ichigo116さんのブログ
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Feel the tone vol.5(二部)@ギルさん

Feel the tone vol.5(二部)
中野スペースQ

※ざっくり自分用メモ。
※山本さんは関西弁だけど、関西弁打てないので標準語に直しました。
※ぎるさんのことをなんて読んでいたかも記憶にないです、、、

流れなどは一部と同じなので割愛。
ぎるさんの衣装は上は同じで、下が柄もののパンツに変わってました。


山「ぎるさん衣装マイナーチェンジしてますので、上から下までじっくり見てください。それではぎるさんの登場です」
ぎるさん登場。
ぎ「さっきマイナーチェンジとか聞こえたんですけど」
山「衣装、上を着替えるのではなくて下を着替えるのは珍しいですね」
ぎ「なんとなくです」

山「一部でも配られましたが、二部でも楽譜が配られています。一部の前にぎるさんが自ら順番並び変えてました」
ぎ「楽屋の床に並べてね。コンビニでコピーしたらかなりの量あって。おかげでハァハァしてました」
山「これ、表紙は触れないですよ?」
ぎ「はい」
(本当に表紙について触れなかった、ぎるさん作ギラーの絵が描かれていた)

山「この距離で弾くことあります?前のお客さんと近くて緊張しないですか?」
ぎ「距離では緊張しないです。前列のお客さんには緊張して、後ろのお客さんには緊張しないってなんか違うと思っているから」
山「どこ見て弾いているんですか?」
ぎ「距離が近いから丁寧に弾こうと思って手元見ることが多いかな」
山「一人一人お客さんの顔を見ながら弾いていったらどうです?」
ぎ「それはノボタンがやったら?」
山「みんなぎるさんのほう見ているから誰とも目が合わない。一方的な片思いばかりでむなしいだけやないですか」
ぎ「俺は面白いから」

山「まずは1曲弾いてもらいましょう。二部はこの曲から」


♪焔迅


ぎ「一部と二部とで変えていこう、とノボタンのアイデアです」
会話でボケたり雰囲気変えようとしてくれていた。
ぎ「ノボタンは台本なしで進行するんですよね?」
バインダーの中身見せてくれたけどもメモ書きの量が半端なかった。
本番中にぎるさんが喋ったワードをこれは書いとこう、とメモしてくれるのもなんか嬉しかった。

山「シャウトまたやってくれなかったじゃないですか」
ぎ「歌とかぶってるんで」
ぎるさん自分で天才推ししていたけど流れあんまり覚えてない。

山「ギタリストのソロの場合は自分でベース弾きがちだけど、ぎるさんはレコーディングお願いされたんですね?」
ぎ「俺ベース持ってないんで」
山「またまた」
ぎ「本当に持ってないですよ。もちろん自分でベース弾くのも考えたんです。けど俺が弾くとベースでギターとピロピロとハモリ始めそう。それにベースなにを買ったらいいのか本当わからないので。ジャズベースとプレベ、と有名な2つがあるんですけどその違いすらわかってない。あとベースはギターに比べると高いです。使ってる木材の面積も大きいから?これでこの値段するんだってのがいっぱいあって。弾きやすいのはやっぱり高いのかな?多少弾きにくくてもレコーディングだけでしか弾かないから、俺は音で選んでそうですが」

山「そのギターかっこいいですね」
ぎ「自分のギター作ってもらいました。これこそ弾きやすさ重視で作ってもらいました。ギターの話は前回のFeel the toneでしているので、今日はしませんが」

山「HORIZONは読み方ホライズンですからね。どういう意味ですか?」
ぎ「水平編や地平線とか。乗り越えた先に広がる景色です」
山「この曲はスウィープとアームダウンと上昇と下降を表現したと。一部も参加してくれたお客さんは重複する内容になるかもしれないけど、何回も同じ話を聞いたら理解が深まると思うので」

ぎ「サビのコード進行はEGABと順番に上がっていくんですけど、その後はEDCB♭だったかな?と下がっていき、楽譜ないからコード確かそうだったけど」
山「(楽譜見せるお客さんたち)人によって1枚目だったり2枚目だったりしてますけど?」
ぎ「ページによって場所が違いますね。2枚目だったら1番上がサビですし。この上がって下がっていく感じで前回のBeyondから乗り越えたのを表現しました。乗り物に乗って超えていくような。その乗り物は船だけは絶対ないんですけども。EGABと上がってきて、Bの次はEに行きます。これはドミナントと言って、Bの後はEに行くのがスムーズなので」
サビのコードのところ弾いてくれた。
山「コード歌いながら弾いてもいいですよ」
ぎ「なんて?イヤモニつけていたから聞こえなかったです」
山「コード説明しながら弾いてもいいですよって」

コードの話、どのときだったか覚えてないけども。
ちょっと聞いていいですか?と音源聞いて、バッキングのギター弾いてくれたけど同じコードだけど高い音変えながら弾いててかっこいいやつがあった。
ぎ「コード進行本当に覚えてないんですよね。ギタリストあるあるだと思うんですけど、レコーディングしたらコード全部忘れるんです。Karyuさんもそういうのはよくありました。デモ作ったときとレコーディングの日数が空きすぎるから、この曲のコード進行なんだけど~って言ってももう覚えてない」

ぎ「スウィープも入ってます。コードをまとめて弾くんじゃなくて1音1音切って弾くんです。上から下へ繋げて弾くというか。クラシックだとこれもアルペジオって言うんだけども、ギターの世界ではスウィープって言います。アルペジオはこうしてピックでオルタネイトで弾いて音の響きが混ざって残っていくんだけども、スウィープは音を切りながら弾くんです」

ぎ「BPM180はBeyond the crisisが179だったので危機を残り越えたということでその次のテンポにしたし、そして再出発であるからサビの始めの4音はDepartureと同じにしたかったんです。そういうところから曲を作り始めました。ばるちゃんがBeyondの179にこだわりを感じるとすごく褒めてくれたんだけども、普通はテンポは奇数は使わないんです、割り切れないので偶数にすることが多くて。Beyond作ったときからこれはその次の構想があるからあえて179にしたんだよと説明していて」
山「次は181の曲を作るかもしれない?」
ぎ「181は全く考えてなかったです。けど今作っている次の5巻に入るであろう曲もテンポにこだわった曲がありました」
山「そのヒントだけでもください」
ぎ「ヒントは煩悩の数です」
山「108?」
ぎ「と普通は思うじゃないですか」
山「違うんですか?」
ぎ「まぁそれは次の曲なんで、今日は4巻の話をしましょう」

