Muji community market
Die Kaiser Wilhelm Gedächtniskirche
(カイザーヴェルヘルム記念教会)の目の前にある、無印良品で行われたイベント、Muji community marketに昨日、一昨日8月23、24(金土)の2日間参加して来ました。
この教会は西ベルリンの有名な観光名所の1つであり、1891頃建設されたプロテスタントの教会。
ベルリンのシャルロッテンブルクにあり、塔の高さは建設時で113メートル、当時のベルリンで最も高い建物でした。
その後、第二次世界大戦中の1943年に塔は大きな被害を受け現在の71メートルになりました。
日本の原爆ドームを彷彿させます。
正直たった80年前に第二次世界大戦があったという歴史は僕にとっては現実とは思えません。とてつもなく昔のことのように聞こえます。
さて、話を現在2024年に戻しましょう。
日本でも御馴染みの無印良品は、実はここベルリンにも2店舗あり、今回出展させて頂いたコチラの店舗(MUJI Ku'damm Flagship)はヨーロッパでも最大なんだとか。
元々、スペインの有名なアパレルブランドZARAが入っていた店舗で、4年前からMUJIに変わりました。
↑今回の出展の為に作って頂いた看板
キレイにプリントしてくれて、アクリル板の中に入っており飾ってくれてました。
イベント終了後は中の用紙だけ記念に持って帰って来ました。
Muji community marketは世界中のMujiで開催されてます。
↑出展中の様子。
店内入口と言う最高過ぎる場所で出展させて頂きました。
この場所は僕1人だけで3階にグループで5人程出展してました。
お伝えしたいすごい事は、このMuji community marketは地元のアーティストを応援するコンセプトで、無料で出展出来る上に、売上の100%が作家側に入るのです。
普段のイベントは出展料はマストでかかり、大きなイベントなら尚更出店費は高いのがセオリー。
こんな作家側にとってメリットしかない企画を行ってる無印良品の懐の深さに脱帽すると同時に、日本に生まれて誇らしいです。
僕も微力ながらMujiファンになりました。
打ち合わせ時に聞いたコミュニティマーケットのコンセプトを下記に残します。
Discovering unique merchandise while exploring the local cultures through interactions with others and showing support towards local businesses which bring our communities together.
(他の人との交流を通じて地元の文化を探りながらユニークな商品を発見し、地域社会(コミュニティ)を結びつける地元作家を支援します)
↑定員さんが撮ってくれたムービーをインスタのストーリーズにアップしてくれてました。
しかもその定員さんが友人も連れて来てくれて、2人で作品を購入してくれました。
↑その2
僕のインスタのストーリーズにもリポスト。
出展時間はお店の営業時間である10時〜20時まで。
1日目終了後の夜はバーガーマイスターをウーバーで注文。美味かったです。
ベルリンに来たらオススメします。
他のイベント同様、指輪が一番人気でした。
初日が思ったより好調だった為、急遽初日終わりに仕上げたシルバーリングが2日目にいきなりシンデレラフィットしてました。
無印良品に来ているお客さんは日本好きでもあるのか、ネイルアート(?)もしてました。
店内もとても清潔で、落ち着く音楽が流れており、入口には屈強なセキュリティが警備しており、安心して展示販売出来ました。
またいつか戻って来たい。
プラチナの結婚指輪と最近のアクティビティ
ベルリンで活躍する若き日本人サッカー選手とひょんな事から知り合いになり、結婚指輪をオーダーされました。
お客様との打ち合わせの結果、今回はプラチナで制作決定。
内側にイニシャルと特別な日付、プラチナのクオリティを示すPt960を刻印。
以前までは手彫りで彫刻してましたが、今回はベルリンのよく行くマテリアルショップで刻印はオーダーしました。
初めてお店(Götze)で刻印をオーダーしましたが、素晴らしい出来栄えで、自分で彫るよりパーフェクト感あります。
これからはこの方法を勧めていきたい。
数日後に引き渡す予定。
プラチナの結婚指輪を制作したのは今回で2回目でしたが、ポリッシュしていくと本当にキレイで、
角度を変えてずっと見てられる。
木箱も今回は面白い材料を調達。
うす〜い文字で
Putzkastenと書いてあります。
掃除箱という意味で靴の清掃用品が入ってました。
それをまず金タワシで洗って、切断して、指輪の専用箱としてアップサイクル。
蓋の表面にnの文字が残ってるのがわかりますか?
