一○奏-ichienso- のブログ -6ページ目

今ミュンヘンに向かってる。


今ミュンヘン行きのICE(ドイツ版新幹線)に乗ってます。
本日11/19の12時から開催のイベントJapandult(ヤーパンドゥルト)に出展する為だ。
朝5:12分発の電車に乗ってまだ眠い💤
ベルリンからICEで約5時間
HalleとかErfurtとか聞いたことない街を通過してミュンヘンに向かっている。
フリーwifiがあり快適
↑出発時、ベルリン中央駅で撮った写真。 
巨大クリスマスリールを飾り付けてる最中だった。
↑これがJapandult
今年の夏に出展しれ以来の2回目。
前売り券は完売らしい。びっくりだ。
今日の天気は雨のち曇の予報で微妙な天候だけど、どうなるだろうか。
お花カプセルは沢山用意したぞ!
その他フローライトや新作も準備した。
来週末はベルリンでもヤーパンマルクトがあるから、来週も忙しくなりそうだ。
そう言えばこの前のArtminius(通称おばちゃんだらけのイベント)で顔見知りだったフェリックスに再会。
シルバージュエリーつくってる。
超デカい指輪あった。
いやマジデカいドイツ人いるんだって。
彼の父がプロのゴールドスミスらしく技術は彼に習ったとか。
実は先月の工具盗まれ事件の件も知ってて、ドイツで良い工具売ってるお店のサイトも教えてもらった。
オンラインショップはなく、ウェブサイトからカタログをダウンロードして品番をメールで店に伝えるオールドスタイルらしい。実際のカタログも無料注文できるみたいなので、近いうちに頼みたい。
悪い事もあれば、救いの手を差し伸べてくれる優しい人もいるもんだ。
さあ、あと10分でミュンヘンに着くぞ。
それじゃあ行ってきます。




ポーチ盗まれ事件


ちょっと時間が経ってしまったが、
2週間前の10月8日の日曜日、
僕はまたウェディング地区のデザインマーケット、Weddingmarktに出店者として行った。
ちょっと肌寒かったが日がさすと暖かく、
秋っぽい空気の中穏やかにマーケットはスタート。
11時から始まり、僕自身も接客やマーケットを楽しんでた。
少しお客さんも居なくなり始めた午後4時頃、あるスパニッシュ系のお客さんが彼女にネックレスを買いたいと言って2人で現れて女性がネックレスを試着。するとチェーンが少し長く、短く出来ないか尋ねられた。
簡単な工具を持ってきていたので、「出来ますよ。少々お待ちください」とお客さんに返答。
作業はものの数分で完了、お客さんも満足そうだった。
そのお客さんが去ると、あるドイツ人の女友達が遊びに来てくれた。
彼女は日本好きで一○奏 -ichienso-のイヤリングが買いたいと言う。
すでにお目当ての作品をメールで聞いていたので、速攻でそれを購入。
事件が起きたのはその直後、その友人と会話中だった。
今回の僕の出店場所はコーナーブースで、背中側から走って来た誰か分からない男に"何か"が盗まれた。
本当に一瞬の出来事で僕はすぐにリアクションできずにフリーズして犯人を友人と目で追う事しかできなかった。
しかし何が取られたかもすぐに理解できず、財布はウォレットチェーン付きで身に付けてあるし。なんだ?
犯人が何かを盗んだあと、テーブルから僕のライターが落ちたのは知ってる。
僕は犯人は何かを盗もうとしたが失敗して、ライターだけ落としたんじゃないかとおもった。
とりあえずライターを拾い、犯人が逃げた方向に向かって小走りで向かった。
道行く人がアッチに逃げてったぞ、と教えてくれたが、もう犯人の姿はなかった。
友人1人を僕のブースに置き去りにしてたから、これ以上ゆっくり時間を使うことは出来ないと判断して戻った。
戻った後も何が盗まれたのか分からず、友人に犯人は何か盗ったか?と聞いたらたしかにポーチらしきものを盗んで言ったと言われ、ん~と考えた結果、工具が入った革のポーチだ!と判明。
たしかに大きさ的にも素材的にも財布っぽくみえる。
しかし中にはハサミやラジペン、ニッパー、目打ちなどの工具達。。
そしてマーケット終了。
非常に後味の悪い終わり方だ。
こんな事は初めてだ。
泥棒を肉眼で見たのも初めてだ。
肉眼で確認しながらも捕まえられなかった自分が悔しかった。
最悪だと思いながら荷物をパッキング。
完全に暗くなる前に、荷物を持ってもう一度犯人が逃げた方向に向かった。
道はあらゆる方向に繋がっていて、犯人の行方なんて全くわからない。
何となく犯人が逃げそうなルートを推理しながら裏道を進むと、なんと道端に俺のポーチを発見!
中は空だったが、まあこれだけでも見つけたのはお手柄である。 
日本が安全過ぎるというのもあるがドイツもやっぱり危険なんだなと再認識した。
出店の時は特にだが、外に行く時は面倒だが常に警戒心を怠ることは出来ない。
そんな事件があっても嫌なことばかりではない。
この人も今回のマーケットで出会った1人。
一○奏のジオメトリックネックレスとベルトを買ってもしてくれた。
↑彼はギリシャ人のミュージシャン
オーダーも含め4点ほどお迎えくださった。
それとアメリカからネットショップを通じて注文が入ったお客さんデザインのフローライトネックレスを形にした。
海外に住んでいると色んな意味で経験が出来る。
そして海外から見る日本も見えてくる。
日本の心とは何か、
それはお互いを気遣う心なんじゃないかと思う。
言い方を変えたら謙虚な気持ち。
争いを起こさず、相手を思い遣る協調性。
だからこそ世界一安全な国。
それはとても優しく、本当に素晴らしいことなのだが日本に住んでると忘れがちなんだ。

では海外はどうか?
国によって違いがあるとは思うが僕の住むドイツ、もしくはヨーロッパは本当に自分中の利己的主義だ。
たくましくないとヤられる。
意見を言わないと相手に飲み込まれる。
なので強く自分を律して自分の気持ちをストレートにドンドン伝えないといけない。
それはそれでとても大事なことで、当たり前ともいえる。

したがって逆に言えば日本人は優しすぎるから弱いと言えてしまうのだ。

今回の事件を踏まえてそんなことを思った。
なんだかんだで僕の海外生活はもう少し続きそうだ。




Neuheiten für den Herbst 〜秋の新作たち〜


Neuheiten für den Herbst
〜秋の新作たち〜
が揃って来ました!
(最近買った切り株がまたイイ雰囲気醸し出してますやん)
ノスタルジックな色合いが得意なので、もはやこの季節はどの作品も秋らしくみえるかも🦆
時計の淵部分にも革を巻いてあるぞ
数字は全て古い金属のアンティークスタンプを一つひとつ押してみた。
ベルトはよく見たら真っ直ぐなだけじゃないのもポイントなんです。
↑この謎の物体はオーダーメイドのネックレスで、蓋付きのパイプ状の容器になってます。
ん〜、この怪しさが👍
最後は温度計付きの湿度計!
湿度計の方がメインになってるのがイイね〜
ジャンクマーケットで見つけたクランプと木材を組み合わせて作品にしました。
程よいインダストリアル感と木の柔らかさのバランスも良き◎
ちょっとだけ台座から浮いてる
温度&湿度計本体はMade in Germanyでちゃんと実用性も兼ね備えております。