ぎ「今パソコンあるのでDepartue流して弾きましょうか?その部分だけでも。Departureがこのミシラソ♯~っで、HORIZONがミシラソ♯~で一緒なんです」
その場で弾き比べしてくれた。

山「4巻は資料でデータもらったんですが前の3枚はまだ聞いてないんですよね。お客さんからしたら買えよって話なんでしょうが」

山「ギターのみで弾くこともできますか?」
ぎ「全部データが入っているのでそれすらできますけどギターのみで聞きたいですか?」
山「頷いているお客さんもいますね。みんな聞きたいんだ」
ぎ「とりあえず普通に弾いて、時間があれば最後にギターのみで弾きます」

HORIZONだったか忘れたけど、ライブっぽくやってとノボタンに無茶ぶりされて(普通に弾いたけど)弾き終わった後に、ライブっぽく「どうもありがと~!」と言ってたときがあった。


♪HORIZON

山「これは歌いたくなる曲ですね。地平の向こうへ~♪とか(サビのメロディに合わせて歌う)」
ぎ「続きの歌詞は?」
山「とりあえず地平線なので地平と入れたかっただけです。向こうのアーティストでは取り直しで歌入れるとかよくありますよね」
ぎ「海外の?歌があったのをインストにしたというのは聞くけども」


山「焔迅ですが、歌もので歌詞がある曲は何曲目ですか?ぎるさんの曲で歌があるのは全体の何パーセントくらい?」
ぎ「3曲目なんで30パーセントくらいでしょうか。3曲目でこの歌詞が書けるって俺は天才ですから。歌詞先行で書いた曲です。なのでギターソロも18小節?16だっけ?と短くなりました。ソロがっつり弾いたら曲の長さが8分や9分になるんで」

山「歌詞について説明お願いします」
ぎ「これはバイクのことですね。特攻の拓の世界観も入ってます」
山「特攻の拓知らないです」
ぎ「モグリですね。俺らの世代の男子で知らないって。特攻の拓でバイクに憧れたところもあるので」
山「お客さんは特攻の拓知らないでしょ?」
ぎ「みんな知ってくれてますよ」

ぎ「歌詞はバイクのことで、本当にBメロはバイクのこと歌ってますね。サビもバイクです。天衣無縫って俺のバイクは鍵を外しててケッチンのみでエンジンがかかるようにしているんですけど。上死点を見定め鉄槌を下す、とかエンジンかけるときにピストンのシリンダーをうまく合わせてあげてそのときに鉄槌を下す、ケッチンしないとエンジンかからないんです。その上死点がずれたときに踏みこんだら、ペダルが戻ってきた反動で足の脛の骨が折れたりとかあるんで。最近のはそういう上死点を合わせるエンジンのかけ方はなくなりましたけども。それこそ電動チェーンソーとかは、ある程度自動で上死点を合わせてくれるので糸を引っ張るだけでエンジンがかかるようになってますし。前に友達がハーレーのエンジンをケッチンでかけてるの見て、簡単そうに見えたから俺もやってみたら見事なまでにタイミングずれて俺の体が上に吹っ飛びました。見ていた友達みんな笑ってましたけど、あれはこわかったです。俺の体が軽いから飛んだので怪我とかはせずにすんだんですけど」

山「最高最幸ってワッショイパートみたいな」
ぎ「ワッショイパートです」
山「あと迷惑承知とはなんですか?」
ぎ「俺が座右の銘として20年以上使っている言葉なんだけど、生きていてごめんなさいみたいな。俺らしい歌詞を書こうと思ったときに迷惑承知を使いたかった。だけど迷惑承知をそのまま並べるだけなら誰でもできるから、そうだ縦読みにしてみようと縦読みにしてみました。そしたらこの承るって言葉をどう使うかって困ったときに、前を承け後を啓く、ということわざがあることを思い出したので事なきを終えました。本当は後なんですけど、俺はアーティストなのでArtにしました」
山「他にも四字熟語がいっぱいでてきますね。竜吟虎嘯とか、これも作ったんですか?」
ぎ「これも故事であります。龍と虎が一緒にワッショイするっていうような意味です」
山「六弦天使というのは?」
ぎ「俺のことです。みんなはわかってくれると思います」

山「このBPM165もこだわりがあったんですよね」
ぎ「俺の友達から聞いた話なんだけど、NY先輩というのがいて俺のバイクでどのくらいの速度出せるかって話して165kmまで出せるんじゃない?って。つっこんできてくださいよ」
(NY先輩って山本昇のNYですよねw)
山「信じるか信じないかはあなた次第なんですよね」
ぎ「俺のバイクは165kmまで出せます。メーター振り切ったけど、おそらく165は出てたんじゃないだろうかってことで」
山「速い」
ぎ「俺のバイクは遅いですよ」
山「車で120kmでもこわいのに」
ぎ「どんどん慣れていくんですかね。でも出したのが高速道路とかの開けた綺麗な道だったんで。それが凸凹の道だったら60kmでもこわいです」

山「この曲の歌は自宅で録音したものが入っているんですよね」
ぎ「シャウトのところは家で録音しました。Intakeとかのところ。1000円か1500円のマイクを使って」
山「家で歌ってクレームとか来ないんですか?」
ぎ「近所と仲良しなんで大丈夫です。集合住宅で俺の部屋の真上にオーナーも住んでいるけども、1回もピンポン鳴らされたことないです」
山「他の歌録りはスタジオでしたんですか?」
ぎ「エンジニアさんの家で。方南町にあるんですけど。エンジニアさんの持っている100万や80万とかするマイクを使って録音したけど、なんか違うってなりまして。それこそマイクにプリアンプも60万くらいするものを繋げていたんですけど。俺も同じようなプリアンプは持っているんですけど、このシャウトはそれすら使わずにマイクのみで録ったんです。安いマイクで録ったザリザリ感が出せなくて。ここはいったん寝かせましょう、ってことになって数日経ってから聞いてもデモのほうがよかったので、エンジニアさんと同意見だったのでデモを使いました」
山「今そのシャウト部分を流せます?」
Intake、Compression、Explosion、Exhaustのシャウトのみ流してくれた(ギターやオケ一切なし)

