ans005_040 ホロン、暴走男。 | ぼくは占い師じゃない

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易経という中国の古典、ウラナイの書を使いやすく再解釈して私家版・易経をつくろう! というブログ……だったんですが、最近はネタ切れで迷走中。

ミケ様。

お元気ですか。
にゃんこ先生です。

さて。

ホロンの話。

ホロンを維持するふたつのベクトル(男性原理・女性原理)の極端な例をみていきます。

   ☆

すべてがホロンだというのなら、野球というゲームもホロンです。唐突ですが。

例として「野球ゲーム・ホロン」の男性原理を考えてみます。

男性原理はエマージェンス、既存の秩序から新しい秩序を創発させようとする方向に働く力でした(前回参照)。

いろいろ考えられるとは思いますが、今回の例ではトーナメントで優勝して最強のチームなるという「最強チーム・ホロン」を生み出す方向に働く力としてみます。

その仮定で、行き過ぎた男性原理とはどんなものになるのでしょうか。

   ☆

それはもう、最強も最強、何度トーナメント戦をやっても、必ず! 絶対! トップになるということでしょう。

そういう「野球ゲーム・ホロン」です。

で。

「そういう」とか書いちゃってますが、ここでもう、野球ゲーム・ホロンは崩壊しています。

「いつかなるときも絶対勝つ」というのは、言い換えれば、そのチームが絡むプレーにおいては、野球という「ゲーム」が成り立たなくなってしまっている、ということだと思いますが、いかがでしょうか。

「戦えば勝つ必ず! ((c)宇宙怪人ゴースト(古いなァ)」ってのは、もはや「ゲーム」ではありません。「最強ホロン」は、「絶対最強ホロン」になった時点で「完全に」孤立してしまっています。

そのレベルにおいては、コミュニオンとしての幅がない(平たく言えば、仲間がいない)といえます。

孤立したホロンは早晩、崩壊します。

   ☆


【fig073 ホロン階層概略図】

上の絵でいえば、レベル4にまで達したホロンはひとつだけ。

レベル4未満のホロンはすべて、絵の上では、2という幅(あるレベルを構成するホロンの数)を持っています。

レベル4には他に仲間がいません。

他にささえのないホロンは、一時的に維持されることはあってもすぐに崩壊してしまうわけです。

不意にブレーキをかけられても満員電車なら立っていられますが、がらんとした所で独りで立っている状態では転倒してしまいます。

   ☆

孤立したホロンは崩壊します。

従って最強ホロンである優勝校は毎年入れ代わります。

これが毎年行われるトーナメントをおもしろくしています。
大会を毎年継続させる要因になっています。
どこが優勝校になるかわからないからです。

ずっと優勝校でありつづける学校もないからです。

「絶対最強」野球チームホロンはこのトーナメントという場からは、はじかれてしまうでしょう。

もし、戦えば「必ず絶対勝つ」という学校があったとしたら、そんな学校はトーナメントには参加させてもらえないはずです。

仮に参加させてもらえたとしても、評価からは除外されるでしょう。

二位が実質一位ってことで。

   ☆

男性原理によってつらぬかれた広大な帝国が、決して長期間持続しない理由には、それがすべての理由ではないにしろ、行きすぎた男性原理による孤立したホロンの崩壊原理が含まれていると思います。

次回は、たおやめに暴走していただきます。

ではまた。


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