ミケ様
あったかい。小夏日和。
いつまで続くかな。
にゃんこ先生です。
☆
「テンプレート」は、はじめのうちは「魂のテンプレート」と呼んでいました。
ハンドブックの中では「魂のテンプレート」のままです。
なぜ「魂の」などと呼んでいたかというと、ODを誕生日とひもづけて観ていたからです。
「テンプレート」を誕生時のおおざっぱな、ブループリントのように考えていたんですね。
でもそれだったら、占星術や推命や、ヒューマンデザインをはじめとして、緻密ですばらしいシステムがほかにいくらでもあります。
易システムがでしゃばる必要はありません。
今は単に「テンプレート」って呼んでます。
とくに誕生日と関連させることもしてません。
まあそうしてもいいんですが、それにこだわらず、そうすることはオプションのひとつとらえています。
使い方の例をお話します。
しょうもない占例ですが。
☆
大きな買い物をします。
買うってことは決まってるの。
実は買うか買わないかを別の占術(*1)で観て、買うってことにしたんですが、そのとき、その占術で言われたのが、「ぼくの意志と運命の巡り会い」みたいなことでした。
あとは「いつ」巡り会うのか、そのタイミングの問題ってわけで、それを易システムで観てみました。
いつ買ったらいいですか。たとえば明日とか?
たずねてみて出てきたのは「随」の四爻変。
「随」って卦もいまいち消極的な感じだし。
之卦の「屯」も四難卦のうちのひとつだし。
ぱっとしません。
「随」は「従う」ってことがテーマ。
つまりシステムは、「運命」に「従う」なら、明日じゃない、って言ってるように感じました。
もちろん四爻辞も観ます。
☆
占って出てきた本卦をODにして「テンプレート」を起こしてみるとこうなります。

【fig056 OD=「随」のテンプレート】
まずGは「震」。
ー前回引用ー
『G(Ground)はODの「基盤」となる大成卦。』
これは本卦(OD)のファミリー(八卦)を観ているのと同じことなんですが、まあ、なんというか、突き上げるエネルギーというか、買う気マンマンなのが観てとれます。
震は動き。ひいては移動に関すること一般。
買おうとしていたのは自転車でした。
ODの反対のIは「蠱」。
ー前回引用ー
『I(Inverse)はODとツイストペアを成す大成卦。克服すべき課題、自分の影、ソウルメイト……解釈はやはり自由ですが「ODと唯一無二のペアである」というところがポイント。』
Iは買おうと思っている自転車を指しているように感じます。自転車はぼくとペア。相棒ってわけです。
「蠱」のイメージは、宴会が終わって食器を片づける者がいなくて、山積みになった皿には虫がわくってとこ。
目的のものはすでに他人が平らげた後。
昔、やはり買い物占でこの卦が出て、在庫切れだったことがあります。
別の占術(*1)でいわれた、運命の巡り会いのタイミングじゃないことが、ここでも示されているように感じました。
Nは「益」。
ー前回引用ー
『N(Navigator)はODから見て「理想」あるいは「目標」となる、人、物、コト、事象をあらわす大成卦です。』
これはおもしろい。
益は「増す」とも読む。
天からの施しがあるって卦です。
天からの施し、つまり運命と、ぼくの意志のより完璧な合致が、ある意味、理想だってわけです。
これは別の占術(*1)で観た結果そのものをあらわしていると観ました。
☆
まあこんなふうに、
「明日でいいでしょうか?」
ときいて、
「あ〜あ、明日じゃないんかあ」
で、終わってしまうよりも、テンプレートを起こした方が読みとりに深みがでます。
次回につづく。
★注釈
(*1)「ミラクル 奇跡の毎日が始まる」
あーすじぷしー著 株式会社KADOKAWA 2017
ビブリオマンシー、本占いの本。
通読する本ではありません。
どうしてなかなか、すごいなあ……とぼくは思いました。
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