ぎ「ギターソロのライトハンドは通常は3つなんだけど、バイクのエンジンがフォーストロークだから4つにしました。みんななんでライトハンドが好きなんでしょう?ギター抱えている感じがいいのかな?」
山「ライトハンド歴20年のぎるさんのギターソロですね」
ぎ「ライトハンドそんなにやってないです。俺はライトハンド諦めた人なんで。ライトハンドで有名なジェフベックが、ライトハンドはノミが飛んでいるみたいに弾くって言っているけど、俺はまだそこに達してないのでノミが飛ぶようにがよくわからないんですよね」

山「シャウトしてください」
ぎ「ノボタンがシャウトしたらいいよ」
演奏中に口パクで本当にノボタン歌ってくれてたw

曲流したけどギター弾かずに途中で止める。
ぎ「音全然聞こえないと思ったらイヤモニ抜けてました。なんかしました?」


♪焔迅


ぎ「やっと演奏に慣れてきました。イヤモニで自分の声を返してなんです。歌いながらちゃんと合っているかわからなくて。骨伝導で歌ってました」
山「メリーのボーカルもイヤモニで自分の声を返してないっていいますね」
ぎ「ガラさんもそうなんですか?骨伝導で歌ってるんですね」

山「あと出だしのヒーンってやるのがいいですよね。あれはなんて名前なんですか?」
ぎ「名前は知らないです。あれもハーモニクスのひとつなのかな。ピックで弾いてアームも引っ張っているんですけど。ギターのフレットがここにあっていわゆる0フレットを弾くんですけど、弾く場所で音程とか変わってくるんです。これを弾くために俺のギターはネックとか調整してあるんです。ネックは普通まっすぐなんだけど、ハーモニクス鳴りやすいようにちょっと弓なりにさせていて。ノボタン弾いてみます?」
山「俺がやったらおかしいでしょう」(やらなかった)


♪炎舞曲


ぎ「冒頭のメロディも始めはギターで弾いていたんですけど(実践)トゲトゲしくてなんか違うなって思ってハープとかいろいろ混ぜた音にしました。チェロとかビオラとかも入っているけど、フレーズとして成立しているかはわかりません。ちゃんと弾けるかどうかわからないです」

ぎ「どこか覚えてないですけどクロマチックも使っているんですよ。半音ずつコードが変わっていくのをクロマチックというんだけども。半音ずつ下がっていくんだけども(ソロ3のところ)俺こういうのも好きで」

山「震えだすアームもいいですよね」
ぎ「これはオペラ座の怪人のハ~(ミュージカルっぽい)のイメージでやりました」

ぎ「アームといえば俺のギターはアームの締め付けを強くしているんです。緩いとアームが勝手に落ちてきちゃうので、落ちないように締め付けをきつくして、アームが勝手に動かないようにしています」
山「アームはスティーヴヴァイも使ってます?」
ぎ「めちゃくちゃ使ってますね。ただ俺が真似しても音が伸びなくて途中で音がなくなるんです。たぶんスティーヴヴァイはギターにいっぱいツマミついているから、このあたりにサスティーンが入っているんでしょうけど」

山「この曲のギターのハモリがかっこいい!ギターのみのところ弾いてください」
ハモリのギターのみでギターハモのところまた弾いてくれた。


ぎ「時間はどうですか?俺から時計が見えてないからタイムキープはノボタン次第なんだけど」
山「もういい時間ですね」
ぎ「ちょっと押すのはいつものことなんで大丈夫です。この後にあれを弾いて終わりましょうか」
山「あれとは?」
ぎ「あれやらないんですか?ギターのみで弾くやつ。やらなかったらノボタン叩かれますよ」
山「叩かれるって」
ぎ「ノボタン歌ってくれてもいいですよ」(歌わなかったけど)


♪HORIZON(ギターのみ)


ぎ「ハモリのギター流れてなかったですよね。ハモリのギター音出てないことに途中で気づいたんだけど止めるわけにはいかなくてそのまま弾きました。ごめんなさい」
バッキングのギターは流れていていたけど、メインメロディのハモリがなかったのかな?

山「宣伝とか。824に誕生日ライブやるんですよね」
ぎ「誕生日3日後ですけど、その日はテロ君も出てくれます。昨日、今日の準備して早く寝ようと思ったらテロ君からアレンジについての熱いLINEが来て。熱い内容だったから無視するわけにもいかずに何回かラリーして、今日はもういい?って聞いたらあっさりと終わってくれました。熱くても引き際はあっさり終わるんだなって」

山「最後にお礼の言葉をお願いします」
ぎ「いつもありがとうございます!これからも一緒に楽しもうぜ!またFeel the toneのVol6とかできたらいいなと思ってます」
山「次もですか?今日の司会はよかったんでしょうか?」
ぎ「帰った後にアンケートでも聞いてみたら?」
山「あとイベント後にチェキ販売もあります。今回は俺は撮ってません。スタッフが撮ってくれました」


ざっくり内容。
イベント楽しかったので次にも期待してます。

 

Feel the tone vol.5(一部)@ギルさん

Feel the tone vol.5(一部)
中野スペースQ

※ざっくり自分用メモ。
※山本さんは関西弁だけど、関西弁打てないので標準語に直しました。
※ぎるさんのことをなんて読んでいたかも記憶にないです、、、

DAWN OF FLAME Ⅳの発売イベントです。
演奏して1曲ずつ制作秘話やこだわりを詳しく解説してくれました。

ぎるさんはセンター。椅子なしでずっと立ってギター持ったまま。
司会の山本さんは上手に椅子が用意されていて座って司会進行。
台本などなく、バインダーファイル(いろんなシール貼ってあった)にメモぎっしり書かれたA4用紙あってそれ見て喋る。

ぎるさんの衣装は長袖で丈とかサイズが大きめの白シャツに柄が入ってて可愛かった。
ゆったりした青っぽい裾が広がったワイドパンツ。
足元は黒のサンダル。


山「司会の山本昇です。ぎるさんとはヴィドールからの付き合いで一緒にラジオをやったり、Angeloでもニコ生をやらせてもらったりしてました。ぎるさんと一対一でやるのは初めてです」

山「ギルさんに登場してもらいましょう!」
ぎるさん登場。
山「早速1曲弾いてもらいましょう」
ぎ「俺疲れてて」
山「その話は今いいでしょ。先に弾いてから進めていきましょうってやりとりして」
ぎ「チューニングだけ合わせます。いきなり弾くのはこわい。冷房でチューニングずれちゃうから」
チューニングタイム。
山「この間が空くのが耐えれないんじゃないですか?俺は待てるけど」

