Feel the tone Vol.4(三部)@20240310 | ichigo116さんのブログ

Feel the tone Vol.4(三部)@20240310

Feel the tone Vol.4
ARMS FACTORY板橋店
三部

記憶力ないのでニュアンスで。。
一部~三部ごちゃまぜになっているところがあるかもです。
(話の流れや曲弾いたタイミングとかもめちゃくちゃになってます)


コンバットのイベントスペースにて。
ぎるさんのNEWギターのお披露目会でした。

ぎるさん三部の衣装は自作パーカーの試作品でした!
昇り龍のパーカーめちゃくちゃかっこよかったです。
裸にパーカーだったので胸のトライバルめっちゃ見えていたし、動いたときに2回は腹チラしてました、、、
新しいギターを持っての登場でした。


本「ではまた拍手でぎる君を迎えましょう」
ぎ「こんにちは~!一部がシャツで二部もネクタイ締めて正装だったから、三部もカチっとした衣装で来ると思いましたか?あえてのラフな衣装にしました~これは試作品ですけど、せっかくなので着ました。昇り龍いい感じでしょ?これはちょっと色が白すぎて目立つからもっと黒に馴染ませたいんです。せっかくだからみんなにもこれ着て春ツアーに来てもらいたいですし」
ギター1回構えたけど置いてから本田さんにもパーカーを見せるぎるさん。
ぎ「本田さんこれいいでしょ?俺が描いた昇り龍。ちゃんとGGも持ってるよ」
本「これぎるが描いたの?」
ぎ「俺は絵に関しては天才なんです。平面の絵は得意」
本「ぎるはトライバルのイメージしかなかった。なんか描いてもらおうかな。これはPCで描いたの?」
ぎ「iPadのイラレで。アップルペンシルで描きました。今年の正月10日間くらいかけてずっと龍を描いてました」
本「すごい上手だな」
ぎ「ポジションマークも描いたの俺ですからね。中村氏にポジションマークの大きさを聞いて、そのサイズで描いてデータにして送りました」

ぎ「昔、誰のどのモデルギターかは全然知らないけど頼まれてトライバルを書いたことありましたね。そのときは鉛筆であたりだけとったのを渡して本田さんがデータで書き出してくれたんですけど」
本「ボディとか指板に絵を入れるのが1番オリジナリティ出せるからね」
ぎ「俺もギターのボディにトライバルを入れるのも考えたけど、体にトライバルが入っているからギターにも入ってたらタトゥーシールみたいな感じになると思って止めました。でも見えないところでヘッド裏に胸のトライバルは入れました」

オリジナルギターあれこれの話。
ぎ「コンバットとは付き合い長いです。もう14-15年くらい?」
本「今までは完全オリジナルではなかったからね。元々ある製品から部品は変えたりしてたけど」
ぎ「メインちゃんもいろんな形に変わりましたけど」

ぎ「この(新しい)ギターとも少しは友達になれました」
本「まさか今日弾くとは思ってなかった。リハーサルもメイン繋いでやってたからメインで弾くのかと思ってた。リハーサルやった意味がなかった」
ぎ「今日朝来たら新しいギターどこにあるか分からずに誰も知らなくて、メインちゃんでリハしました。音量もだいたい同じだからなんとかなりました。たまに機械制御に耐えれないギターとかあるけど、コンバットのギターは性能もすごくいいので」

ぎるさんが喋っているマイクスタンドが緩くて、マイクの位置がずれたりしてました。
ぎ「このマイクスタンド緩くないですか?」
本「(調整のネジ)締まってないのかな?」
ぎ「それがしっかり締まってるんです。遊びが大きいのかな」
とかマイクスタンドについてのやりとりもありました。
ぎ「俺よくぶつけてますよね(ギターをマイクスタンドにぶつけがち)」
本「塗装するときに磨き上げるから」
ぎ「これ塗装する前もツルツルに磨き上げてるんですよ。ツルツルにして、木目とかの隙間を埋めてからじゃないと塗りムラとかできるから。それこそ塗ったみたいにツルツルしてるんです」