金具を作って仕上げのニスを塗って完成
蝶板もオリジナルのケースから外したモノを使いました。
ウチの近くのアルコナプラッツ(Arkonaplatz)というベルリンの蚤の市で箱はゲット。
なんと100年以上前の箱だとか。
日本もそうですが、昔のモノって丈夫な木材とか使われてる事ありますよね。
あと数日前に時計バンドをリペアしました。
↑これが古いバンド
表面の革と裏革が剥がれてました。
ミシンでステッチを入れて修理。
↑先週の日曜日8/11はWeddingmarktでした。
夏限定の三角スタンドで今年も出展。
来月もやります。
ちょっと治安がよくないエリアだけど、主催者は比較的クオリティ高い出展者を選んでいて、それなりに知名度もあるので来客するお客さんの購買力も高め。
↑来週末の8/23,24(金、土)は日本でもお馴染みの無印良品が主催するMUJI Community marketというイベントにポップアップショップとして参加します。
海外で活躍するアーティストをサポートする企画で日本以外の世界各国で開催しているのだとか。
初めて参加するので楽しみです。
指輪がベルリンでは人気あるので新作もいくつか作って持っていきます。
ベルリンに戻って来て2週間
2024年6月29日、
東京からフィンランドのヘルシンキを経由して、翌日30日にベルリンに戻ってきた。
↑この写真でも分かるように、東京からぐる〜っと右上の大陸の隙間を通り、とんでもないルートでロシアを避けて北極の上を飛行した。
物価高と戦争の影響で飛行機代は随分高くなった。
遠回りする燃油費は客の負担になる。
ヘルシンキでトランジット、
フィンランドの空港が非常にオシャレで、国としても興味が出てきてます。
来年夏とかに遊びに来れたらいいなぁ。
翌日の6月30日、
朝10時頃にベルリンに着いた。
自宅に戻って来たのは昼過ぎ。
日本に比べたら随分涼しくて、というよりちょっと寒くて夜は冬と同じ寝具で寝ました。
その翌日の7月1日は僕にとって重要な日だった。
朝09:05に移民局での予約があり、30分前から指定の待合室でスタンバイ。
時間丁度に僕の番号が呼ばれ、表示された指定の部屋番号に向かい入り、Daueraufenthalt EU(ダウアーハルトエントハルトエーウー)と呼ばれるEU永住権を取得した。
これはドイツは勿論、EU加盟国である27 カ国にも永住出来るカード。
面接時での話には出なかったが、永住権を取れてから自分で調べた。
多分これはブルーカードなんじゃないか?と思った。
ブルーカードの定義、説明をコピペします↓
「2009年に欧州理事会によって初めて導入されたEUブルーカードは、欧州以外の市民に欧州連合に居住し就労する権利を与えるものです。 ブルーカードは、通常、通常の労働者ではなく専門家にのみ付与され、その主な目的は、より資格のある外国人を欧州に招き、働いてもらうことです。」
もしかしたら、これに該当しているのではないかと思いました。違うかもしれませんが、
何はともあれ嬉しいです。
人生何が起きるかわかりませんね。
そして7/7はJapanmarkt Berlinでした。
応募したのが遅くて、ブースいっぱいで出展出来ないと断られましたが、開催日の3日前に急遽連絡が来て、やっぱり出展出来ると言われて、こっちも急遽準備。
日本にいるときから出展出来ない事がわかってたので、在庫をソラマチのお店(ムーラヴェール 東京スカイツリータウン・ソラマチ店)に送ってしまっていたので、大した作品は並べられなかったが参加出来て良かった。
↑室内と中庭で開催
そして、その1週間後、
7/14日は朝4時起きで、ミュンヘンに向かった。
これもJapanマルクト関係のDultってなまえのミュンヘンバージョンのイベント。
ベルリンからICEで4〜5時間。
規模はベルリンより半分ぐらい。
ベルリンはインターナショナル感あるのに対して、ミュンヘンはドイツ人がほとんど。
フランクフルトから来てた出展者からも、ベルリンだけが特別多国籍だと言ってました。
会場内のコンサートホールでは和太鼓とか演奏してた。
日本にはアニメや漫画などの若い人を魅了するカルチャーだけでなく、武士道や楽器、美しい着物などの大人も魅了する沢山のカルチャーが存在する。
意外と相撲も好きな人います。
更に食文化についても魅力的に映り、クオリティも高く美味しくてヘルシーな印象もある。
その上、国が最高水準で安全で人々は優しい。
長くドイツに滞在していると日本がいかに魅力的な国なのかが少しづつ見えてくる。
今回のハイライトはなんと言ってもこの一○奏タッシェ!(一○奏鞄)
イベント前日に目玉商品として完成させた作品。
ミュンヘナーリンのマダムが気に入って買ってくれました。
作品の写真を撮り忘れてたので、その場でパシャリ。
自分の中で一○奏ファーベ(一○奏色)と呼んでる染色技法で染められた独自の色合い。
イベント中盤に戻って来て購入を決めてくれてびっくりしましたが仕上げた甲斐がありました。
そして無事イベントは終了。
その日の夜はホテルに泊まりました。
東京のように高層マンションは殆ど無い中、8階の部屋で、ミュンヘンの街並みが新鮮でした。
次の日、ミュンヘナーティアパークと呼ばれる動物園に足を運んだ。
かなり広い敷地で、その日はドイツでも特に暑い日で気温は30度まで上がった。
ドイツでは気温がそこまで上がるのは1年で1回あるか無いか。
珍しくシロクマが見れた。暑かっただろうなぁ。
てっきり屋内にいるかと思ってたら野外だった。
この環境でもいけるんかぁ。デカくて可愛かった。
ベルリンに帰る前にドイツ料理を食べた。
店の雰囲気も伝統的なドイツらしさが出ていた。
甲冑の像とか樽とか馬車の車輪とかあって、ドラクエみたいだった。
イベントも今回のミュンヘンも満喫できて満足!
同じオーガナイザーのJapan-marktが次回10月にケルンで開催される事が決定しているので申込みしようと決意。
特にJapan系のイベントはお客さんも温かく、地方だと更にそれが顕著な印象も受けているのでケルンも今から楽しみにしている。