山「今日の服はぎるさんに関係した服を着てきました。モトリークルーとスティーヴヴァイとザックワイルドとかが出たフェスなんだけど、話を聞いたらぎるさんも当時見に行っていたらしい。そのときのライブのTシャツを持っていたので着てきました」
ぎ「静岡から新幹線で行きました。ライブの途中で新幹線の時間になったから帰ったんだけど。しかも俺当時なにも知らなかったから会場に入れればグッズ買えると思っていて、俺が行った頃にはグッズ売り切れていてなにも買えてないんだよね」

山「ぎるさんとは久しぶりに会ったけど、8か月前に会ったけどそれはどこで会ったか覚えてますか?」
ぎ「街中でバッタリ?」
山「12月の新宿ですよ」
ぎ「デュエルジュエル見に行ったらいました。関係者の受付待っていたら、前に後ろ姿がノボタンらしき人いてノボタン~って話かけた。本当にビクッてしてたよね?不審者が不審者に話かけるという」
山「ぎるさんは本当ばるさんと仲いいんですよね?今回の話もばるさん経由で連絡もらいました」
ぎ「デュエルジュエル見に行ったらノボタンいたから、ばるちゃんにノボタンの連絡先教えてよ~って聞いた」
山「あらかじめぎるさんからイベントで話したい内容をLINEでもらっていてあまりに長文でびっくりしました」
ぎ「やめてよ」
山「でもあまりにも長くて長いと一言だけ返事してしまった」
ぎ「チッ長いって舌打ちまで聞こえたよね。伝えたいことあれもこれもと書いていったら長くなりすぎて、俺初めてLINEで長文になりすぎると続きを読む、と出ることを知りました」
山「たくさんあって二部でギリ話し切れるかな。ぎるさんは真面目なんですね」
ぎ「俺は真面目ですよ。Angeloのときも楽屋で真面目に話してたじゃん」
山「お客さんにわかりやすいように伝えられるかどうか」
ぎ「俺の説明はわかりやすいらしいで有名なので大丈夫です。近所の子供とかにも説明してあげると最後にはなるほど~と言ってもらえるので」

山「Feel the tone Vol5、DAWN OF FLAME Ⅳが発売されてのイベントということで、人前で演奏するのは今日が初めてですか?」
ぎ「いや、ライブでは既に弾いてます」
山「では、弾いてもらいましょう。ぎるさんでHORIZON」


♪HORIZON


ぎ「まだ右の太腿がプルプルしてます。さっき疲れているって言ったのは、イベント開始5分前くらいまでみんなに配る譜面の準備をしていたから。スペースQにあるプリンタがまさかの対応してなくてコンビニまでコピーに行ったんです。それまでは準備万全で来てバッチリだったのに。大量にあるコピーしたのを床に置いて1枚1枚順番通りに並べていました。それを中腰で20分くらいやってたから太腿がプルプルしている。ハァハァしてます」
山「椅子を用意しようか?本当に大丈夫?と何度も聞いたけど、立ってやります、ってことでした」
ぎ「だって座ってやったら見えない人もいるかもしれないじゃん?俺小さいし」
山「えっ小さいんですか?」
ぎ「バカにしてんのか」

山「今日の下手上手と位置を悩みました。こっちだと見るとき覗きこむようになるんですね」
上手に椅子置いて司会進行。
興味津々に山本さんが演奏中のギターを覗き込んでいる場面を何度か見かけてほっこり。

山「この曲はスウィープとアームダウンで下降する感じを表したかったとあります。スウィープとアームダウンみんな知らないでしょ?知ってる人いる?」
ぎ「みんな知っていても言わないと思う。気持ちは通じてます」
山「俺はドラマーだからギターはわからないから、わかりやすく説明してほしい」
ぎ「アームダウンは、この棒切れをアームっていうんだけど、これを押し込んでやると弦にたるみが生じるから音程が下がる。逆に引っ張ってやると、弦がピンと張られるから音程が高くなるんだけど、それはアームアップと呼んで。ちなみにアームがこっちにあっても(クリケットやるみたいにボディの右側の位置)音程は変えられるんだけど、こっちだとアームを上げると音が下がって、アームを下げると音が上がる。それでも音が下がることをアームダウンといいます」
山「スウィープは?」
ぎ「スウィープはコードをまとめて弾くんじゃなくて1個1個バラバラに繋げて弾く。上から下に弾いたり、こう下から上へもあるけど。掃うようにこう弾く。ギターだとスウィープと言うけど、バイオリンとかだったらアルペジオって言うのかな?」
山「じゃあラジオだと思って音だけで伝えてみてください」
この言い回し難しくて覚えてない。

ぎ「上昇と下降をテーマにしていて、上がって下がって~っていうリフにしている。サビもコード順番に上がっていくんだけど、コード覚えてないけどEGABとか順番に上がって行って、EDCB♭と下がっていく。これは同じ手の形でそのまま上がって行って、下がるときはこの手の形で(実演)しかもコードが全部メジャーで明るい音にして、乗り越えたから明るくした」
山「陽キャで乗り越えたと。あと出だし(メロディ入る前のところ)は掻き鳴らしたかったんですよね」
ぎ「乗り越えたのでまずは掻き鳴らしたかったんです。しかもフロントピックアップの明るい音色で弾きたかった。だからこれは難しいポイントなんですけど、コード弾いた後にフロントからピックアップをリアに戻して、さらに足元でペダルを踏んで音色も変えているんですよ。たまに切り替えミスってピックアップがセンターで止まっていることとかもよくやります」

山「楽譜も配られていてBPM180とあるけど、BPMを説明してください。1分間に何分音符が何個鳴るとかで」
ぎ「1秒で4分音符が1回鳴ると1分間で60回で、それがBPM60だから、180だとその3倍」
山「わかりやすい。ちなみにこのBPM180にも意味があるんですよね」
ぎ「こだわって180にしました。3巻の終わりに収録されたBeyond the crisisがBPM179なんだけど、そこから危機を乗り越えたので179の次の180にしました。180で作ろうと決めていた。これをもっと大きい数字にしたら簡単に越えすぎていて、なんか違うなって思って」

ぎ「これは気づいた人は絶対いないと思うんですけど、HORIZONの始まり4音の音はDepartureの始まりと全く同じにしたんです。Departureがミシラソ♯で、HORIZONもミシラソ♯から始まる。危機を乗り越えた後の再出発だから、出発といえばDepartureなので同じにしようと思ってそこから曲作りました」

