第7章 韓国ドラマ映画 
119.緑豆の花❷
 
 
 
 
 
まず1回目のレビュー記事はコチラ

 

今回「緑豆の花」のDVDを5枚借りましたが、何が不満ってDVD1枚に2話しか入って無い事です(笑)。

2話なら普通と思われるでしょうが、1話が韓国の放送時の30〜35分なんですね。 2話で日本での1話分です。
 
 
と言う事はDVD1枚に1話分しか入って無いって言う意味です。
それってズルく無いですか?(笑)
とっても損した気分なんですけど(笑)。
何で3〜4話入れてくれないの?
 
いつも言いますが、韓国の地上波ドラマは本編放送中にCMが入れられないので、1話を1部,2部と言う風に2部制にしています。
1日合計約60〜70分になる訳です。
それを毎週2回するので大変は大変なんですが。
 
 
DVDには2時間分位入っている物だと思い込んで居た私の目論みは無残に飛び散り、完結まで残り19枚も借りないとならないと言う、かなりの長期戦にもつれ込む事になりました。
こう言う時、配信サービスってやっぱり便利ですね。
 
借りるのが面倒で挫けてしまいそうですけど、ガンバって借りる事にします。
 
 
前回にも書きましたが、このドラマは写実的でシリアス、かつメルヘン調やファンタジー系は極力排除しています。
ひとつ意見させて頂けるなら、チョジョンソク演じる「アレ」(コシギ)と言うあだ名のリガンを陰ながら思慕するハンイェリ演じる客主ソンジャインの恋心は若干描かれますが、恋愛話しつまりコイバナが有りません。
 
 
それはそれで骨太で良いのですが、ストーリー上あらゆる層、特に我が家の家内 の様に時代劇が苦手な人種、堅い話しが不得意な人たちを惹きつける手段としてはやはり恋愛話しが有った方が没入しやすいと思うのです。
 
同じ時代を扱ったミスターサンシャインの成功も、案外ソコに有るのでは?と邪推したりします。
 
 
勿論、この2つのドラマを同列に見る事は出来ません。
ミスターサンシャインの方は歴史的事実、つまりは史実を省く傾向に有ったのですから。
義兵闘争をモチーフにしては居た物の、よりヒュージョン史劇要素が大きくて、我が国の文明開花期を描きたいのでは?と思うほどの背景描写でしたから。
 
反面、このドラマは甲午農民戦争を真正面から描いて居て、敵味方間の微妙な空気感もシッカリと描いて居ます。
 
<アレ(コシギ)ことリガン>
 
この5巻までで、チョジョンソク演じる「アレ(コシギ)」ことリガンが、人々に憎まれるアジョン衙前から如何に農民軍に参与する様になるかを丁寧に描きました。
納得行く展開です。
 
<チョヨンガプ役>
 
ひとつ残念なのは、アジョン衙前一家の兄弟間の矛盾を描くストーリーにしようとした余り、甲午農民戦争の前段階、すなわちコブ古阜農民暴動の直接的な引き金になったチョビョンガプ趙秉甲の悪事が強調されて居ない点です。
 
<ペクカ役>
 
チョビョンガプは我が国の貪官汚吏の内でも折り紙付きの悪人で、直接彼を処断する為に農民たちが立ち上がったのですが、その手下でアジョン衙前で有るペクカが強調され過ぎて居て、少々肩透かしを喰らいます。
 
<リバン吏房を継いだホン>
 
アジョンについてはコチラの記事を参照して下さい。↓↓↓

 

 

まあ、チョビョンガプはさっさと逃げてストーリー上は脇役になってしまうのですから仕方がないと言えばそうかも知れません。
 
<チョンボンジュン>
 
全琫準チョンボンジュンを演じている  チェムソンの演技がとても良くて、民衆の英雄だったロクトゥ緑豆将軍を格調高く演じて居ます。
 
もうひとつ、5話での描写で素晴らしいのがペクサン白山での再決起、つまり農民戦争の始まりです。
 
 
有名な言葉「立てばペクサン白山、座ればチュクサン竹山」が見事に描かれました。
これは、蜂起に立ち上がった農民軍の姿、白いチョゴリを着た大勢の農民軍で丘が白くなったさまを白山に喩(たと)え、竹槍(チュクチャン)を持って居るので農民軍が座ると彼らが持った竹槍がの様に聳(そび)えて見えると言う事で竹山に喩えた言葉です。
 
 
白山竹山も農民軍が蜂起した付近に有る地名です。
農民軍の気勢を的確に表した言葉で有名ですが、映像を見ると正に壮観です。
 
   <ドラマロケ地>
 
このドラマは甲午農民戦争を最初から最後まで知る上で保存版かも知れません。
朝鮮の歴史を習う人々、学生たちにも是非観てもらいたいと思いました。
 
書きたい事はまだまだ多いですが、また次の5巻を鑑賞のち出没させて頂きたいと思います。
 
 
トンハク東学についてはコチラ
 
第3回目レビューはコチラ

 

 

<参考文献>

나무위키
뭉클한 감동 주는 ‘녹두꽃’에 아쉬운 딱 한 가지
 

#韓国ドラマ #韓国時代劇ドラマ #韓国映画

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