ans005_015 十二消長卦 | ぼくは占い師じゃない

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易のブログ……だったのですが、最近は白橋 升としての創作活動「遊星出版」の話題や日常雑記を綴っています。遊星出版のサイト(Googlesite)で作品を紹介しています。活動や作品の紹介はこちら(遊星出版公式サイト)→https://sites.google.com/view/yuusei-press

ミケ様

季節の間のちょうどいい時期。
だんだん短くなってるような。

地球オンダンカ?
ニンゲンのせい?

「だれかのせい」とか。
そんな話じゃないかも。

季節はそれでも廻ります。
ヒトの思惑ものせたまま。

お元気ですか?
にゃんこ先生です。

   ☆

前回まではひとつの大成卦を「個人」と観立ててきました。

今回からは、ある「事象」としてとらえてみましょう。

この現実世界で起きる「事」実と現「象」、事象。
まあ、目の前にあらわれる「現実」といってもいいかと思います。

「事象」が変化すると、私たちはそれを時間としてとらえます。

時間が「実在」するかどうかは……また別問題。

今日の話題ではありません。

   ☆

全部が陰の爻、陰爻でできた「坤」という大成卦であらわされる事象。

この「坤」の一番下の爻、初爻が陰から陽になると「坤」は「復」という別の大成卦=事象に変化します。

「時間がたった」わけです。

私たちの意識は事象の変化を「時間の経過」としてとらえます。

   ☆

「坤」を、たとえば、陰の気が極まった時点、と観立てるとどうなるでしょうか。

「坤」が「復」になるということは、陰の気が極まったところに最初の陽の気が入り込んだ事象ということになります。

伝統では、このような事象の変化を時節の移り変わりに観立てます。

「復」は、一陽来「復」。

冬至の卦とされます。

早稲田の穴八幡で一陽来「福」のお守りが授けられる日ですね。

大勢の金の亡……じゃない、善良な老若男女が神社を取り囲みます。

ゼッタイ祀っといたほうがイイにゃ!

と、姐さんネコに言われて、代わりに行ってもらって、指定された方位にお守りを祀ったこともありました。

とくになにもありませんでした。

いやいやいや、「とくになにもない」ことほどスバラシイことはないのかもしれません。

「なんでもない日バンザイ!」
((c)不思議の国のアリス)
ですね。

食うに困るようなことはとりあえずないから、すばらしい御利益というべきでしょう。

まあでもやっぱり、自分で並ばなきゃね。

閑話休題。

穴八幡はともかく。

「復」から一段づつ上へ陽の気がのびて、爻は陰から陽へ変化していきます。

六つの爻すべてが陰から陽に変わると「乾」という大成卦になります。

今度は陽が極まった事象になります。

陽が極まると、今度はまた下から陽は陰に変わっていきます。

でまた、陰が極まって「坤」にもどります。

この一連のサイクルを構成する大成卦のグループを、伝統では「十二消息卦」または「十二消長卦」といいます。

その様子を絵に描いてみました。


【fig042 十二消長卦】

   ☆

ところで冬至は冬に至ると書くけど、12月なんてまだ大して寒くありませんよね。

体感的には。

ほんとに寒いのは2月あたりですか。

これは気の動きが「大気」の動きに先行している、ととらえることもできるでしょう。

まずはじめに気が変化して、それにつれて、体感をもたらす空気(大気)が変化していきます。

物理的にも、太陽の輻射で暖まるのは、大気より地面の方が先だそうだから、そういう側面から言っても、まあまあ理屈にあってる気もします。

先天図上での先天数の順番はねじれていますが、顕在意識から観る限り、回転と周期は、あらゆる運動の根本になっている……

ような気がします。

今回はこんなとこで。

ゆるゆる続きます。

ではまた。


★ことば

<伝統>
十二消息卦、十二消長卦


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