山「ドラムもかっこいい。ドラムばるさんとベースは淳さんですが、フレーズなどはぎるさんが考えられるんですか?」
ぎ「全部考えてます。ただ俺はドラム叩けないから、ほしいと思った音を打ち込んでいるだけだから実際には叩けないフレーズもあると思うので、ここは左のシンバル叩いているのに次が全然別の場所にあるとか、その曲やるためだけにわざわざセッティング変えるわけにもいかないので、そこは直してもらってます。ばるちゃんはAとBの両方案出してくれてどっちがいい?とかやってくれたりもする。あと俺の考えは否定しないで、それもいいけどこういうのはどうかな?と別の案を出してくれるのも優しい」
山「フレーズのやりとりのラリーは何回くらいやるんですか?」
ぎ「だいたい2回くらい。やりとり1回のときもある。淳君が送ってきたベースにそれいいね~ってそのまま採用したこともあるし」

山「HORIZON、曲名はすぐ決まったんですか?」
ぎ「これはすぐ決まりました。イメージがありました。危機を乗り越えてから見えるのは、水平線や地平線のひらけている感じの」
山「ちなみに読み方はホライズンですから。ズン。中学のとき英語の教科書でニューホライズンってのがあったよね。2つくらいメーカーがあって俺のところはニューホライズンだった」
ぎ「ニューホライズンって何?」
山「学校行ってなかった?」
ぎ「は?」
山「まぁこの話は置いといて」

山「ここまでの話を踏まえて、もう1回HORIZON弾いてみましょうか!」
ぎ「もう1回やるんです?」
山「今日はこのスタイルで行こうかと。ノリノリで行きます!説明聞いた後に聞いたら理解しやすいんじゃないかと」


♪HORIZON(2回目)


ぎ「俺やらかしましたね。ペダルの踏み込み浅かったから音色変わらなかったです」
山「本当?全然気づかなかった」
ぎ「全然音色違いました。みんなは気づいたと思いますが」

山「2曲目の焔迅お願いします」
ぎ「これは2回やるのはきついから先にトークからで」

山「歌ものですね。ぎるさんは歌の入った曲は何曲あるんですか?」
ぎ「今までに3曲かな」
山「ぎるさんのシャウトの声も入っている。これはシャウト?」
ぎ「ビジュアル系でいうとシャウトだね」
山「これはどういう風にシャウトしたんですか?今やってみてください」
ぎ「えっ今やるんですか?」
山「歌ってください」
ぎ「ヤマモトオォオ(シャウト声)」
山「・・・(無反応)」
ぎ「スベったみたいになってるじゃないすか!」

ぎ「歌録りはエンジニアさんのところでやりました。30分くらいで録り終わりました。最近はここの勢いはいいけど、後半はこっちのほうがいいな~と思ったら入れ替えたりできるので。どのテイクを使うか選んでいる時間のほうが長かったです」
山「ギターはどのくらい録るんですか?」
ぎ「ひとつのフレーズを10回ずつは弾きます。全部俺が決めているから誰も止める人がいないから迷子になりがちです。もしかしたらボツにしたほうが世間一般的には良いテイクだったかもしれないし」

ぎ「譜面にせっかくだから歌詞も印刷してみたんだけど。これはバイクのことを書きました。Bメロとかまさにバイクのエンジンかける手順で。Intakeで空気とガソリンを吸い上げて、Compressionだからそれを圧縮させて、explosionで爆発させてという感じで」
山「四字熟語もいっぱい出てくるんですけど、迷惑承知とか、炎上影向(ようごう)とか読めましたか?炎上影向って」
ぎ「影向は仏語とかであるんです。ネットの炎上とかはあまりいいイメージのない言葉ではあるけど」
山「サビもサイコーサイコー歌っていてすごい」
ぎ「レコーディングでテンション上げて歌うためにも気分が上がる歌詞にしたくて。よく気分が乗らないな~って言いながらレコーディングしている人もいるけど、それはなんか違うなって。歌にも気持ちが乗ると思っているので」
山「このさぁ憩うの憩うって何?」
ぎ「憩ってるとかの憩う。関西とかでは使われているんだよね?コンビニでタムロっている学生とかが憩ってるって言っているのを聞いた」
山「憩ってる、知らない」

ぎ「初めて歌詞から作った曲です。今までは作った曲に対してメロディつけて言葉を当てはめていって、ギター先行だからメロディに当てはまらなかったら歌詞を変えたりとかしてたんだけど、これは書きたいことを先にばーっと書いて、といってもiPadだから打ち込んでいった。しっかり書いたら2番までできて歌詞も長くなった。だからギターソロは18小節と短くなった」
山「充分長いと思いますけど」
ぎ「ソロ短い分、みんなの好きなライトハンドとか入れてみました」
山「お客さんはライトハンド好きなんです?あ、頷いている方が結構いますね」

ぎ「ライトハンド、通常は3つで構成されることが多いんだけど(ミラドミラド~な感じで実践してくれた)、バイクのことを歌っている曲だからエンジンがフォーストロークだからこのライトハンドは4つで構成しました(実際のフレーズ弾いてくれる)」

ぎ「ギターのリフ、こんな感じで弾いてて、このリフも普通なら開放弦を使うんだけど、開放弦を使ったほうが弾きやすいし、でもそれだと高くて歌えなかったのでキーを変えてこうなりました」

山「タイトルの焔迅は当て字だけど、焔の炎はわかるけど、迅は何の迅ですか?」
ぎ「速くとか、疾風迅雷の迅です。俺ら世代でいう、スピードの向こう側ってことです。同じ世代の男であればみんな知っているんじゃないかな」
山「全然わからない」
ぎ「わからないのはモグリだ!刑務所行きだ!」

ぎ「これもBPMの165に意味があります。なんの165かわかりますか?これは俺のバイクで出した最高速度です。メーターは160kmまでしかないから、でもその160kmを振り切ったことがあって、それがだいたい165kmだったんじゃないかなと」
山「それはどこで出したんですか?」
ぎ「第三京浜や外環や首都高で」
山「結構何度も出していた」
ぎ「季節ごとにちゃんとエンジンかかって走れるか調子を見ているだけです。まぁこの話を信じるか信じないかはあなた次第です」
山「僕は信じますよ」

山「あとドラムのライドシンバルにもこだわったと」
ぎ「ライドシンバルってわかります?ばるちゃんだと右(?)にあるシンバルのことなんだけど。高いカンカンするような音で。これもエンジンの音でキーンとか金属音がするからそれを表現したくて、普通ならこういう場面ではハイハットを叩くことが多いんだけどライドにしました。エンジニアとかいろんな人からつっこまれたけど、ここはこうしたいんです!ってこだわった場所。ライドシンバルの音をしかも加工して限界まで割れないところまでリミッター上げ切ってさらにキーンってした音にした。オケ流したらいいのかな。ここです(イントロでキンキンキンって入っている部分)パソコンがあるとこうやってすぐにオケ流せるからいいよね」

