ゼンタングルの基本的なオキテでは、タングルを描くとき修正はできません。描くという行為が人生になぞらえられているからです。
今描いているZenPad(くわしくはこちら→)では、やっちゃってる……というのは白状したとおりです(「旅の空」参照→)。
言い訳するわけではありませんが(この後に続くのは、だいたい言い訳)、オキテはオキテですから、やたらに破っていいわけありません(ていうか、破っちゃいけない)。
ほんとうにほんとうに、ど~しようもないときだけ、ちょこ~っとだけ……
やめときましょう。
言い訳です。
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修正不可。
タングルを描くことが人生なら、たしかにそうかもしれません。
起こったことは修正できません。
起こったことはなくなりません。
だけど、「なかったことにしてくれ」というコトバもあります。
聞かされた方は、やれやれ、とも思いますが、まあそうしてやるか、という寛大な対応もできます(ケースによりますがネ)。
実はゼンタングルにも、「なかったことにする方法」というのがあって、ぼくはワン・オー・ワンしか受けていませんのでわかりませんが、たぶんその先の話で教えてくれるんじゃないかと思います。
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「なかったことに」の例。
一番カンタンなのは、ブラックアウト。まちがった所を黒く塗りつぶしてしまいます。

【ZenPad #74 Jonqal】
タングルが人生なら、さしずめ、黒歴史ってところですか。
これを、ぼくが独自にひねったのがグレーアウト。
下の例ではグリッドのセルが、白と黒の部分に分かれていますが、配色を右下でまちがえました。
そこで、白いところにグレーを加えて、あたかもそこから新しい配色のパターンが始まったかのように見せかけています。
【ZenPad #73 Eye-wa】
タングルが人生なら、これはなんだろうな~、経歴詐称?
あ、しまった! ってところに、ちっこいBronx cheerを乗っけて描いてしまう、という手もあります。
タングルが人生なら、これは……くさいものにフタ、かな。
【ZenPad #13 Bronx cheer(これは単なるモノタングル。まちがいではありません)】
下の円環状に描かれたグリッドパターンでは、セルの中の白い三角の部分で、方向がちがっているところがあります。
【ZenPad #81 Avreal】
これ、放置しました。
タングルが人生なら、こういうのはまあ、「バックレる」とでもいいますか……
でもね。
上の81番などを見ると、これってほんとうに「まちがい」なのかなあ、と、思ったりもします。
だって、見る人はおそらくほとんどの場合、そんなことは気にしないでしょうし、みんなそれほどヒマじゃない。
一番気にしているのは、結局は描いた当人で、ZenPadの場合は、要は、なんらかのメッセージが浮上すればいいわけで……バックレたところで大勢(たいせい)に影響はありません。
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ていうか、この話。
最初の書き出しが、そもそも、まちがってました。
「ゼンタングルを描くときは修正してはイケナイ」
のではなく、
「ゼンタングルを一枚描くのは人生と同じ。人生に『まちがい』はない」
でした。
そもそも人生にマチガイはありません(あ~う~……たぶん)。
このブログの書き出しもまちがってはいません。
というわけで、つらくも楽しいZenPadの旅はまだ続きます。