「ミケさんへのメール」イントロ | ぼくは占い師じゃない

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易経という中国の古典、ウラナイの書を使いやすく再解釈して私家版・易経をつくろう! というブログ……だったんですが、最近はネタ切れで迷走中。

そもそもなんでこのブログをはじめたかというと、きっかけは……実はよく思い出せない。

そんなに深い理由などなかったのかもしれない。

「ブログ」という言葉が、ようやく一般的になりはじめたころだったから、たぶん、ただ何となく珍しくてはじめたことなのだろう。

自分勝手な易の解釈を、「易システム」などと勝手に銘打ち始めたのは2005年頃だ。

そのころ、このブログも始めた。

「易システム」が形になりはじめたのは、「十三月の暦」の関係で知り合ったミケさんから、易のことを知ってるんなら、知ってることを説明してもらえないか、と依頼されたことがきっかけだった。

これを書いているのが2020年だから、もう15年以上も前の話だ。

   ☆

そのミケさんに、先だって紹介した「WINDWATCHER」カードを贈らせてもらったのがきっかけで、記憶は定かではないが、たぶん一昨年の夏(2018年)に、淡路町のワテラスで、久しぶりにお会いすることがあった。

例によって易の話になったのだけれど、そのときミケさんと話をしていて、「易システム」についてまだまだ話せていないことがたくさんあるなあ、と感じた。

というより、15年前はまだ「易システム」はちゃんと形になっていなかったのだ。

いや、今でも「形になっている」とは言い難い。

「易システムハンドブック」以降、ブログトップに載せているいくつかのドキュメントを書き継いできて、もう少し説明しておくべきことが増えた、といった方が正しい。

   ☆

最初はただぼやっとした、説明不足な感じがあっただけで、どこから説明していいかわからなかった。

そこで、ミケさんに、

「今の時点で知りたいことを質問にまとめてもらえませんか」

とお願いした。

さらに無理をいって、その質問にメルマガ形式で答えさせてもらうことにした。

たったひとりの読者様に向けての「メルマガ」である。

おくってもらった質問に答えるべく、原則毎週、ミケさんにメールさせていただいた。

結局、メールの総数は60通以上になった。

たぶんミケさんも、いいかげんウンザリだったとは思う。

いや、もうしわけない。

最後までつきあっていただき、ありがとうございました。

   ☆

そういうことでハイ終わり!というのも、ボリュームからしてももったいない。

そこで、ミケさんに送らせてもらったメール群を手直ししてこのブログに載せることにしました。

で、この記事から「ミケさんへのメール」という、テーマを新しく作り、連載していこうと。
そういうわけです。

メールの中では、ぼくはふざけて、「にゃんこ先生」と名乗らせてもらってます。
ただの易好きのおじさんで、実のところは、先生でもなんでもないんですが。

そんなふうにして始まった、このおひとり様向けメルマガも、これでやっと、日の目を見ることができるということです。

   ☆

回答……ミケさんにお送りしたメール自体は、次回から連載していこうと思います。

このブログは、原則月一で書き継いでおりますが、もう少し詰めて連載できればとも思っています。

まずは、ミケさんからいただいた質問を掲載させていただいて今回のイントロは終わり、ということにしたいと思います。

質問自体はシンプルで、そんなに長いものではありません。だけど、これらの質問に答えるのに実に60通以上のメールが必要だったということです。

質問と回答。

この対は、易という占術の骨格ですが、あらためて「質問」のパワーを感じました。

ミケさんからいただいた「質問」は末尾に示したようなものでした。

これがこれからの記事のマイルストンになります。

なお、もともとの質問を、回答の便宜にあわせて、分割させてもらいました。

よろしくお願いいたします。

ではまた。

   ☆

【ミケさんからの質問】

(Q001) 易って何ですか?


(Q002)そもそもの易の世界観を教えてください。

(Q003) この世界とはどんなものなのでしょうか?
捉えているスタンス(視点・出発点)を明確にしてもらえますか?

(Q004) 易がわかることで、どんなことができるのですか?私たちの生活に何か利点がありますか?どんな風に活かしていくことができますか?

(Q005) たくさんの特定の用語(名称)が出てきますが、整理して教えていただけますか?
易のもともとの概念の、どこを指しているのか?
またはどこを発展させた名称なのか?
その名前がつけられた視点がわかるとありがたいです。
土台の概念の部分なので、言葉での一覧だけでなく図解してあると、今後の学びの時に使えるリファレンスになると思います。

以上。