ぎ「ドラムの打ち込みは俺がほしい音で入れているから、シンバルが続いているところで急にバスドラの音とか使ってて、これはそれくらい低い音がほしいってこと、と伝えました」


♪焔迅

ぎるさん歌った。
ぎ「今までは歌はメロディ流していたんだけど、今回は歌ってみようとやってみました」
山「Intakeとかシャウト歌ってないじゃないですか」
ぎ「歌と被っているから歌えないです」

山「ハーモニクスの音がいい!」
ぎ「ハーモニクスというのはこういうやつです(実演)鳴る場所と鳴らない場所があるんだけど。そういえばこの曲どうやって弾いているんですか?ってよく聞かれるんだけど、こうやってます(ピックアップ付近をピックで弾いて場所によって音程変わってた)生では弾けないから録音を流しているんだけど」

山「ハーモニクスといえば、ハーモニクスとは違うけどピッキングハーモニクスの音が僕大好きなんです。ザックワイルドとかよくやってるやつ」
ぎ「これですね(演奏)」
山「そう!それ!」
ぎ「ザックワイルドだとパッとこの曲しか思い浮かばなかった(曲名言ったけど覚えれず)」

山「サビ終わりで毎回入っている音もどうやって作ったんですか?」
ぎ「ギターで弾きました。エフェクターやリバーブかけまくって、あと逆再生とかもやってる。これもエンジン回し切ったときこういうヒューンみたいな機械音が出るので、入れたかったんです」
山「どこのことか流してみたら?」
ぎ「えっとどこだろう、、、(探すのに時間かかってた)これどこがどこの場所かわかるようになってないから。ここです(突き進むのさ直後のヒュ~ンな部分)」

山「炎舞曲」
ぎ「これはばるちゃん1番好きと言っている曲です」
山「ばるさんはドラム叩いてないですけど」

ぎ「クラシックな感じの曲で。輪舞はABACADみたいな感じで同じフレーズが何度も繰り返されるんだけど、いろんなフレーズ使いたかったからワルツにした。いつか輪舞にも挑戦してみたいけど」

ぎ「この曲はコード進行自分でもよくわかってません。ただ変ではないからこれでいいんだと思う。転調したり変拍子で4拍子から途中で3拍子になって、その3拍子になったときに転調もするんだけど、4拍子に変わる前にリフがまとまらなくて2/4拍子とか挟むことになって、ソロから戻ってくるときも転調しまくってやってたら戻ってこれなくなって大変でした」

ぎ「冒頭のところも始めは全部ギターで弾いてました(弾いてくれた)けどハープとかにしました」

山「急に震えだしてどうした?ってなりました」
ぎ「ここのですね(ソロのアーム使うところ弾いてくれる)」

山「ギターのハモリがかっこいい!」
ぎ「メインギターでハモってます」
山「せっかくなのでその部分を弾いてください」
ぎ「ギターのみで?うまく入れるかな」
ギターハモリのみ(他のオケなし)で弾いてくれた!
ぎ「これは恥ずかしいですね。丸裸にされて磔にされたような気分です」

ぎ「俺からは時計見えないんだよね」
山「いい感じです。演奏して終わったらギリギリくらい」


♪炎舞曲


山「楽譜の表紙のモノクマって何?線細いし、下書きみたいだし」
ぎ「俺が思うモノクマです。わかった。休憩時間でノボタンもモノクマを描こう!」

山「最後に宣伝とかしなくていいんですか?8月24日のこととか」
ぎ「宣伝しなくてもみんな来るでしょ?」

山「この後にチェキが販売されます。僕が撮影しました。ぎるさんでした、ありがとうございました」
ぎ「ありがとうございました~」

ぎるさん退場してイベント終了。
 

Feel the tone Vol.4(三部)@20240310

Feel the tone Vol.4
ARMS FACTORY板橋店
三部

記憶力ないのでニュアンスで。。
一部~三部ごちゃまぜになっているところがあるかもです。
(話の流れや曲弾いたタイミングとかもめちゃくちゃになってます)


コンバットのイベントスペースにて。
ぎるさんのNEWギターのお披露目会でした。

ぎるさん三部の衣装は自作パーカーの試作品でした!
昇り龍のパーカーめちゃくちゃかっこよかったです。
裸にパーカーだったので胸のトライバルめっちゃ見えていたし、動いたときに2回は腹チラしてました、、、
新しいギターを持っての登場でした。


本「ではまた拍手でぎる君を迎えましょう」
ぎ「こんにちは~!一部がシャツで二部もネクタイ締めて正装だったから、三部もカチっとした衣装で来ると思いましたか?あえてのラフな衣装にしました~これは試作品ですけど、せっかくなので着ました。昇り龍いい感じでしょ?これはちょっと色が白すぎて目立つからもっと黒に馴染ませたいんです。せっかくだからみんなにもこれ着て春ツアーに来てもらいたいですし」
ギター1回構えたけど置いてから本田さんにもパーカーを見せるぎるさん。
ぎ「本田さんこれいいでしょ?俺が描いた昇り龍。ちゃんとGGも持ってるよ」
本「これぎるが描いたの?」
ぎ「俺は絵に関しては天才なんです。平面の絵は得意」
本「ぎるはトライバルのイメージしかなかった。なんか描いてもらおうかな。これはPCで描いたの?」
ぎ「iPadのイラレで。アップルペンシルで描きました。今年の正月10日間くらいかけてずっと龍を描いてました」
本「すごい上手だな」
ぎ「ポジションマークも描いたの俺ですからね。中村氏にポジションマークの大きさを聞いて、そのサイズで描いてデータにして送りました」

ぎ「昔、誰のどのモデルギターかは全然知らないけど頼まれてトライバルを書いたことありましたね。そのときは鉛筆であたりだけとったのを渡して本田さんがデータで書き出してくれたんですけど」
本「ボディとか指板に絵を入れるのが1番オリジナリティ出せるからね」
ぎ「俺もギターのボディにトライバルを入れるのも考えたけど、体にトライバルが入っているからギターにも入ってたらタトゥーシールみたいな感じになると思って止めました。でも見えないところでヘッド裏に胸のトライバルは入れました」

