ミケ様。
お元気ですか。
にゃんこ先生です。
すべてがホロンなら、そのホロンを持続させることが大事……ってな話でした。
じゃあ、なにがホロンを維持するのかってところですね。
☆
特定のホロンには、特定の「深さ」と「幅」があります。そのバランスがホロンを維持します。
☆
「深さ」というのは、そのホロンが含んでいるホロン階層の数です。この数が多ければ多いほど、そのホロンは「深い」といいます。
前回の例で言えば、水分子ホロンより、カマクラホロン方が、より多くのホロン階層を含んでいます。

【fig075 ホロン階層(再掲)】
絵の範囲で言うなら、水分子ホロンはその内に原子ホロンしか含んでません。
しかしカマクラホロンはその内に、次のホロンを含んでいます。
・ブロックホロン
・氷の結晶ホロン
・水分子ホロン、
・原子ホロン
この状態を、カマクラホロンの方が、水分子ホロンより「ホロン深度が深い」といういい方します。
☆
「幅」というのは、そのホロン階層にある同類ホロンの数です。
上の絵では、カマクラホロンは複数のブロックホロンから成り立っていますが、ひとつのカマクラホロンを成り立たせているブロックホロンの数がブロックホロンの「幅」です。
ここがちょっとややこしい。
「カマクラホロンの幅」ではなくて「ブロックホロンの幅」です。
ブロックがブロックとして意味をもつ(ホロンとして成立する)ために必要な仲間(同レベルホロン)の数、とでもいえばいいのでしょうか。
ホロンは概念単位です。
ブツとは一対一に対応しません。
現実の物理的なモノとはちょっとズレてる。
完全にカンケーないわけじゃないので「切り離して考えてください」ともいえません。
この辺がちょっともどかしい。

【fog072 ホロンの「深さ」と「幅」】
「幅」(=同レベルのホロン数)は、ホロン深度が深くなればなるほど狭く(数が少なく)なります。
モノの数というものが有限だからです。
上位ホロンは下位ホロンを材料として成り立っているともいえます。
材料の数は有限です。
なので、ホロン深度が深まればホロンの数は減っていきます。
☆
ところで。
カマクラホロンは、ブロックホロンがひとつふたつ無くなっても、一応カマクラとして成立します。
なんらかの理由でブロックホロンの数がある一定数を切ると、カマクラは崩壊します。
カマクラはカマクラでなくなります。
ブロックはカマクラのためにあったわけだから、ブロックホロンも従来の意味をなくします。
こうならないように、ホロンを存続させるために必要な「幅」を維持する水平方向の力を「コミュニオン」といいます。
交わり・共同という意味合いだけど、これが、ホロンというモデルで宇宙を観た場合の「女性原理」なんですね。
一方、ホロンは、「上」にも「下」にも無限に開かれています。
「下」はホロンが崩壊していく方向。
それと逆に既存の同レベルのホロンが集まって、まったく新しいホロンが「上」にできること。
これを「エマージェンス(創発)」といいます。
創発したホロンは、下位ホロンのたんなる合計ではなく、「それまでになかった」「まったく新しい」レベルの秩序です。
1+1は2じゃなくて、未知。
この方向に働く力がホロンでいう「男性原理」です。
例で言うと……
水分子ホロンは氷の結晶ホロンを創発し(水分子からすれば、結晶なんて想像もつかない(未知!))、
氷の結晶ホロンはブロックホロンを創発し(氷の結晶からすれば、ブロックなんて想像もつかない……未知!)、
ブロックホロンはカマクラホロンを創発する(ブロックからすれば……以下同文)
この垂直方向に(上に)働く力が、ホロンでいう「男性原理」ということです。

【fig071 創発により新しい「レベル」が生じる】
☆
男性原理と女性原理。
ホロンはこの二つの力のバランスで成り立っているわけです。

【fig074 ホロンを維持するふたつの力】
どちらが強すぎても弱すぎても、ホロンは瓦解するか、動きが無く死んだホロンになってしまう。
死んだホロンっていうのは、安定はしているんだけど極端な安定で、そこから進化(深化)とか成長が起きようのない状態のホロンです。
☆
次回からはバランスを崩したホロンのお話です。
ではまた。
★コトバ
幅、コミュニオン、女性原理
深さ、エマージェンス、男性原理
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