【電験3】理論のインダクタンスについて理解したこと | 新見一郎

新見一郎

勉学を通じて成長をナビゲートする講師。
2008年に技術士合格後、「技術士を目指す人の会」を立ち上げ、多数の技術士を輩出。自身も勉学ノウハウを活かして行政書士、世界史検定2級、電験三種に合格。

電気主任技術者第三種の試験勉強をしています。

今日で3週間が経過しました。

 

●理論

前回も言いましたが、「理論」という科目は難しいです。

「理論」をコンスタントに勉強して、考え方を頭に染み込ませる必要があります。

このため、毎日、直流回路、静電気、電磁力、交流回路の問題を2問ずつ復習しています。

すぐに内容を忘れてしまうし、そもそも理解が浅かったので、この復習をこなすだけで1時間以上要してしまいます。

それでも、この地道な作業をすることで、少しずつ、電気の計算が頭の中に染み込んでいってます。

 

今日は、インダクタンスについて少しだけ説明をしておきます。

インダクタンス、公式は以下のとおりです。

 

L=NΦ/I

 L:インダクタンス(Hヘンリー)

 N:巻数

 Φ:磁束(Wbウェーバー)

 I:電流(Aアンペア)

 

このままで憶えるよりも、

I=NΦ

として、「りんじ(磁)」と読んだ方が、憶えるのが楽です。

 

しかしながら、これを何の気なしに憶えると、そもそもLが係数であることを忘れてしまいます。

Lが係数なので、当然ながら、Iが変動することで磁束が変動し、誘導起電力が働くわけです。

それから、抵抗Rや静電容量Cと同様に、Lが面積や長さと関係があることを思い出します。

そうすると、当然、以下の公式も憶える必要があります。

L=μA/L ・ N~2

インダクタンスは巻数Nの二乗に比例するのが出題ポイントになりますね。

 

それから、インダクタンスは、時間が経過すると、短絡状態になるということを学びました。

インダクタンスの電位差は、瞬時的に起電力となりますが、時間が経過すると、最終的にゼロになるわけですね。

 

 

●進捗

3週目が終わった現時点での進捗です。

『みんなが欲しかった電験三種』の問題を1回は解いて、解答を概ね理解したのは、以下のとおりです。

 

①理論 = 直流回路・静電気・電磁力・交流回路・三相交流回路・過渡現象

②電力 = 水力・火力・原子力・その他発電・変電所・送電

③機械 は全く勉強していない 

④法規 = 電気事業法・その他関係法規

 

もちろん、まったく歯が立たず、内容を理解できない難問もあります。

それから、理解したつもりでいても、実は理解できていないこともあるでしょう。

さらに言えば、せっかく理解できた問題も、数日もすれば、解き方を忘れてしまいます。

そして、本試験では、過去問と同じ問題は出題されません。

まだまだ、これからですが、頑張っていきます。

 

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