ぎ「(バイクでも使う電動研磨機の名前上げたけど覚えてない)とか使わないんです?」
本「うちにも小型の電動ヤスリとかはあるけど、それだと追いつかないからみんな手作業でやってるよね。ここの職人はみんな指紋がない。ヤスリで削れるから。ギター磨けるようになるまで3年はかかると言われてる。みんな好きでやっているんだけど」
ぎ「本当延々ずっと同じことしててすごいですよね。俺みたいにたまに端材で遊ぶとは違いますからね。中村氏とかネック少し削っては触ってまた削って触って頷くとかやっていて、違いがわからないくらいのことを延々とやっていて匠です」
本「昨日池田さんは泊まって組み込みやっていたらしい。朝来たらいたから」
ぎ「そうなんです?俺も朝来たときに会ったけどそんなこと一言も言ってなかったです。男ですね」

ぎ「メインちゃんと変えたところいえばジャックの位置も違うんです。メインちゃんはここ(ボディ前面)だけど新しい子はサイドで。新しい子のはいわゆるキャッツアイって呼ばれてるジャックなんですけど(ジャックが猫の目に見える)。俺はジャックに関しては絶対こっち(前面)の考えだったんだけど、サイドにあるジャックに関しては何回か折ったことあるので。だけどここ(前面)にあったらアーム使うときにシールドに引っかかることがあって。シールドが邪魔になってアーム戻りきれてなかったこともあったし。その引っかかるストレスを失くすほうを選びました」

ぎ「アーム使ってみて気づいたことがあって、もう少しザグリを深く掘ってもらおうと思います。ザグリっていうのはピックアップの下とかのくぼみのことなんだけど、アーム使ってみたら思ったほど動かせなくて。今はブリッジを(ボディに対して)平行につけてもらっているんだけど、メインちゃんはブリッジを斜めにつけていてその分アームを大きく動かせるんだけど。やっぱり実際に弾いてみて気づくところがありますね」

~Beyond the crisis演奏~

ぎ「サスティンがやっぱりいいですね。あと音が早い。どのギターよりも弾いたらすぐに音が出ている気がします」
本「音は振動が関係しているから」(軽く説明していたけど覚えてない)

ぎ「ボディー裏の削りも少なくしてもらってます。斜めに削られているんだけど、ここの削りが大きいと弾いていたらだんだんギターが上を向いてきて、押さえる手がこうなってきて(手首の角度を変えて小指とかが指板から距離が大きくなる)ハイポジションとか弾きづらいんです。だから削りを少なくてしてくださいとお願いしたら、中村氏に削りを大きくしてくださいと言われることはよくあるけど、少なくしてくださいというのは初めてと言われました」
本「年取ったおっさんとかになってきたらお腹が出てくるからその削りがちょうどよくなるんだよ」
ぎ「どうやら俺はスレンダーってことがわかりました。本当かどうかわからないけどルナシーのJさんはこの斜めの削りを全部なくしてフラットにさせて、その代わり太腿を入れる窪みがあるとか聞いたことあります」
本「それは本当」
ぎ「構える位置が下だから、窪みに足を入れてベースを安定させるんでしょうね」

ぎ「俺1番にやりそうだなって思ったことが、このピックガードを割りそうです。ぶつけたりとか、はたまたセレクター変えるときに引っかけてとか。このピックガード作るだけども結構お金かかるんだろうな。作るとしても同じ木目にはもう出会えないですから」

