新型コロナにより外出自粛中でしたが、6月から中国地方の往来が解除されたので、岡山県北の温泉と道の駅を巡ってきました。
2020年6月2日~5日の4日間の車中泊の旅でした。
1日目は、広島県東部の道の駅を北上して、岡山県北部に入り、湯原温泉泊
2日目は、蒜山高原を経由して、奥津温泉まで行きました。
15:00 奥津温泉の下流3kmにわたり流れる吉井川沿いにある奥津渓にやってきました。
昭和7年、国の名勝地に指定されている美しい渓谷で、四季それぞれに趣のある自然美が楽しめます。
私が訪れた6月初旬は、新緑が美しい季節でした。
蒜山高原から1時間で、奥津温泉の下流にある奥津渓までやってきました。
奥津渓は甌穴(おうけつ)が有名です。
石柱の左側に甌穴が2つ見えますが、ここは道路と同じ高さにあり、現在の川面よりかなり高い位置になります。
古代には、ここが川面で甌穴ができて、だんだん浸食されて川面が下がったことを示しています。
奥津渓八景のうち、今立っているところが「臼渕の甌穴群」のあるところで、「東洋一の甌穴」ともいわれています。
春はコブシ、シャクナゲ、ツツジの花が咲き、夏は新緑、秋はモミジやブナ、カエデの紅葉、冬は雪景色と、四季折々に変化にとんだ渓谷美で人気のスポットです。
先ほどの2個の甌穴のすぐそばにある甌穴です。
甌穴(おうけつ)とは、水流が渦巻いて河底にあった石の塊が、数千万年の永い年月にわたって回転した結果、河床の花崗岩に凹を生じ、その中に落ち込んだ石塊がさらに内部で渦を巻き大きくなったものです。
現在の河床にある甌穴は、直径5m、深さ3mもあります。
奥津温泉と奥津渓は、1962年に映画化された「秋津温泉」のロケ地となりました。
岡田茉莉子と長門裕之が主人公でした。
残念ながら私は観ていません。
このあと、奥津温泉へ行きました。
--- つづく ---