●日本史の勉強をしました
以前、お話しましたが、僕は、日本史の勉強をしています。
主にスタディサプリを活用しています。
実は、6月中旬にスタディサプリの全25回の講義、全て受講完了しています。
その時は、充実感に満たされましたね。
その後は、山川の日本史の教科書、日本史図録を読み、一問一答をやっていました。
改めて、感じたことですが、山川の日本史は難しいです。
内容が深いわりには、説明が簡略なんですね。
正直、読んだだけでは、いまいち理解ができません。
学校で授業を受けて、補足の説明してもらうことが前提になっているのかもしれません。
だから、学校の授業をちゃんと聞かずに、試験前に一夜漬けでキーワードと年号だけを記憶しただけでは、歴史の全体の流れや因果関係を理解できないような気がします。
●日本史の勉強をする上で重要なこと
歴史を勉強をする上で、次のことが重要になります。
ちょっとでもいいから復習する
歴史は、前に出てきた登場人物、制度、地名が何回も出てきます。
当たり前のことなんですが、このことを忘れがちです。
例えば、室町時代の足利尊氏はメジャーなのでちゃんと憶えていても、その弟の足利直義の名前は憶えていないものです。
鎌倉幕府が滅亡した後、後醍醐天皇が親政を行っている時、鎌倉に鎌倉将軍府を作ったんですが、この鎌倉将軍府を担っていたのが足利直義なんです。
そして、その後、1336年に足利尊氏が後醍醐天皇を京都から追い出して、室町幕府を開くわけですが、1350年、新しい幕府を作りたい急進派と、鎌倉幕府的な体制を築き上げたい斬新派が戦うことになります。観応の擾乱です。
急進派が足利尊氏。
そして、斬新派が足利直義なんです。
つまり、観応の擾乱は兄弟で戦争をしたんです。
結果、お兄ちゃんの足利尊氏が勝つわけです。
この時代、普通に兄弟で戦争をするんです。
恐ろしいですよね。
なぜそんなことが起こるのか?
それは、単族相続だからです。
親の財産は長男しか相続できないんです。
今の時代、それから鎌倉時代初期は、分割相続でした。
つまり、親の財産を兄弟みんなで相続できるんです。
しかしながら、室町時代は単族相続なんです。
単族相続になると、何がおきるか。
長男しか城主になれないんです。
長男以外の子供たちは、長男の部下の一人になるしかなかったんです。
弟達はこれが嫌だったんですね。
俺たちだって城主になりたい!って思っていたんです。
そんなわけで、弟の足利直義は不満だった、だから、観応の擾乱が起きるんです。
足利直義という名前と、この人物が尊氏の弟であることを憶えていないと、観応の擾乱の背景を理解できないんです。
学校の先生というのは、当然のように足利直義のことを知っている前提で授業をします。
なぜなら、先生としては、以前の授業で、足利直義についてちゃんと説明している、そう思っているからです。
ところが、生徒というのは先生の話をあまり聞いていません。
ちゃんと聞いていたにしても、足利直義はサブキャラですから、憶えてないんです。
こうして、あまり理解しないままその日の授業がどんどん進んでいきます。
その日だけではなく、次の日も、また次の日も。
こうして日本史が嫌いになり、授業を聞かなくなるんです。
歴史は、前に出てきた登場人物、制度、地名を憶えていないと、ちゃんと理解できないんです。
理解できないと、その科目のことを嫌いになります。
だから、新しい時代を勉強する前には、前の時代で出てきた事柄を思い出しておく必要があります。
というわけで、歴史の勉強で重要なことは次のことになります。
ちょっとでもいいから復習する
これをちゃんとやらなければならないです。
逆に言えば、これをちゃんとやっていれば、歴史という科目はとても面白いものになります。
●世界史の勉強
一通り日本史の勉強が終わったので、新しいことにチャレンジしています。
次は、世界史です。
今、スタディサプリを受講して、チャート式の新世界史、山川の日本史図録を読んでいます。
エジプト、メソポタミア、ギリシャ、ローマをやりました。
ヘブライ人のモーセによる出エジプトのお話は、映画『エクソダス:神と王』です。
アケネメス朝ペルシアのキュロス2世は、『ワンピース』のドレスローザ編で登場するキュロスと同じ名前です。
面白いですね。
ただ、世界史は全部カタカナですから、憶えにくいですね。
今から、頑張っていこうと思います。