本日ご紹介する本はこちら。
いつ?どこで?誰が?何をどうやって勉強する?なぜ勉強するべきか?どうやってモチベーション維持?
③Who:社会人
⑤How:インプットとアウトプットを繰り返す、読書、論理的思考力を高めつつ知識を習得する、普段から最終的なイメージを描いて徹底的に考える、垂直方向と水平方向に思考を広げる、ライバル会社のクオリティー、サービス、価格を細かく分解して見る、現場を見る
⑥Why:仕事で自己実現するため、頭をよくするため
⑦モチベーション:仕事の報酬は仕事
●今の仕事をベストなものにする勉強法
作者は経営コンサルタントの小宮一慶さんです。
小宮さんが今の仕事をベストなものする勉強法を3つのステップで説明されています。
次のとおりです。
❶目の前の仕事に全力を尽くす
❷もう一歩踏み込む
❸本質をつかむ
●目の前の仕事に全力を尽くす
若い頃は、目の前の仕事に全力を尽くすべきです。
その業務に集中して取り組めばいいわけです。
時間が足りないの当然です。
若いのだから知識と経験がありません。
だから、時間がかかってもいいわけです。
最初のうちは時間がかかりますが、知識と経験をつめば、必ずスピードがアップします。
必ずです。
そして、単に作業が速くなるだけではありません。
作業が速くなれば、余裕ができるため、確認する時間を作れます。
すると、スピードと同時に、正確さがアップします。
スピードと正確さがアップすれば、その仕事に対する上司の信頼がアップします。
スピード、正確さ、信頼がアップすれば、大幅に、時間を短縮できるようになります。
●もう一歩踏み込む
ただし、スタッフでいる間はこれでいいですが、係長、課長、部長になると、それだけではうまくいかなくなります。
このため、もう一歩踏み込むことが必要です。
それは、さらに専門を深くを勉強することであり、専門以外について、横への広がりも必要です。
作者は、それが、会計、経済、経営だと言っているわけです。
それと同時に、教養、人生観を身につける必要があるそうです。
上図のように、役職が上がるにつれ、必要な知識が変わってくるわけです。
会計、経済、経営は研修等で補完できます。
でも、教養、人生観はどうやって磨くのか?
作者は、昔からの良書を読めと言っています。
最近のベストセラーではありません。
昔からの良書です。
例えば、松下幸之助さんの「道をひらく」、稲盛和夫さんの「生き方」、そして、「論語」等です。
昔からの良書には本質が書いてある。
だから、現在まで残っているわけです。
最近の本をいろいろ読むのもいいですが、古典的なビジネス書を繰り返し読むことが重要なんですね。
●本質をつかむ
役職が、部長、役員、社長にまで上がっていくと、報告される問題のレベルも上がってきます。
白黒はっきりした案件は、ほとんどなく、グレーなものばかりです。
そのグレーの問題について、最良のバランスの答を導き出すためには、物事の本質を掴んでいる必要があるそうです。
さて、この本質ですが、作者はこう言っています。
「本質とは経験を集約したところに存在する」
本質が書いてある古典を読むことも重要ですが、結局のところ、経験に勝るものはないというわけです。
このため、作者は、とにかく現場に行けと言っています。
現場で観たこと、感じたことを徹底的に考える。
そして、次の現場に行くときは、結果をイメージした上で臨む。
イメージと合致していたのであればよし。
イメージと違っていたのであれば、また考える。
この繰り返しによって、本質をつかむことができるようになるそうです。
ちなみに、本質については、僕なりに考えたことがあります。
本質をつかむとは、因果関係を理解・記憶することだと思っています。
これについては、こちら に書いてまります。興味があればご覧になってください。
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