ぎ「一部でも話したけどこのピックガードはブラックリンバというコリーナの木で作ってるんです。俺が端材を見ているときにこの木目が可愛いなって思って、木で作るのは思いつきだったんですけど高級感あっていいなと」
本「日本人は木を高級だと思う傾向があるらしい。車のダッシュボード(?)も高級車は木目調になってるし」
ぎ「やっと本田さんから高級という言葉が出てきましたね。ピックガードは中村氏がアタリをとって形とか考えてくれました。紙に描いて、まずアクリル板で形を作って、ここはもっとこうがいい言っていったらその場ですぐ直してくれたりして。これは元々このくらい大きな板(A4より大きめのイメージ)だったんですけど、この木目があったのがちょうど左上のところでそこを使ってもらいました。あとよく見てもらったらわかるかもしれないけど、これ2枚の木を接着させてるんです。ちょうどこのあたりで(セレクター側の下1cmくらいの位置?)色は赤く塗ってもらいました」
本「そのピックガードの色がアクセントになってていいよね」
ぎ「強度を持たせるために、トップ面がコリーナなんですけど、その裏にボディーと同じマホガニーを貼り合わせてもらってます。ただコリーナもマホガニーもどっちも柔らかい木なんですよね。柔らかいほうがしなって割れにくいかと思ってました」
本「そんなことはない。強度あって割れにくいのはやっぱりプラスチックとかになる」
ぎ「これ5mm(?)くらいあるけど」
本「でもピックアップの周りは木ではなくてそこはプラスチックにしたんだね」
ぎ「木にしたらオリジナルの1点ものになるけども、やっぱりここはマイクなんで。無難にプラスチックにしました。こだわり出したらジャックも裏パネルも全部木にしていたと思うし。中村氏にも同じ木目の木にしませんか?と言われたけども、木にしたら縮んだりして隙間ができたりちゃんと閉まらなくなったらいけないから、そこはプラスチックでお願いします、と決まってました。ライブに行った先で壊れても替えがきくように汎用性のあるものにしました」
本「このジャックならどこでも売ってるし」
ぎ「あ、でも裏パネルを豹柄にしようとかはちょっと考えてました。それにもし木にしていたら今日までに絶対ギター完成してなかったと思います」

~クラシックの曲演奏~
この曲初めて聞いたのと、作曲者名も全く知らなくて、覚えてなくて申し訳ないです。
(ぎるさんがマニアックな曲かもしれないけど、と前置きした後に作曲者名と曲名を言ってくださったのだが全然覚えれなかったです)
途中でテンポが変わったりして面白い曲でした。
ピックと薬指で同時に弾くやつ、1箇所はやってるなと思いました。

本「今気づいたけど、そのギターがクラシックっぽいからクラシックの選曲なの?」
ぎ「そうです、このギターだからクラシック弾きたくて俺の曲とクラシックって決めました」
本「みんな気づいてたの?すごいね」

本「ぎるはクラシックのCD持ってるの?そういう曲はどこで知るの?」
ぎ「クラシックの曲をギターで弾いている人とかいてそこで聞いてこの曲いいなと思って、最近はいろんなところで曲を聞ける世の中じゃないですか」
本「これもオケ作ったんだよね?」
ぎ「クラシックっぽく途中でテンポが変わったりして、だけど変えすぎると弾けなくなるから弾けるような落差にはしてます。メインメロディどの楽器の音を弾こうとか考えて。これはバイオリンの耳コピが大変でした。バイオリンはギターみたいにフレットがないから、音階がパリっとしていないというかぼやけていて、弾く人にとって音程も違うんです。ファの音でも、人によってはファ♯だったり、ミに近いファの音だったり、その音階を取るのに苦労して、だから一度全部楽譜に音階を書き出して違和感ないなってやってから打ち込みました。打ち込みは無料ソフト使っているので、みんな作ろうと思えば作れるんです。あ、無料ソフトってのは違法ソフトとかそういうのじゃなくて、ソフトを買ったときについてきた無料の音データのことで。ただ1つの音だけだったら深みとかないから、違う楽器の音を重ねたりして、音に奥行を持たせたりしてるんだけど。音を重ね過ぎたらどのインジゲーター上げても大きくなりすぎるから、そこは引き算とかしていくんですけどね」
本「引き算していけるのがすごい」
ぎ「俺は元々足し算の人なんです。どんどん音とか重ねていってたから、それではいけないと思って引き算の考えもするようにしてるんです」
本「クラシックだと元はドラムも入ってないからそれも考えてるんだよね?」
ぎ「ドラムはわからなくて、ズッダンズッダンって入ってればいいかなと。実際に叩けるフレーズなのかはわからない。ドラム詳しい人が聞いたら、そのシンバルは右にないんですけど、ってことが起きていることもあると思います」
作曲の話で「途中でキー変えることもある、高くて歌えない、思ったより低かったとか」なこともどこかで話していました。

