本日ご紹介する本はこちら。
いつ?どこで?誰が?何をどうやって勉強する?なぜ勉強するべきか?どうやってモチベーション維持?
③Who:社会人、学生
⑤How:過去問、復習、記憶術(五感を使う、エピソードとセットで憶える、場所とセットで憶える、繰り返す)、瞑想(α波とθ波が記憶にいい)、学習の転移(得意なことをその他のことに活かす)、右脳を鍛える(目をカメラのレンズのようにして資料全体を映像的にとらえる)、10分間の休憩をとる、ノート術、マインドマップ
⑥Why:-
⑦モチベーション:問題を解けたときの快感を大切にする、優秀な人と一緒に勉強する、ゲン担ぎをする、目標を意識する頻度を高める、短期的な目標、自己暗示、自己肯定
●全体的な感想
勉強本は、総花的な本と焦点を絞った本があります。総花的な本は、勉強のテクニック、時間管理、記憶術、モチベーション等、勉強に関することを多面的、かつコンパクトに語る本です。焦点を絞った本は、例えば、記憶術ならそれだけを語る本です。
勉強本を多く読んでいると、勉強について知っていること増えるため、総花的な本よりも、焦点を絞った本の方が面白く感じるようになります。
今回ご紹介した「勉強の技術」は、総花的な本です。
しかし、この本は面白かったです。科学的根拠を交えて話がされていて、しかも、新書サイズで、全てにカラーイラストが挿入されています。
本当によくまとまった本です。
●目標の重要性
この本では、SMART理論に基づいて、目標設定することを推奨しています。
SMART理論は、次の5項目の頭文字をとったものです。
①Specific(具体的)
②Meaasurable(測定可能)
③Achievable(達成可能)
④Related(関連性)
⑤Timelimit(期限)
これら5項目を踏まえて目標設定するものなのだそうです。
例えば、行政書士について、SMARTを考えると次のようになります。
①S:行政書士試験
②M:6割以上を得点できるようなる
③A:H28合格率は10%
④R:法律家になるという目標と試験合格は関連している
⑤T:H29年11月12日(日)に試験
なるほどですね。
それから、この本には、以下のようなことが書いてあります。
目標を意識する頻度ど目標実現の確率は比例する
自分の目標を常に意識して、目標の達成状況を頻繁にチェックすれば、目標を実現する可能性が高くなるわけです。
勉強をさぼると、自らの目標を見るのが嫌になります。目標を確認することで、できない自分が映し出されるからです。
だから、、目標を見なくなります。現実逃避です。一度、現実逃避をすると、なかなか元の世界に帰ってこれません。
こんなふうにならないよう、目標を眺めることを毎日の習慣にする必要があります。習慣化して、目標を自らに刷り込む。
目標達成にむけた行動をとるようになるわけです。
●「期限」の前に「期限前の期日」を設定
目標設定をする上で、期限の前に「期限前の期日」を設定することが重要です。
具体的に言うと、勉強期間の1割、又は1か月手前に期日を設けて、それまでに目標達成レベルに到達できるよう、努力するべきです。
先程の行政書士で考えると、期限は、試験本番、11月12日です。4月1日から勉強するのであれば、勉強期間は約7か月半。
この期間の1割なら22日前。つまり、10月中旬が期日です。1か月前を条件にするなら10月上旬が期日です。
つまり、行政書士試験の場合、10月上旬から中旬までに、合格レベルに到達しておくようにするべきです。
行政書士試験の場合、様々な資格学校で模擬試験が実施されます。だから、この模擬試験で合格のボーダーライン、6割をとれるように勉強するべきです。
なぜ、こんなことをするのか?
なぜなら、何かにつけ、期限を超過するケースが多くみられるからです。僕らは、期限ギリギリにならなと本気にならない。
だから、期限だけで進捗を管理するのはリスクがあります。
そこで、期限の前に期日を設けてから、進捗を管理をした方がいいわけです。
もちろん、期日が期限ではなく、期日が到来しても期限までには猶予があるのは自覚しています。それでも、期日があるのとないのとでは、進捗が違います。是非とも、期限前の期日を設けてください。
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