「インタビューさせてください」。
珍しくアメブロでメッセージが届いた。本を出したいので著者をさがしているという。で、このブログが目にとまった、と。「やった! お座敷だ!」一昔前なら飛びついたところだが、要は共同出版のテンプレ営業メールである。
詐欺ではない。手厚いサポートを受けたという話もある。かくいうぼくも、同様の業者さんに原稿を読んでもらったことがある。「で。いくら?」ときいたら40万といわれた。そんなカネはないので、話はそこで立ち消えになった。
40万といわれた当時には意味があった。今のようなDTP環境は夢の夢だったし、製本直送もなかった。文フリも立ち上がるか立ち上がらないかの時代だった。
☆
「執筆環境」の記事でも書いたが、原稿書きから頒布まで独りでできる時代になった。今のところ独りでやること自体が楽しいので、他者を介在させるつもりはない。だが皆が皆そうだというわけではない。
「本を書きたい!」という強い欲求はあるけど、書いたこともないし、どうやったらいいか皆目わからないし、書く以外のことはお金を払ってでも誰かに任せたいという人もいるだろう。そういう人には適したサービスだと思う。
☆
「出版ライザップ」は、何をどこまでどのようにいくらでサポートするかを詳細かつ明確に定めたメニューがあれば、ビジネスになりそうな気はする。今はAIもある。大手はもうすでにそうしているのかもしれない。
ただ、言葉は悪いが、承認欲求をつついて釣るようなアプローチはどうかと思う。そう見えただけで、ほんとうに純粋に、共同出版の相手を探しているだけのメッセージだったのかもしれないけれど。