話の流れ覚えてないけど。
ぎ「キャビネット2個持っているんですけど、1個はエンジニアの友達に無期限で貸し出してます。あともう1個は、俺が野音で蹴り破ったキャビネットなんだけど、修理されて今はコンバットの2Fにいます」

~Tiny Grace演奏~

本「ぎるは誰かにギター教わったことある?」
ぎ「宮ちゃんに。よく俺の右手のカッティングが手首が柔らかいとか感想もらうんだけど、そのカッティングを教わったのが宮脇俊郎さんなんです。俺本当にカッティングが下手くそで、こんなガチガチのフォーム(手首使わず上下させるような動き)だったから習いにいきました。そしてこう弾いたほうがいいよ、といろいろ教わって。ギターレッスンは3回行きました。あとジャズの入り口みたいなところまで習ってなるほどっと思って終わりました」
本「宮ちゃんね、あの人酔うとめちゃくちゃ面白いんだよ」
ぎ「それは知らないっすね。こないだコンバッド忘年会のときもいましたけど、そのときも酔ってはなかったかな」

本「発表がありまして、ぎるのシグネーチャーモデルギターが発売されることになりました。今までに何人からかお問合せをいただいていたんですがついに出ます。何年も前からぎるには作らないかとは言ってたんですが、ぎるが使っていたメインギターが完全なオリジナルではないから作るなら自分のオリジナルで作りたいからと断られてきたんだけど」
ぎ「俺も考えがころころ変わってきたからオリジナルを作れなかったんですけど、もうそろそろ固まってきたかなと」
本「この度完全オリジナルギターを作るということで、ぎると同じ仕様のギターを販売します。価格は45万+税です。かなり高額なのと、完成が9か月先ということでかなりお待たせしてしまうから、何か特典をつけれないかとぎるとで話し合って、今日購入してくれる人にはぎると1時間ほどミートアンドグリートできるっていうのを特典にしようと思います」
ぎ「ツーショット撮ったり、なんにでもサインも書きますし、俺が1時間ずっと弾いててくださいって言われるのも覚悟はしてます」
本「ぎると1対1でなんでもできます」
ぎ「マンツーマンはこわいので本田さんも立ち会ってください」
本「俺と最低限のスタッフはいます」
ぎ「もしかしたら俺が塗装をやるかもしれません。といっても混ぜた色のデータとかは全て残してもらっているんだけど。俺も自分のギターを作るぞってなったのが去年の8月くらいだったから、完成まで結構かかりますね」
本「ギター買いたい人はイベント終了後にカウンターまで来てください」

ぎ「このギターは生音も大きめですよね。空洞があるからかな」
本「アコギほどではないけど、通常のエレキよりは大きいですね。集合住宅なら大きな音出せないけど、これならアンプ通さなくても音がしっかり聞こえるから練習にもいいですね」

本「Feel the tone Vol.5もやりましょう」

ぎ「これって本田さんが締めたみたいになってます?この新しいギターの名前はまだついてないんですけど、貞子だけはないですけど、ギターの誕生日になるのかな。完成をもって誕生日になるのかな?お披露目できてよかったです。気持ちよく演奏もできました。早くいっぱい弾いていきたいです」


ざっくりとした覚書レポートでした。
NEWギターが完成するのを楽しみにしています!
イベントありがとうございました。