ans005_042 「反転」ふたたび | ぼくは占い師じゃない

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易のブログ……だったのですが、最近は白橋 升としての創作活動「遊星出版」の話題や日常雑記を綴っています。遊星出版のサイト(Googlesite)で作品を紹介しています。活動や作品の紹介はこちら(遊星出版公式サイト)→https://sites.google.com/view/yuusei-press

ミケ様。

お元気ですか。
にゃんこ先生です。

ホロンの話ばっかりで、ずいぶん易の話から遠ざかっているようだけど……そんなことはありません。

   ☆

あらゆるものはホロンで表現できます。

前回までの例では氷のような具体的・物理的なモノから、かまくら祭りや野球の試合といった眼に見えないもの(*1)までを、とくにわけへだてなくホロンの例としてあげてきました。

すべてがホロンであるなら易卦もホロンのはず。

易卦は典型的なホロンで、それぞれのレベルに明確な「深さ」と「幅」があります。

システム全体には64の大成卦があります。

まずはこれを爻の集まりとして、ばらばらにとらえます。

64×6で384の爻があります。

散らばっています。

ひとつの陰爻または陽爻は、どこをどうしても、その爻しかありませんので、深さを「1」とします。

「爻というホロン」は深さが1で幅が384。

「爻」そのものではありません。
「爻というホロン」です。

注意してください。

幅はそのレベルのホロンの数ですから、384。

「四象というホロン」はどうでしょう。

四象は爻2つでできていますから、深さは2。

幅は384÷2で、192になります。

「八卦というホロン」は?

ひとつの八卦は爻3つでできていますから、深さは3。

システム全体に含まれる八卦の数は384÷3で、128の八卦があります。

八卦ホロンの幅は128です。

「大成卦というホロン」は?

大成卦ホロンの深さは6で、このレベルの幅は64になります。

これが六十四卦です。


【fig076 易システムのホロン】

爻ホロンが四象ホロンを創発し、四象ホロンが八卦ホロンを創発する。
そして、八卦ホロンが大成卦ホロンを創発する。

上の絵にも描きましたが、伝統(レガシー)としてはここまでです。
この64の大成卦で人事百般、森羅万象を占います。

   ☆

易システムではもっぱら、大成卦を独立した一個人と観立てています。

広大な三次元時空に囲まれた、ちっぽけな地球で営まれる、ちっぽけな個人による、これまたちっぽけな日常生活。

一般的にはそうした世界観のまま、その個人は一生を終えていきます。

ところがそれがどうも、それだけのことではなさそうだ、と気づく場合もあります。

物質的に見えるものだけがすべてではなく、物事には眼に見えない半側面があるはずだと。

夢や直感/観、霊、意識、魂とか呼ばれるものの領域ですが、この半側面に慣れ親しむようになると、やがてそれが「半側面」などではないことがわかってきます。

この領域「こそが」物質や生命や時間を生み出す母体(マトリクス)なのではないか。

そんなことが感じられます。

そんな「感覚」・ものの観方が根付くことが、ここでいう「反転」です。

易システムでは大成卦を越えて最初に創発するホロンとして、ツイストペアというホロンを想定しています。

特定の大成卦と対になるもうひとつの大成卦。

ふたつの大成卦がひとつのツイストペアを形成します。
ツイストペア・ホロンの深さは、6×2で、12。
幅は、384÷12で、32になります。

さてその先は?

つづきます。


★コトバ

(*1)「祭りや試合は眼に見えない」

かまくら祭りや野球の試合は、雪や選手のようにその構成要素を見ることはできますが、祭りや試合「そのもの」は手に取ることはできません。
でも「すべてはホロン」。

にゃんこ先生の説明ではすべてをごっちゃにしたまま話を進めてきました。

「すべてはホロン」なんですが、そのままではちょっと収拾がつかないことも出てきます。で、ウイルバーはこれを4つの側面に分けました。

個的存在の内面(さわれない、見えない)、
集団の内面、
個的存在の外面(さわれる、見える)、
集団の外面の4つです。

これがウイルバーの四象限と呼ばれるマトリクスで、このマトリクス上ではホロンは原点から四方に向かってその深度を深めていく構成になっています。

ここではこれ以上説明できませんが、ご興味があるなら「万物の歴史(まだ売ってんのかな?)」などを参考にされるとよいと思います。


★LINKS

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