世界史の勉強をはじめて1か月 | 技術士を目指す人の会

技術士を目指す人の会

勉学を通じて成長をナビゲートする講師。
2008年に技術士合格後、「技術士を目指す人の会」を立ち上げ、多数の技術士を輩出。自身も勉学ノウハウを活かして行政書士、世界史検定2級、電験三種に合格。

●世界史の勉強のやり方

世界史の勉強をはじめて1か月が過ぎました。

ちょっと考えてみたことを書いてみたいと思います。

 

以前、日本史を勉強した際に解ったことを書いていました。

この内容について読みたい方は、こちら を見て頂ければ幸いです。

日本史を勉強するコツは、次のことをやることにつきます。

 

ちょっとでもいいから復習する

その上で、講義を受ける

 

新しい時代を勉強する前には、前の時代で出てきた事柄を思い出しておく必要があります。

歴史上の人物の名前を確認しておく必要があります。

これをちゃんとやらなければならないです。

 

ただし、日本史は、場所と時代と人物について、基礎知識があるから、復習だけでもなんとかなります。

場所は、奈良、京都、神奈川、愛知、大阪、東京。

時代は、奈良、平安、鎌倉、室町、安土桃山、江戸、明治、大正、昭和、平成。

人物は、藤原、平、源、足利、織田、豊臣、徳川等。

何らかの基礎知識があるわけです。

 

しかし、世界史はそうはいきません。全然ダメです。基礎知識がありません。

今とは国名、国境が全然違います。

人物もカタカナです。

憶えることが多すぎます。

ちょっとだけ復習するくらいではダメです。

このため、世界史でやるべきことは、次のことになります。

 

年代、場所、人物、出来事を3回憶える

その上で、講義を受ける

 

憶えてなければ、講義についていけません。

当たり前と言えば、当たり前ですが、とにかく憶える必要があります。

講義を見て、ノートを書いて、教科書を読むだけではダメです。

憶える、これをやらなければだめです。

ただ、なかなか頭に残りません。

では、どうすればいいか?

 

3回憶えるんです。

 

以前、『脳にまかえる勉強法』という本を紹介しました(内容を見たい方は こちら をご覧になってください)

その中で、「3回転読む」という方法が紹介されています。

この「3回転読む」をちょっとアレンジして、「3回転憶える」というのがいいと思います。

 

まずは、世界史の一問一答を入手します。

 

 

そして、講義で習ったところの問題を3回転記憶するんです。

具体的には、習ったところの問題を4分割します。

例えあ、40問あるのであれば、40÷4=10問。1回分が10問です。

そして、1回目はQ1〜Q10、2回目はQ1〜Q20という具合に、以下のように、行ったり、来たりしながら、繰り返し憶えます。

 

❶回目=(Q1〜10)

❷回目=(Q1〜10)+(Q11〜20)

❸回目=(Q1〜10)+(Q11〜20)+(Q21〜30)

❹回目=         (Q11〜20)+(Q21〜30)+(Q31〜40)

❺回目=                (Q21〜30)+(Q31〜40)

➏回目=                         (Q31〜40)

 

こんな感じで、3回転記憶するわけです。

これで相当の問題数を憶えることができます。

もちろん全部を完璧に憶えることはできません。それにまたすぐに忘れてしまいます。

でも、それは気にしなくていいんです。

授業や講義についていくことができる、それだけで大きなメリットがあります。

それに、一度憶えたことがある、その感覚だけは残ります。また憶える時、絶対に楽ちんです。

 

●中国史

今、中国史です。

子供のころ、横山光輝さんの『三国志』、『項羽と劉邦』を読んだことがあるので、楽しいですね。

勉強して、はじめて知ったことです。僕のイメージしていた三国志と歴史は違うようです。

 ❶「魏」の皇帝は、曹操ではなく、曹操の息子の曹丕(曹操が活躍したのは三国時代に入る前)。

 ❷主人公である劉邦の「蜀」は、魏にあっさりと滅ぼされてしまう。

 ❸孫権の「呉」も「魏」に滅ぼされてしまうが、その後「魏」という名前は継承されず、司馬炎によって「晋」になってしまう。

 

ちなみに、『項羽と劉邦』については、まったく内容を憶えていなかったですね。

この二人は以下のようなことをやってます。

 ❶項羽が始皇帝が立ち上げた「秦」を滅ぼす

 ❷劉邦が項羽を倒す

 ❸劉邦が「漢」の皇帝になる

 

それから、魏志倭人伝、白村江の戦い等、日本史で勉強したことが、世界史でも出現してきます。

日本史と世界史がつながる、これはとても感慨深いですね。