ans005_035 13月の暦という「ベゼル」 | ぼくは占い師じゃない

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易経という中国の古典、ウラナイの書を使いやすく再解釈して私家版・易経をつくろう! というブログ……だったんですが、最近はネタ切れで迷走中。

ミケ様

お元気ですか。
にゃんこ先生です。

13月の暦は銀河ツールの一部です。

銀河ツールは日常的に感じる時間よりも、より深い時間を啓発・啓蒙することを目的とした教育ツールで、複数システムの複合です。

13月の暦はその中でもわかりやすい万年暦の部分で、どうしてわかりやすいかというと、ぼくらが普段使っているグレゴリオ暦との対応が明確で構造がシンプルだからだと思います。

とまあ、ミケ様に説明するのは釈迦に説法だということは、重々承知しております。

なんといってもテレクトノンもドリームスペルも、ミケ様から譲ってもらったのみならず、レクチャーまでしていただきました。

むかしむかしの話ですがありがとうございました。

   ☆

13月の暦は1年を13ヶ月で構成した万年暦です。

ひと月は7×4=28日で、どの月も一定です。

28日×13ヶ月だと、364日になって、365日に1日足りません。

そこで、その1日を「時間をはずした日」という記念日にして、暦から除外しました。
13月の暦でいう、その「前の年」の最後の日、グレゴリオ暦の7月25日が、「時間をはずした日」です。

起点はグレゴリオ暦の7月26日です。

   ☆

前回お話したとおり、TPW(ツイストペア・ホイール)にベゼルをはめ込むルールは至って単純です。


【fig059 ツイストペア・ホイール(再掲)】

起点をTPW上7時頃に位置する「地雷復」に定め、そこから始めて右回りに、48のリム卦(ツイストペア・ホイール円周上に配置された大成卦)を均等割りで「任意の1周期」に当てはめればいいだけです。

暦であれば通常、1周期=1年となるでしょう。
つまり1年を48のセグメントに分けることになります。

13月暦の場合、起点はグレゴリオ暦の7月26日に明確に定められています(*)。

たとえば、1週間にひとつのリム卦をあてはめるとすると、4×12で48、12ヶ月ですべてのリム卦があてはまります。

帳尻合わせにはなりますが、最後の13月のリム卦の割り当ては、1月の割り当てと同じ、とします。

言い換えれば、13月の暦上では1月と13月のリム卦の割り当てをだぶらせるわけです。

このお話をウエイブスペルになぞらえて描いてみました。


【fig068 ベゼルとしての13月の暦】

13月の暦は13ヶ月あるわけですから、12消長卦であらわそうとすると1月足りない……とするのではなくて、坤から始まって、坤にもどるというプロセスだと観ます。

坤をだぶらせます。

そうして12を13にするわけです。
このやり方は、銀河ツールのひとつ、「20の銘板」のやり方を踏襲したつもりです。

1月の坤と13月の坤は、リム卦の配当は同じだけれど、月の名称は変えてあります。

1月は「地の月」で、大地、土台、基盤ということで、なにもかもが始まる月だけど、13月は「見わたす月」としました。
周期の最後であり、その年一年をふりかえるという意味合いです。

坤は坤で同じだけど、1月より13月の方がより深みを増したスパイラルになっているということを表現したつもりです。

   ☆

今回は13月の暦をベゼルとしてあてはめた例の構造的なお話がメインでした。

次回は同じベゼルでもうちょっと、意味的なお話をする予定です。

ではまた。


★注釈

(*)なぜ13月の暦の起点がグレゴリオ暦の7月26日なのか?
これについては、諸説ありってとこでしょうか。
一番まちがいない説明は「ホゼ氏がそう決めたから」でしょう。


★LINKS

→ツイストペア・ホイールについては「ans005_027 TPW、創造の方向」あたりを参照してください。

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