山口近くにある有明荘は、燕山荘の経営で、温泉が素晴らしいです。
燕山荘に泊まった人は、100円割引の600円で入れますし、
我が家のように有明荘に前泊した人は無料で入浴することができます。
時間通りに下りることができない場合、有明荘の温泉で時間調整をすることができるのです。(笑)
有明荘も素晴らしいので、後日紹介しますね。
この日の日の入りは、19時、 翌日の日の出は4時25分です。
部屋は、上下2段に分かれており、最大4名寝ることになりますが、全てグループ利用です。
なので、我が家は、このスペースを2名で使わせて頂きました。
一人登山の場合は、2畳に一人で、隣の人との間でパーティションが下ろせます。
全て、コロナ対応のようです。今だからゆったり泊まれるのですよね。
と言いつつ、例年より登山者は、とても少なく、経営が大変のようでした。
ちなみに料金は高くなりますが、2段式にはなっていない個室を予約することもできます。
100周年記念のバンダナが頂けました。今年は泊まる度に頂けるみたいです。
さあ
部屋に荷物を置きましたら、昼食です。我が家は6時半から5時間かけて登りました。
本格的なチキンインドカレー1,000円を食べてみたかったのです。
燕山荘の前は、多くのテーブルとベンチがありますので、好きなところに座って食べられます。
例年なら、宿泊客以外も使えますので、激混みになるでしょうね。
なぜかカツカレーを注文してしまいました。(汗)インドカレーとは別のカレーです。
燕岳ですので、可愛いチーズのツバメが乗っていました。ビールは600円です。
山小屋の食事とは思えない美味しいカレーでしかもボリューミー。(笑)
夫婦で1つ食べてお腹いっぱいになりました。
ただ、チキンインドカレーを注文できなかったことにちょっと後悔したのは内緒です。
夕食は18時から。
混んでいると2回転、3回転で分けて頂くのですが、この日は同時に頂きます。
小鉢から、デザートまで付く豪華版で、ご飯と、味噌汁はお代わり自由。
ワンプレートに盛られておりますが、煮魚、チーズインハンバーグ、お浸し、ヒジキ煮から、サラダまで、多彩で、美味しいのですよね。
煮物から、デザートまで楽しませて頂きました。お酒は売店で買って持ち込む形です。
飲んでいる人は少なかった気がします。この後、日没がありますので、長居はできません。
翌日です。
4:25の日の出を見て、5:30から朝食となります。
(左上は、ゼリーです。)
日が差し込んでしまい、よく見えないと思いますが、美味しいですよ。
ご飯と味噌汁はお代わり自由で、鮭も脂の乗りが素晴らしく、ふっくらしております。
デザートのゼリーまで美味しく頂きました。そして、6:30には出発し、
4時間かけて下山後、有明荘で温泉に入り、4時間運転し自宅に戻りました。
体力のある方は、日帰りで登山する人が多いです。
ただ、山小屋で見る日の入りや日の出。
朝日や夕日に燃える山々の景色を眺めることは、美しいを通り越し。
神々しい景色であり、現実のものとは思えない夢の世界でした。
いちろうのもう一言
COPDにより肺年齢が93歳な私が、2,700mまで登るのは厳しいです。
標高2,000mまではどうにかなりますが、その後はどんどん厳しくなりまして、
歩幅を小さくし、ゆっくり登山したました。 問題は山小屋での1泊。
酸素が足りないので、脈拍がずっと100以上の頻脈になり、寝られないのですよ。
下山後も全身疲労がひどくて、満身創痍の状態になっておりました。
明日くらいからは、通常の体調になると良いなあって思っております。
普通の体力があれば、日帰りで登れる山なのですけどね。(笑)
COPDは、進行を遅らせることはできても治すことはできません。
なので、出来ることを出来る時にしておくのが大切なのですよね。
母のように酸素吸入になってしまったら、登山は絶対にできませんもん。
私だって、来年、北アルプスに登れるか分からないのです。
COPDは喫煙によってなる方が多いです。喫煙者の皆さん、卒煙を考えて欲しいです。
すでに隠れCOPDになっているかもしれませんよ。詳しくは上記したリンクをご覧下さい。
いちろうの二言目
昨日の記事に書いたスーパーツルヤなのですが、あこさんから情報を頂きました。
知人からのお土産がいつもスーパーツルヤのお蕎麦とウインナーで、とても美味しくて気に入っているそうです。
その記事は読んだはずなのですが、捜せませんでした。
最近、短期記憶が怪しくて、、、、、(汗) 覚えていたら買って帰ったのに。。。残念でした。
追 記です。
燕山荘の基本情報
宿泊代は、今回泊まった一般室は税込み2食付きで13,000円です。
(素泊まりや朝食付きにもできます。)
個室が9室あり、2食付き16,000円となります。
詳しくは、燕山荘HP↓↓ をご覧下さい。
スタッフブログも面白いようで、いちkanaさんが読んでおりました。
また、HPより、宿泊予約もできます。
(燕岳山頂2,763mにて)
登山を支えてくれた登山口の中房温泉にある燕山荘経営の有明荘の記事に続きます。