オリジナルギターあれこれの話。
ぎ「コンバットとは付き合い長いです。もう14-15年くらい?」
本「今までは完全オリジナルではなかったからね。元々ある製品から部品は変えたりしてたけど」
ぎ「メインちゃんもいろんな形に変わりましたけど」

ぎ「この(新しい)ギターとも少しは友達になれました」
本「まさか今日弾くとは思ってなかった。リハーサルもメイン繋いでやってたからメインで弾くのかと思ってた。リハーサルやった意味がなかった」
ぎ「今日朝来たら新しいギターどこにあるか分からずに誰も知らなくて、メインちゃんでリハしました。音量もだいたい同じだからなんとかなりました。たまに機械制御に耐えれないギターとかあるけど、コンバットのギターは性能もすごくいいので」

ぎるさんが喋っているマイクスタンドが緩くて、マイクの位置がずれたりしてました。
ぎ「このマイクスタンド緩くないですか?」
本「(調整のネジ)締まってないのかな?」
ぎ「それがしっかり締まってるんです。遊びが大きいのかな」
とかマイクスタンドについてのやりとりもありました。
ぎ「俺よくぶつけてますよね(ギターをマイクスタンドにぶつけがち)」
本「塗装するときに磨き上げるから」
ぎ「これ塗装する前もツルツルに磨き上げてるんですよ。ツルツルにして、木目とかの隙間を埋めてからじゃないと塗りムラとかできるから。それこそ塗ったみたいにツルツルしてるんです」

ぎ「(バイクでも使う電動研磨機の名前上げたけど覚えてない)とか使わないんです?」
本「うちにも小型の電動ヤスリとかはあるけど、それだと追いつかないからみんな手作業でやってるよね。ここの職人はみんな指紋がない。ヤスリで削れるから。ギター磨けるようになるまで3年はかかると言われてる。みんな好きでやっているんだけど」
ぎ「本当延々ずっと同じことしててすごいですよね。俺みたいにたまに端材で遊ぶとは違いますからね。中村氏とかネック少し削っては触ってまた削って触って頷くとかやっていて、違いがわからないくらいのことを延々とやっていて匠です」
本「昨日池田さんは泊まって組み込みやっていたらしい。朝来たらいたから」
ぎ「そうなんです?俺も朝来たときに会ったけどそんなこと一言も言ってなかったです。男ですね」

ぎ「メインちゃんと変えたところいえばジャックの位置も違うんです。メインちゃんはここ(ボディ前面)だけど新しい子はサイドで。新しい子のはいわゆるキャッツアイって呼ばれてるジャックなんですけど(ジャックが猫の目に見える)。俺はジャックに関しては絶対こっち(前面)の考えだったんだけど、サイドにあるジャックに関しては何回か折ったことあるので。だけどここ(前面)にあったらアーム使うときにシールドに引っかかることがあって。シールドが邪魔になってアーム戻りきれてなかったこともあったし。その引っかかるストレスを失くすほうを選びました」

ぎ「アーム使ってみて気づいたことがあって、もう少しザグリを深く掘ってもらおうと思います。ザグリっていうのはピックアップの下とかのくぼみのことなんだけど、アーム使ってみたら思ったほど動かせなくて。今はブリッジを(ボディに対して)平行につけてもらっているんだけど、メインちゃんはブリッジを斜めにつけていてその分アームを大きく動かせるんだけど。やっぱり実際に弾いてみて気づくところがありますね」

~Beyond the crisis演奏~

ぎ「サスティンがやっぱりいいですね。あと音が早い。どのギターよりも弾いたらすぐに音が出ている気がします」
本「音は振動が関係しているから」(軽く説明していたけど覚えてない)

ぎ「ボディー裏の削りも少なくしてもらってます。斜めに削られているんだけど、ここの削りが大きいと弾いていたらだんだんギターが上を向いてきて、押さえる手がこうなってきて(手首の角度を変えて小指とかが指板から距離が大きくなる)ハイポジションとか弾きづらいんです。だから削りを少なくてしてくださいとお願いしたら、中村氏に削りを大きくしてくださいと言われることはよくあるけど、少なくしてくださいというのは初めてと言われました」
本「年取ったおっさんとかになってきたらお腹が出てくるからその削りがちょうどよくなるんだよ」
ぎ「どうやら俺はスレンダーってことがわかりました。本当かどうかわからないけどルナシーのJさんはこの斜めの削りを全部なくしてフラットにさせて、その代わり太腿を入れる窪みがあるとか聞いたことあります」
本「それは本当」
ぎ「構える位置が下だから、窪みに足を入れてベースを安定させるんでしょうね」

ぎ「俺1番にやりそうだなって思ったことが、このピックガードを割りそうです。ぶつけたりとか、はたまたセレクター変えるときに引っかけてとか。このピックガード作るだけども結構お金かかるんだろうな。作るとしても同じ木目にはもう出会えないですから」

ぎ「一部でも話したけどこのピックガードはブラックリンバというコリーナの木で作ってるんです。俺が端材を見ているときにこの木目が可愛いなって思って、木で作るのは思いつきだったんですけど高級感あっていいなと」
本「日本人は木を高級だと思う傾向があるらしい。車のダッシュボード(?)も高級車は木目調になってるし」
ぎ「やっと本田さんから高級という言葉が出てきましたね。ピックガードは中村氏がアタリをとって形とか考えてくれました。紙に描いて、まずアクリル板で形を作って、ここはもっとこうがいい言っていったらその場ですぐ直してくれたりして。これは元々このくらい大きな板(A4より大きめのイメージ)だったんですけど、この木目があったのがちょうど左上のところでそこを使ってもらいました。あとよく見てもらったらわかるかもしれないけど、これ2枚の木を接着させてるんです。ちょうどこのあたりで(セレクター側の下1cmくらいの位置?)色は赤く塗ってもらいました」
本「そのピックガードの色がアクセントになってていいよね」
ぎ「強度を持たせるために、トップ面がコリーナなんですけど、その裏にボディーと同じマホガニーを貼り合わせてもらってます。ただコリーナもマホガニーもどっちも柔らかい木なんですよね。柔らかいほうがしなって割れにくいかと思ってました」
本「そんなことはない。強度あって割れにくいのはやっぱりプラスチックとかになる」
ぎ「これ5mm(?)くらいあるけど」
本「でもピックアップの周りは木ではなくてそこはプラスチックにしたんだね」
ぎ「木にしたらオリジナルの1点ものになるけども、やっぱりここはマイクなんで。無難にプラスチックにしました。こだわり出したらジャックも裏パネルも全部木にしていたと思うし。中村氏にも同じ木目の木にしませんか?と言われたけども、木にしたら縮んだりして隙間ができたりちゃんと閉まらなくなったらいけないから、そこはプラスチックでお願いします、と決まってました。ライブに行った先で壊れても替えがきくように汎用性のあるものにしました」
本「このジャックならどこでも売ってるし」
ぎ「あ、でも裏パネルを豹柄にしようとかはちょっと考えてました。それにもし木にしていたら今日までに絶対ギター完成してなかったと思います」

~クラシックの曲演奏~
この曲初めて聞いたのと、作曲者名も全く知らなくて、覚えてなくて申し訳ないです。
(ぎるさんがマニアックな曲かもしれないけど、と前置きした後に作曲者名と曲名を言ってくださったのだが全然覚えれなかったです)
途中でテンポが変わったりして面白い曲でした。
ピックと薬指で同時に弾くやつ、1箇所はやってるなと思いました。

本「今気づいたけど、そのギターがクラシックっぽいからクラシックの選曲なの?」
ぎ「そうです、このギターだからクラシック弾きたくて俺の曲とクラシックって決めました」
本「みんな気づいてたの?すごいね」

本「ぎるはクラシックのCD持ってるの?そういう曲はどこで知るの?」
ぎ「クラシックの曲をギターで弾いている人とかいてそこで聞いてこの曲いいなと思って、最近はいろんなところで曲を聞ける世の中じゃないですか」
本「これもオケ作ったんだよね?」
ぎ「クラシックっぽく途中でテンポが変わったりして、だけど変えすぎると弾けなくなるから弾けるような落差にはしてます。メインメロディどの楽器の音を弾こうとか考えて。これはバイオリンの耳コピが大変でした。バイオリンはギターみたいにフレットがないから、音階がパリっとしていないというかぼやけていて、弾く人にとって音程も違うんです。ファの音でも、人によってはファ♯だったり、ミに近いファの音だったり、その音階を取るのに苦労して、だから一度全部楽譜に音階を書き出して違和感ないなってやってから打ち込みました。打ち込みは無料ソフト使っているので、みんな作ろうと思えば作れるんです。あ、無料ソフトってのは違法ソフトとかそういうのじゃなくて、ソフトを買ったときについてきた無料の音データのことで。ただ1つの音だけだったら深みとかないから、違う楽器の音を重ねたりして、音に奥行を持たせたりしてるんだけど。音を重ね過ぎたらどのインジゲーター上げても大きくなりすぎるから、そこは引き算とかしていくんですけどね」
本「引き算していけるのがすごい」
ぎ「俺は元々足し算の人なんです。どんどん音とか重ねていってたから、それではいけないと思って引き算の考えもするようにしてるんです」
本「クラシックだと元はドラムも入ってないからそれも考えてるんだよね?」
ぎ「ドラムはわからなくて、ズッダンズッダンって入ってればいいかなと。実際に叩けるフレーズなのかはわからない。ドラム詳しい人が聞いたら、そのシンバルは右にないんですけど、ってことが起きていることもあると思います」
作曲の話で「途中でキー変えることもある、高くて歌えない、思ったより低かったとか」なこともどこかで話していました。

話の流れ覚えてないけど。
ぎ「キャビネット2個持っているんですけど、1個はエンジニアの友達に無期限で貸し出してます。あともう1個は、俺が野音で蹴り破ったキャビネットなんだけど、修理されて今はコンバットの2Fにいます」

~Tiny Grace演奏~

本「ぎるは誰かにギター教わったことある?」
ぎ「宮ちゃんに。よく俺の右手のカッティングが手首が柔らかいとか感想もらうんだけど、そのカッティングを教わったのが宮脇俊郎さんなんです。俺本当にカッティングが下手くそで、こんなガチガチのフォーム(手首使わず上下させるような動き)だったから習いにいきました。そしてこう弾いたほうがいいよ、といろいろ教わって。ギターレッスンは3回行きました。あとジャズの入り口みたいなところまで習ってなるほどっと思って終わりました」
本「宮ちゃんね、あの人酔うとめちゃくちゃ面白いんだよ」
ぎ「それは知らないっすね。こないだコンバッド忘年会のときもいましたけど、そのときも酔ってはなかったかな」

本「発表がありまして、ぎるのシグネーチャーモデルギターが発売されることになりました。今までに何人からかお問合せをいただいていたんですがついに出ます。何年も前からぎるには作らないかとは言ってたんですが、ぎるが使っていたメインギターが完全なオリジナルではないから作るなら自分のオリジナルで作りたいからと断られてきたんだけど」
ぎ「俺も考えがころころ変わってきたからオリジナルを作れなかったんですけど、もうそろそろ固まってきたかなと」
本「この度完全オリジナルギターを作るということで、ぎると同じ仕様のギターを販売します。価格は45万+税です。かなり高額なのと、完成が9か月先ということでかなりお待たせしてしまうから、何か特典をつけれないかとぎるとで話し合って、今日購入してくれる人にはぎると1時間ほどミートアンドグリートできるっていうのを特典にしようと思います」
ぎ「ツーショット撮ったり、なんにでもサインも書きますし、俺が1時間ずっと弾いててくださいって言われるのも覚悟はしてます」
本「ぎると1対1でなんでもできます」
ぎ「マンツーマンはこわいので本田さんも立ち会ってください」
本「俺と最低限のスタッフはいます」
ぎ「もしかしたら俺が塗装をやるかもしれません。といっても混ぜた色のデータとかは全て残してもらっているんだけど。俺も自分のギターを作るぞってなったのが去年の8月くらいだったから、完成まで結構かかりますね」
本「ギター買いたい人はイベント終了後にカウンターまで来てください」

ぎ「このギターは生音も大きめですよね。空洞があるからかな」
本「アコギほどではないけど、通常のエレキよりは大きいですね。集合住宅なら大きな音出せないけど、これならアンプ通さなくても音がしっかり聞こえるから練習にもいいですね」

本「Feel the tone Vol.5もやりましょう」

ぎ「これって本田さんが締めたみたいになってます?この新しいギターの名前はまだついてないんですけど、貞子だけはないですけど、ギターの誕生日になるのかな。完成をもって誕生日になるのかな?お披露目できてよかったです。気持ちよく演奏もできました。早くいっぱい弾いていきたいです」


ざっくりとした覚書レポートでした。
NEWギターが完成するのを楽しみにしています!
イベントありがとうございました。

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